事業内容
シェアリングテクノロジー株式会社は、ポータルサイト『生活110番』および約150ジャンルのバーティカルメディアサイトを運営し、カギ開錠・水漏れ・ハウスクリーニング等の生活トラブルを抱えるユーザーと全国7,222店の加盟店をWEB上でマッチングする『暮らしのお困りごと』事業を展開する。24時間365日稼働のコールセンターがユーザーニーズをヒアリングし、独自システム『Mover』を通じて最適な加盟店を選定・紹介する。
主要顧客は突発的・緊急性の高い生活トラブルを抱える全国の一般消費者であり、少子高齢化の進展に伴う単身高齢者の増加が潜在需要を拡大させる構造にある。2006年設立、2017年東証マザーズ上場(現グロース市場)。
ビジネスモデル
主収益は加盟店がユーザーへのサービス提供完了時に支払う「成果報酬型」手数料と、ユーザー紹介時点で収受する「紹介報酬型」手数料の二本柱。加えて、自社スタッフ・グループ会社による「自社施工」事業を拡大中であり、Q1外部売上収益は前年同期370百万円から696百万円へ急拡大している。
WEB集客(リスティング広告・オーガニック検索)でユーザーを獲得し、コールセンターとシステム『Mover』で効率的にマッチングすることで、固定費を抑えながらスケールするアセットライトな構造を持つ。
企業の強み
2021期に営業損失1,131百万円を計上した後、2022期に黒字転換。以降、売上高は3,532百万円→8,580百万円へ約2.4倍に拡大し、2025期営業利益は2,074百万円、営業利益率は約24.2%に達する。強固な収益体質への転換が数値で確認できる。
全国7,222店(2025年9月30日時点)の加盟店を擁し、独自開発システム『Mover』で案件の一括管理・加盟店ランク付けを実施。クレーム率は約0.2%と極めて低水準に維持されており、サービス品質の高さが数値で裏付けられている。
取扱ジャンルは約150に及び、緊急性の高いカギ・水漏れ・ガラス修理等を多数含む。日常生活で継続的に発生するトラブル対応であるため景気変動の影響を受けにくく、高齢化率2025年29.4%・2070年38.7%予測という構造的追い風も存在する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)の売上収益は4,328百万円(前年同期比15.1%増)、営業利益は973百万円(同9.6%増)、親会社帰属中間利益は669百万円(同12.9%増)。売上収益の成長率は前年同期の15.8%とほぼ同水準を維持。
自社施工事業の急拡大(外部売上収益前年同期比65.7%増)が全体成長を牽引する一方、販売費及び一般管理費が3,055百万円(前年同期2,620百万円)と増加し、営業利益率は22.5%(前年同期23.6%)とやや低下。通期予想は売上収益9,800百万円・営業利益3,650百万円で、下期に「フランチャイズの窓口」事業譲渡益1,449百万円の計上が見込まれる。
外部環境として物価上昇の長期化や米国通商政策の不透明感が消費マインドに影響しうるが、生活インフラ型需要の底堅さが業績を下支えしている。
成長戦略
自社施工体制の垂直統合深化と暮らしのお困りごと事業への経営資源集中
当社グループが元請となる自社施工事業の売上収益は中間期1,268百万円(前年同期比65.7%増)と急拡大。施工品質向上と対応領域拡充を通じてユーザー満足度と収益性の両立を追求する。
建築設計施工・住宅リフォームを手がけるライフラインを2026年4月1日付で100%取得。多様な顧客ニーズへの対応力を高め、自社施工セグメントの事業拡大と企業価値向上を図る。
株式会社オズビジョンへの事業譲渡(2026年4月1日)により事業譲渡益1,449百万円を計上。暮らしのお困りごと事業への経営資源集中を加速し、中長期的な企業価値最大化を目指す。
リスティング広告・オーガニック検索の最適化によるユーザー獲得コスト低減と、独自システム『Mover』の機能拡充によるオペレーション効率化・サービス品質向上を継続推進する。
最終更新: 2026年7月17日

