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株式会社SYSホールディングス

3988東証スタンダード情報通信業

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事業内容

株式会社SYSホールディングスは、純粋持株会社である当社と国内連結子会社17社・海外連結子会社2社の計20社で構成される総合情報サービスグループ。1991年設立の株式会社エスワイシステムを中核に、IT人材の創出・育成から提案・コンサルティング、情報インフラ構築、システム開発、保守・運用、製品販売まで一貫して提供する「総合情報サービス」を事業領域とする。

主要顧客は製造業(自動車・重工業・工作機械等)、金融・エネルギー・官公庁等の社会インフラ関連企業。グローバル製造業ソリューション、社会情報インフラ・ソリューション、モバイル・ソリューションの3区分で事業を展開し、東証スタンダード市場に上場している。

ビジネスモデル

業界未経験者を採用し、OffJT・OJT組み合わせの独自教育で早期実践登用することでIT人材を低コストで創出。顧客現場への派遣から始め、チームとして体制を整えた後に工程単位の請負へ移行する「双方向持ち帰りモデル」と、既存システムの改良・運用保守を毎月定量発注いただく「定量発注モデル」により、安定したリピートオーダーを確保。

M&Aによる子会社拡大も収益基盤の拡充手段として活用している。

企業の強み

2005年6月以降、自治体からの職業訓練受託(エスワイ・ITカレッジ等)を通じて未経験者からIT人材を継続創出。技術職は未経験者採用のみを行う子会社も存在し、就活ナビサイトに頼らない独自採用ルートを確立。

女性採用比率40%目標のもと「えるぼし認定(3段階目)」を取得するなど多様な人材確保を実現している。

2013年の持株会社設立以降、積極的なM&Aを実施。2022年11月に4社を同時子会社化するなど、2024年8月にも2社取得、2025年5月・8月にも追加取得を継続。2025年7月期末時点で国内17社・海外2社の計20社体制を構築し、M&Aが売上高増加の主要ドライバーとなっている。

総務省「サービス産業動態統計調査」によると2025年6月の情報サービス業売上高は前年同月比8.4%増・39か月連続増加。社会情報インフラ・ソリューションでは金融関連顧客等からの受注が堅調に推移し、2025年7月期の同ソリューション売上高は8,575百万円(前期比12.8%増)。

受注残高も前期比36.4%増の2,365百万円に拡大している。

エンヴァリスの着眼点

2026年7月期第3四半期累計売上高11,656百万円は前年同期比13.6%増で過去最高を更新。一方、営業利益534百万円(同4.7%増)と増益ながら売上高増加率を大幅に下回り、営業利益率は4.6%にとどまる。

赤字プロジェクトの発生、退職増加による技術者稼働減少、人件費増加、M&A関連費用・子会社移転費用等の販管費増加が利益率改善の重石となっている。

2026年7月期通期予想は売上高16,850百万円(前期比19.9%増)、営業利益1,044百万円(同48.1%増)、当期純利益604百万円(同42.9%増)で変更なし。第3四半期累計の営業利益534百万円は通期予想の51.2%にとどまり、残り1四半期で510百万円の営業利益が必要な計算となる。

前期第4四半期の実績(通期705百万円-前3Q累計510百万円=195百万円)と比較すると、第4四半期への利益集中が例年以上に大きく、達成確度の見極めが重要。

自己資本比率は49.2%(2026年4月末)と前期末47.4%から改善し、純資産も4,043百万円に増加。一方、長期借入金(1年内返済予定含む)は1,354百万円残存しており、M&A積極化に伴うのれん残高579百万円の管理も継続的な留意事項。

米国関税政策や中東地政学リスク等の外部環境の不透明感が製造業顧客の設備投資意欲に影響する可能性もある。

成長戦略

基幹システム総合サポート・未経験者採用・M&Aの3軸で2028年7月期売上高22,000百万円を目指す

前連結会計年度および当連結会計年度においてM&Aによる新規連結子会社を取り込み、売上高拡大に貢献。2026年7月期第3四半期累計売上高11,656百万円は過去最高を更新しており、M&Aが成長の重要な柱として機能している。

未経験者採用と独自教育プログラムにより技術者を自前で育成・確保する体制を維持。退職が予想を上回り技術者稼働が減少した局面もあり、採用・定着率の改善が収益性向上の鍵となる。

顧客からの信頼獲得を通じたリピートオーダーの提案・受注に注力。社会情報インフラ・ソリューション(金融関連等)およびグローバル製造業ソリューション(搬送機・鉄鋼等)で堅調な受注を継続しており、安定収益基盤の強化が進んでいる。

最終更新: 2026年7月17日