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株式会社ビーブレイクシステムズ

3986東証スタンダード情報通信業

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事業内容

株式会社ビーブレイクシステムズは2002年設立、東京証券取引所グロース市場上場のITベンダーである。主力事業はサービス業(システム開発・派遣・広告業等)向けクラウドERP「MA-EYES」の開発・販売を行うパッケージ事業と、Java特化の常駐型システム開発・IT人材派遣を行うシステムインテグレーション事業の2本柱で構成される。

主要顧客は従業員数100人以上1,000人未満の中堅サービス業企業であり、SaaS版・一括導入版・スクラッチ開発の3形態で提供する。単体経営で企業集団は形成していない。

ビジネスモデル

パッケージ事業はERP導入時の一括対価(フロー型)と継続利用料(ストック型)の二層構造で収益を得る。SaaS版は最短3営業日で稼働可能な低参入障壁型、一括導入版はセミオーダー手法による高付加価値型として顧客層を使い分ける。

システムインテグレーション事業は常駐型開発・人材派遣で安定収益を確保しつつ、両事業間でエンジニアを柔軟に配置転換することで稼働率を最適化する構造を持つ。

企業の強み

標準パッケージの基盤を活用しつつ顧客固有機能をスクラッチ同様に開発する「セミオーダー」手法を採用。業務プロセス変更を強いる従来型ERPの課題を解消し、予算制約のある中堅サービス業へのERP導入ハードルを引き下げている。2005年のMA-EYESリリース以来、20年にわたり同手法を磨き続けている。

2025年6月期末時点で有利子負債残高はゼロ。現金及び預金残高は1,704百万円、総資産2,292百万円に対し純資産1,714百万円と財務健全性は高い。定期預金・有価証券への積極的な資金運用も行っており、事業拡大や投資余力を十分に確保している。

パッケージ事業とシステムインテグレーション事業の双方に対応可能な技術者体制を構築し、繁閑に応じて柔軟に配置転換する。2025年6月期にはパッケージ事業の売上減少局面でSI事業へエンジニアをシフトし、SI事業売上高651百万円(前期比10.0%増)・セグメント利益154百万円(同13.5%増)を実現した。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期第3四半期累計の営業利益は99百万円(前年同期比+11.7%増)と、2期連続減少から反転した。売上高は1,028百万円(同▲2.3%)と微減ながら、販売費及び一般管理費が371百万円(前年同期394百万円)と大幅に圧縮されたことが利益改善の主因。

通期予想(営業利益142百万円)に対する3Q累計進捗率は69.7%であり、第4四半期に43百万円の積み上げが必要。前期受注の大規模案件が順調に進捗していることから、通期達成の蓋然性は高いと判断される。

パッケージ事業の3Q累計売上高は549百万円(前年同期比▲1.8%)と微減。一括導入版の新規受注および既存ユーザーからの追加開発受注が伸び悩んでいる点は懸念材料。

一方でSaaS版は計画比堅調と開示されており、ストック収益の積み上がりが今後の収益安定化に寄与するか注目される。外部要因として企業のシステム投資ニーズは安定しているものの、競合ERPとの差別化維持が引き続き課題となる。

SI事業の3Q累計売上高は479百万円(前年同期比▲2.9%)、セグメント利益は103百万円(同▲8.7%)と減収減益。単価・工数・売上高は計画を上回ったものの、研究開発プロジェクトへのアサインを優先する方針が外部受注の抑制につながっている。

また損益計算書上、営業外費用として市場変更費用10百万円が新規計上されており、経常利益への影響が生じている。次世代MA-EYES開発への投資が将来収益に結実するかが評価の分岐点となる。

成長戦略

次世代MA-EYES開発・SaaS拡販・SI事業強化の三位一体で収益構造を高度化

SaaS版ノンカスタマイズ版の新規受注が計画比堅調に推移しており、ストック型収益の積み上げを加速させる。継続利用料収入の拡大により収益の安定性・予見可能性を高めることが目的。2026年6月期第3四半期累計でパッケージ事業売上高549百万円を計上。

研究開発プロジェクトへのエンジニアアサインを優先する方針を明示しており、次世代製品の開発に経営資源を集中投下している。SI事業の短期収益を一部犠牲にしてでも将来の製品競争力強化を優先する戦略的判断が行われている。

堅調なIT需要を背景に単価・工数・売上高が計画を上回る水準で推移。Humalanceを活用した外部フリーランスリソースの確保により受注対応力を強化し、パッケージ事業の開発工数変動を吸収しながら安定収益を創出する。3Q累計売上高479百万円。

最終更新: 2026年7月17日