株式会社キャピタル・アセット・プランニング logo

株式会社キャピタル・アセット・プランニング

3965東証スタンダード情報通信業

株式会社キャピタル・アセット・プランニング logo
株式会社キャピタル・アセット・プランニング3965

システム開発事業

金融機関向けFT×ITシステム開発を核とする単一事業セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期中間期累計)5,487百万円4,722百万円(2025年9月期中間期)
営業利益(2026年9月期中間期累計)638百万円383百万円(2025年9月期中間期)
営業利益率(2026年9月期中間期累計)11.6%8.1%(2025年9月期中間期)
経常利益(2026年9月期中間期累計)643百万円389百万円(2025年9月期中間期)
親会社株主に帰属する中間純利益(2026年9月期中間期累計)405百万円267百万円(2025年9月期中間期)
売上総利益率(2026年9月期中間期累計)26.9%24.5%(2025年9月期中間期)
受託開発売上高(2026年9月期中間期累計)5,185百万円(構成比94.5%)4,469百万円(2025年9月期中間期、構成比94.7%)
使用許諾・保守売上高(2026年9月期中間期累計)294百万円(構成比5.4%)238百万円(2025年9月期中間期、構成比5.1%)
1株当たり中間純利益(2026年9月期中間期)70.48円46.54円(2025年9月期中間期)
通期売上高予想(2026年9月期)10,300百万円(前期比6.3%増)9,692百万円(2025年9月期実績)
通期営業利益予想(2026年9月期)730百万円(前期比37.6%増)530百万円(2025年9月期実績)
自己資本比率(2026年9月期中間期末)56.0%56.1%(2025年9月期末)
現金及び現金同等物(2026年9月期中間期末)2,417百万円1,747百万円(2025年9月期末)

事業詳細

生命保険会社・銀行・証券会社・IFA等を主要顧客とし、保険設計書・申込書システム、資産管理プラットフォーム、ゴールベースプランニングシステム等のフロントエンド・バックオフィスシステム開発を主力とする。収益モデルは受託開発収入(売上の約94.5%)と使用許諾・保守運用収入(約5.4%)で構成。政府の「資産運用立国」政策を追い風に、生成AI・AIエージェント活用による次世代型金融プラットフォームへの展開を推進している。

直近の概況

中間期として過去最大の売上・利益を達成し、通期予想を上方修正

2026年9月期中間期(2025年10月~2026年3月)の売上高は5,487百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益は638百万円(同66.3%増)と、いずれも中間連結会計期間として過去最大を記録。生命保険会社向け受託開発(前年同期比13.4%増)および銀行・証券・IFA向け(同33.8%増)がともに好調。売上原価・販管費の増加率が売上高増加率を下回り、営業利益率は8.1%から11.6%へ大幅改善。これを受け通期の営業利益・経常利益・当期純利益予想を前回発表予想から上方修正。中間配当も前年同期比2.00円増の10.50円に引き上げ、年間配当予想は21.00円(前期18.00円)に修正。

主要プロダクト

service
受託開発(生命保険会社向け)

組織再編に伴うシステム統合、第三分野保険新商品対応設計書・申込書システム、保険代理店管理システム開発等を手掛ける。2026年9月期中間期の生命保険会社向け売上は前年同期比13.4%増(547,875千円増)と好調。売上全体の大部分を占める主力領域。

service
受託開発(銀行・証券・IFA向け)

メガバンク向け資産管理プラットフォームのUI/UX改善、ネット銀行の業務プロセスペーパレス化、証券会社向けIFA投資商品発注サポートシステム機能改善等を展開。2026年9月期中間期の銀行・証券・IFA等向け売上は前年同期比33.8%増(217,579千円増)と高成長。

platform
統合資産管理システム WMW(Wealth Management Workstation)

使用許諾・使用料課金による収入を得るストック型収益モデル。2026年9月期中間期の使用許諾・保守売上高は前年同期比23.2%増の294,238千円。受託開発に次ぐ収益源として拡大中。

platform
IFA向け統合資産管理プラットフォーム(Trust Engine)

2025年7月に台湾フィンテック企業SoftBI社と合弁で株式会社Trust Engineを設立。タックスプランニング・ファイナンシャルプランニング・ポートフォリオマネジメント機能を搭載した統合プラットフォームを開発中。当連結会計年度中にリリース予定で、IFAや証券会社からの使用ライセンス数に基づくストック型ビジネスモデルを展開予定。

service
生成AI活用サービス(LibelliS・AIエージェント・AI-OCR)

「LibelliS」は保険募集文書の誤りを生成AIがチェックするサービスで生命保険会社向けに有償PoCを提供中。東大松尾研発スタートアップ株式会社Elithと共同でAI-OCRを使った決算書読み取り・自社株評価システムを提供。相続・財産承継提案のためのAIエージェントシステムを開発中。社内開発工程では生成AIツール活用により工程によって最大約60%の時間短縮効果を実現。

service
ファミリーオフィスビジネス(Wealth Engine)

人生100年時代・大相続時代に対応した相続・事業承継・資産運用事業を展開するために100%子会社の株式会社Wealth Engineを設立。投資助言・代理業、第二種金融商品取引業のライセンス取得に向けて申請中。富裕層向け資産運用商品の企画・開発を開始。

成長ドライバー

  • 政府「資産運用立国」政策・新NISAによる金融機関のITシステム投資拡大(金融機関のDX推進・業務プロセス再構築需要の継続)
  • 生命保険会社向け受託開発の継続拡大(組織再編に伴うシステム統合、第三分野保険新商品対応、資産形成商品リリースに伴う新規受注)
  • 銀行・証券・IFA向け事業ポートフォリオ多角化(2026年9月期中間期前年同期比33.8%増と高成長)
  • 生成AI・AIエージェントによる金融機関の業務効率化・付加価値向上ニーズの急速な拡大
  • 人生100年時代・大相続時代を背景とした相続・財産承継・資産運用コンサルティング機能高度化ニーズの高まり
  • 使用許諾・保守収入(ストック型収益)の拡大(2026年9月期中間期前年同期比23.2%増)
  • Trust Engine統合プラットフォームのリリースによるIFA・証券会社向けストック型ビジネスモデルの確立
  • 生成AIツール活用による社内開発工程の生産性向上(工程によって最大約60%の時間短縮効果)

リスク

  • 売上の大部分を生損保会社向けが占める顧客集中リスク(ソニー生命保険1社で売上の40.1%を占める構造)
  • 生命保険会社の新商品販売時期(4月・10月)への売上偏重による四半期間の業績変動リスク
  • 受託開発拡大に伴う労務費・外注費の増加(2026年9月期中間期売上原価4,010百万円、前年同期比12.5%増)
  • Trust Engine・Wealth Engineなど新規事業子会社の先行投資負担(非支配株主に帰属する中間純損失10百万円)
  • 投資有価証券評価損の計上(2026年9月期中間期に29百万円の特別損失)およびその他有価証券評価差額金の大幅減少(208百万円減)
  • 生成AI等先進技術の急速な進化への対応遅延リスク
  • 優秀なプログラマー・金融専門人材の確保難(情報サービス産業における人材獲得競争の激化)
  • 米国通商政策・中東情勢等の地政学的不確実性が金融機関のIT投資計画に与える影響

最終更新: 2025年12月18日