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3930東証グロース情報通信業

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株式会社はてな3930

UGCサービス事業(単一セグメント)

UGC基盤を軸にテクノロジー・マーケティング・プラットフォームの3サービスを展開

期間今期前期増減率
売上高(2026年7月期第3四半期累計)2,718百万円2,895百万円(前年同期)
営業利益(2026年7月期第3四半期累計)96百万円303百万円(前年同期)
経常利益(2026年7月期第3四半期累計)103百万円299百万円(前年同期)
四半期純損益(2026年7月期第3四半期累計)△718百万円204百万円(前年同期)
売上高(2026年7月期通期予想)3,640百万円3,795百万円(2025年7月期通期実績)
営業利益(2026年7月期通期予想)113百万円339百万円(2025年7月期通期実績)
自己資本比率(2026年7月期第3四半期末)78.2%81.6%(2025年7月期末)
総資産(2026年7月期第3四半期末)2,709百万円3,450百万円(2025年7月期末)
テクノロジーソリューションサービス売上高(第3四半期累計)2,063百万円2,153百万円(前年同期)
コンテンツマーケティングサービス売上高(第3四半期累計)409百万円489百万円(前年同期)
コンテンツプラットフォームサービス売上高(第3四半期累計)239百万円247百万円(前年同期)
1株当たり四半期純損益(第3四半期累計)△240.25円68.82円(前年同期)

事業詳細

「はてなブログ」「はてなブックマーク」等のUGCサービスで培った技術力・ユーザーコミュニティを基盤に、法人向け「テクノロジーソリューションサービス」(マンガビューワGigaViewer・Mackerel等)、「コンテンツマーケティングサービス」(はてなCMS・toitta)、個人向け「コンテンツプラットフォームサービス」の3領域を展開。ITリテラシーの高いユーザーコミュニティが差別化要因。2026年7月期第3四半期累計は資金流出事案に伴う特別損失1,180百万円の計上により四半期純損失718百万円を計上。

直近の概況

資金流出事案で特別損失1,180百万円を計上、四半期純損失718百万円に転落

2026年7月期第3四半期累計(2025年8月〜2026年4月)において、資金流出事案に伴う損失1,180百万円を特別損失として計上。これにより税引前四半期純損失1,076百万円、四半期純損失718百万円となった。営業利益ベースでは96百万円(前年同期比68.3%減)と大幅減益。売上高も2,718百万円(同6.1%減)と減収。通期業績予想を修正し、売上高3,640百万円・営業利益113百万円・当期純損失767百万円に下方修正。現金及び預金は950百万円(前期末比1,186百万円減)に減少し、短期借入金250百万円を新規調達。当座貸越契約(総額1,700百万円、未実行残高1,450百万円)によりバックアップラインを確保している。

主要プロダクト

product
GigaViewer(ギガビューワ)

出版社向けマンガビューワプラットフォーム。Web版はデファクトスタンダードを獲得済み。アプリ版「GigaViewer for Apps」は「少年ジャンプ+」(ダウンロード数2,800万超)に採用。2026年5月末時点でアプリ版・Web版合計18社・搭載累計28サービス。デジタル広告支援サービス「Comic Growth powered by GigaViewer」も本格始動。

product
Mackerel(マカレル)

サーバー監視からアプリケーション全体のオブザーバビリティプラットフォームへ拡大中。2025年5月にAPM(アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング)機能を正式リリース。OpenTelemetry対応により新規顧客獲得を推進。APM機能提供開始により全体として回復の兆しが見え始めている。

platform
はてなCMS

コンテンツマーケティングサービスの中核プロダクト。オウンドメディア構築・運用支援を提供。一部個別案件で広告・マーケティング予算縮減による広告出稿手控えが発生し、継続受注に至らなかったケースがあり、運用数合計は148件(前年同期比2件減)となった。

service
toitta(トイッタ)

生成AIを活用してインタビュー内容を的確かつ安価に整理・共有できるSaaS。2024年10月正式サービス開始。新たに調査設計からレポートまでの全工程をリサーチのプロが実施し最短5営業日でレポートを提供する「toitta N1インタビュー調査」サービスを開始。顧客候補から高評価を受けており、人的投資を継続して事業加速を目指す。

platform
はてなブログ/はてなブックマーク

コンテンツプラットフォームサービスの主力。「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加。一方、有料プラン「はてなブログPro」の契約件数・投稿数は各種SNSとの競争激化により減少。広告単価の下落傾向も継続しており、課金売上・広告収入ともに低調に推移。CtoC課金サービス強化や生成AIベンダーとのパートナーシップ検討を進める。

成長ドライバー

  • GigaViewer for Appsの導入拡大:アプリ版はWeb版より閲覧数・販売額が大きく、開発・運用料に加えレベニューシェア(広告・課金収益)の大幅拡大が期待される
  • Mackerel APM機能の拡販:2025年5月正式リリースにより既存顧客へのアップセルと新規顧客獲得を推進、全体として回復の兆しが見え始めている
  • toittaの事業成長:生成AI活用インタビュー分析SaaSとして顧客候補から高評価を受けており、「toitta N1インタビュー調査」サービス開始により支援範囲を拡大
  • Comic Growth powered by GigaViewerの本格始動:戦略立案から実施・効果検証までデジタル広告をワンストップ支援するサービスで支援範囲の拡大を推進
  • 電子コミック市場の拡大:2025年市場規模は前年比2.9%増の5,273億円(全国出版協会)、出版社のデジタル化需要が当社技術力への需要を高める
  • インターネット広告市場の堅調推移:2025年インターネット広告費は4兆459百万円(前年比110.8%増、電通)と拡大継続

リスク

  • 資金流出事案の影響:特別損失1,180百万円の計上により純資産が大幅に毀損し、現金及び預金が950百万円まで減少
  • 大型受託開発案件の一過性売上変動:前年同期比で大型案件の納品減少が売上・利益を大幅に押し下げるリスク
  • 広告単価の下落継続:コンテンツプラットフォームサービス・コンテンツマーケティングサービスともに広告単価下落傾向が継続
  • 顧客集中リスク:特定大手出版社への依存度が高く、当該顧客の予算縮小が業績に直接影響する
  • 生成AI普及による事業環境変化:システム開発案件の納期短縮要請強化など技術面での変化が業績に意図に反する影響を及ぼす可能性
  • SNS競争激化によるコンテンツプラットフォームの競争力低下:はてなブログProの契約件数・投稿数が減少傾向、課金売上が低調に推移
  • 流動性リスク:現金及び預金が950百万円まで減少しており、当座貸越契約(未実行残高1,450百万円)への依存度が高まっている

最終更新: 2025年10月28日