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株式会社テラスカイ

3915・東証プライム・情報通信業

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株式会社テラスカイ3915

事業内容

株式会社テラスカイは2006年創業、「クラウド世代のリーディング・カンパニー」を標榜する東証プライム上場のクラウド専業企業。Salesforceを中核としたクラウドインテグレーション(ソリューション事業)と、Salesforceプラットフォーム上の自社SaaS製品群(製品事業)の2軸で事業を展開する。

連結子会社12社・持分法適用関連会社1社を含むグループで、SAPクラウドマイグレーション(BeeX)、AWSコンサルティング、Googleクラウド活用、量子コンピューティング研究(Quemix)など多様なクラウド領域をカバー。クラウドサービス累計導入実績は20,000件を突破し、大手金融・製造・損保など幅広い業種の顧客基盤を有する。

ビジネスモデル

売上の約92%を占めるソリューション事業では、クラウドコンサルティング・インテグレーション・ERP導入の受託案件を主軸に、保守・MSPサービスによるストック収益も積み上げる。製品事業では「mitoco」「SkyVisualEditor」「mitoco X」等のSaaS製品をサブスクリプション形式で提供し、安定的な経常収益基盤を構築。

両事業は相互補完的に機能し、ソリューション案件での製品同梱によるクロスセルが収益拡大を支える構造となっている。

企業の強み

2025年1月1日時点で、認定テクニカルアーキテクト国内1位(21名中5名)、認定Platform アプリケーションビルダー国内1位(437名)、認定アドミニストレーター国内3位(539名)など複数カテゴリで国内トップクラスの資格者数を保有。Salesforce MVPも国内14名中3名が在籍し、大規模・複雑案件への対応力を裏付ける。

2024年4月にNTTデータと資本業務提携契約を締結し、「NTT DATA Salesforce Hub」を設立。NTTデータの広範な顧客基盤・営業網とテラスカイのSalesforce技術力を組み合わせ、全国規模でのSalesforceビジネス加速が可能となった。

同年にはSalesforce Japan Partner Award 2024で「Industry of the Year」「Emerging Technology of the Year」をダブル受賞。

創業以来のSalesforce専業インテグレーターとして、Salesforce・AWS等クラウドサービスの累計導入実績が20,000件を突破。大手金融機関・大手損保グループ・大手自動車会社等の大規模・複雑案件の豊富な実績が新規受注の信頼基盤となっており、2025年2月期のソリューション事業受注残高は4,247,696百万円(前年同期比145.8%)と高水準を維持している。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期中間期は売上高16,365百万円(+22.9%)、営業利益1,361百万円(+117.3%)、経常利益1,433百万円(+104.1%)、中間純利益880百万円(+116.3%)と大幅増収増益。通期予想(営業利益2,541百万円、+62.9%)に対する進捗率は53.6%で、会社は業績予想を据え置いているが下期は増益率が鈍化する前提となっている。

製品事業は前年同期のセグメント損失80百万円から86百万円の黒字に転換。mitocoのサブスクリプション売上増加とERP導入売上の発生、米国法人解散・外注費抑制の効果が寄与しており、構造的な収益性改善が定着しつつあるが、通期利益への貢献度はソリューション事業(セグメント利益2,045百万円)に比べ依然小さい。

Quemixが三井金属・本田技研工業から相次ぎ資本業務提携・出資を獲得したことは新規事業の社会的信用力を示すが、現時点でセグメント損益への寄与は開示されておらず、Salesforce関連事業への依存構造は中間期時点でも変わっていない。

成長戦略

Salesforce中核を維持しつつ、AI・マルチクラウド・量子コンピュータで成長領域を拡大

2026年6月にAI駆動開発モデル「BLADE」の運用を開始し、Salesforce Forward Deployed Engineering Partner Networkにも参画。Agentforce関連需要の取り込みを図る。

BeeXのSAPクラウド・マイグレーション事業が堅調増収。キットアライブ連結子会社化効果も顕在化し、マルチクラウドニーズへの対応で事業規模を拡大。

連結子会社Quemixが三井金属・本田技研工業と資本業務提携・出資を獲得し、NEDO実証事業にも採択。材料シミュレーション分野での社会実装を推進。

両社で手掛ける大型システム導入案件が増加しており、ソリューション事業の収益基盤強化に寄与している。

最終更新: 2026年10月15日