事業内容
JIG-SAW株式会社は、2001年創業のデータコントロール事業を単一セグメントとする東証グロース上場企業。独自開発のロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」とIoTエンジン「NEQTO」を核に、物理・クラウド・ハイブリッドサーバの24時間365日マネジメント、クラウドセキュリティSaaS「Safing」、クラウド包括管理「JIG-SAW PRIME」、IoT-AIダッシュボード「NEQTO.ai」を国内外に提供する。
札幌2拠点・カナダトロント1拠点のトリプルコントロールセンター体制を敷き、主要顧客は国内外の企業・官公庁等。自動運転ローラ(ARMs)や視覚再生プロジェクト(NEW VISION)など、コア技術の応用領域も拡大中。
ビジネスモデル
収益の根幹は「puzzle」導入時の初期費用と、その後の月額継続課金(サブスクリプション・リカーリングモデル)。解約率が低く、上場以来44四半期連続で月額課金売上が過去最高を更新。
これにクラウド包括管理「JIG-SAW PRIME」の取引代行手数料、IoT-OEMライセンス、スポット売上が加わる。2025年12月期の売上高は3,626百万円、営業利益率15.2%。
企業の強み
完全ストック型ビジネスモデルにより、上場以来44四半期連続で月額課金売上が過去最高を更新。解約率の低さが積み上げ型成長を支え、2025年12月期の通期売上高3,626百万円は過去最高を達成。外部環境(インフレ・為替・地政学リスク)の影響を受けにくい安定収益基盤を形成している。
IoTエンジン「NEQTO」の制御方法に関する特許を国内・米国・中国・香港・台湾で取得済み。視覚再生プロジェクト(NEW VISION)関連特許2件(国内・米国・欧州5か国・中国等)、コンピュータビジョン技術特許(国内・米国)、自律施工技術特許(国内)など、多領域にわたる知財ポートフォリオを保有。
札幌SCC N83・SCC N44(自然災害リスクが低い立地)とカナダ・トロントTCC(北米スマートシティ拠点)の3拠点が相互バックアップ機能を持ち、正社員エンジニアによる24時間365日デュアルマネジメントを実施。高い耐久性とセキュリティを備えた最先端コントロールセンター体制が顧客の継続利用を支える。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期2,751百万円から2025期3,626百万円まで5期連続増収を達成。一方、営業利益率は2022期19.0%をピークに2025期15.2%まで3期連続低下していた。
しかし2026年12月期第1四半期(単四半期)は売上高1,038百万円(前年同期比17.4%増)・営業利益240百万円(同64.2%増)・営業利益率23.1%と、新東京本社移転費用の収束と売上規模拡大による固定費レバレッジにより利益率が急回復した。外部環境として世界的なインフレ・通商政策変動の影響を受けない完全ストック型ビジネスの安定性が改めて確認された。
通期業績予想は非開示だが、現時点で過去最高の売上高が見込まれると会社は言及している。
成長戦略
生成AI・IoTグローバル展開と自動運転・新サービス立ち上げで次の成長軸を構築
膨大なビッグデータを基盤とする独自エージェンティックAIを活用したシステム運用完全自律化サービス。顧客のシステム運用における超省力化・超高精度化を実現し、有人監視とAI自動監視の双方を展開することであらゆる顧客層へのサービス拡大を目指す。
JIG-SAW US, INC.においてIoTデバイスから収集したデータをリアルタイムに可視化し、アラートやインサイトを提供するノーコード・プラットフォーム「NEQTO.ai」のサービス拡大を推進。世界の産業用IoT市場の成長を取り込む。
建機分野における自動運転ソフトウエアの研究開発・ビジネスデザインを推進し、新規収益源の創出を目指す。各種事業投資に関する不確定要素が多く、通期業績予想の非開示要因の一つとなっている。
主力のシステムマネジメントにおける月額課金案件の受注獲得継続と、JIG-SAW Primeによるクラウド包括管理(取引総額前年同期比13.8%増)の拡大を推進。同領域での生成AI新サービス立ち上げにより収益基盤を強化する。
中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を実現するための人的資本経営の強化に注力。2026年12月期第1四半期の先行投資額は過去最高を更新し、前年同期比約38百万円増加した。
最終更新: 2026年7月17日

