事業内容
株式会社Aimingは「世界中にAimingのファンを」をミッションに掲げ、2011年設立のスマートフォン向けオンラインゲーム専業会社。MMO(大規模多人数同時接続型)ジャンルの開発を強みとし、自社配信タイトルと他社からの制作・運営受託の2軸で事業を展開する。
代表タイトルは『剣と魔法のログレス いにしえの女神』(900万DL超)、『ドラゴンクエストタクト』(1,500万DL超)、『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』(165か国同時配信)。東京証券取引所グロース市場上場。
台湾支店・台中スタジオを通じたアジア展開も推進している。
ビジネスモデル
収益は①オンラインゲーム配信サービス(売上高11,212百万円)と②オンラインゲーム制作/運営受託サービス(4,614百万円)の2区分で構成される。配信サービスはApp Store・Google Playを通じたアイテム課金が主収入で、Apple Inc.が売上の32.8%、Google LLCが22.1%を占める。
受託サービスは25タイトルを受託し、受託料に加え成功報酬型の収益も得る構造。共同事業スキームにより開発・プロモーション費用を分担しリスクを低減している。
企業の強み
大規模多人数同時接続型(MMO)ゲームの開発を創業来の中核技術として蓄積。『剣と魔法のログレス いにしえの女神』は2013年リリースから12年超の長期運営を継続し、堅実な利益水準を維持。アジャイル開発・継続的デプロイメントを日常的に実践し、開発品質と効率を両立している。
オンラインゲーム制作/運営受託サービスは2025年12月期に4,614百万円(前期比71.0%増)へ急拡大し、25タイトルを受託。自社配信タイトルの売上変動リスクを補完する安定収益基盤として機能し、収益構造の多様化に貢献している。
株式会社スクウェア・エニックスとの共同事業で『ドラゴンクエストタクト』(1,500万DL超)を開発・運営。株式会社マーベラスとの共同事業で『剣と魔法のログレス いにしえの女神』を長期運営。株式会社コロプラとの資本業務提携(2024年2月)によりゲーム開発リソースの相互活用体制も構築している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の推移は、2021期売上高12,054百万円・営業利益1,490百万円をピークに、2022期以降は新規タイトル投資拡大に伴う費用増で2023期・2024期と2期連続営業赤字に転落。2025期は費用削減と受託拡大により売上高15,826百万円・営業利益2,080百万円で黒字転換を果たした。
しかし2026年12月期第1四半期は売上高3,249百万円(前年同期比37.1%減)、営業利益241百万円(同82.2%減)と急減速。既存タイトルの自然減速が主因とみられ、第2四半期累計予想も売上高6,745百万円(同25.0%減)・営業利益327百万円(同82.2%減)と減収減益が続く見通し。
市場環境として国内スマートフォン向けオンラインゲーム市場は安定規模(2024年度推計約1兆7,482億円)を維持しているものの、高品質な海外タイトルや知名度の高いIPタイトルとの競争激化が収益を圧迫している。
成長戦略
IP活用・共同事業・受託拡大・新タイトル投入による多角的な収益回復を追求
『ドラゴンクエストタクト』の5.5周年イベント・新キャラクター追加、『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』等の季節イベント実施により、アクティブユーザーと課金ユーザーの維持を継続。既存タイトルの自然減速を補う施策を実行中。
テレビ朝日との共同制作による実写恋愛シミュレーションゲームを2026年3月4日に配信開始。翌四半期以降に配信予定の複数タイトルの準備・品質向上を進めており、新タイトルによる売上貢献が業績回復の鍵を握る。
知名度の高いIPを活用したタイトル開発と、テレビ局・ゲーム大手等との共同事業スキームの活用により、ユーザー訴求力の向上と開発リスクの分散を図る。競合激化する市場において差別化の核心となる施策。
2026年4月28日に株式会社Betimoへ261百万円の追加出資を完了(出資比率42.85%維持)。マーケティング活動の強化とアプリ機能拡充を通じた企業価値向上を図り、持分法損益の改善によるグループ利益最大化を目指す。
オンラインゲーム制作・運営受託サービスにより、自社タイトルの売上変動を補完する安定的な収益基盤を確保。2026年12月期第1四半期においても受託サービスが売上に貢献していることが確認されている。
最終更新: 2026年7月17日

