大王製紙株式会社 logo

大王製紙株式会社

3880東証プライムパルプ・紙

大王製紙株式会社 logo
大王製紙株式会社3880

紙・板紙

新聞用紙・洋紙・包装用紙・板紙・段ボール等を製造販売する大王製紙の基幹事業

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)350,283百万円354,176百万円
セグメント利益14,073百万円8,979百万円
セグメント資産405,028百万円421,901百万円
減価償却費23,319百万円22,091百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額15,206百万円28,150百万円

事業詳細

新聞用紙、印刷用紙(洋紙)、包装用紙・機能材、板紙、段ボール、パルプ等の製造販売を行う。当社及びいわき大王製紙、大津板紙、ダイオーペーパーテクノ等が製造し、当社及びEBSが販売を担う。国内需要の構造的縮小(デジタル化・少子化)が続く一方、脱プラ・減プラ需要や輸出販売の拡大が一部品種の下支えとなっている。第5次中計では安定収益確保を方針とし、パッケージ分野へのシフトを推進している。

直近の概況

売上高は前期比1.1%減も、エネルギーコスト改善等でセグメント利益は56.7%増の大幅増益

2026年3月期の紙・板紙事業は、売上高350,283百万円(前期比1.1%減)となった一方、セグメント利益は14,073百万円(前期比56.7%増)と大幅増益を達成した。いわき大王製紙のボイラー再稼働によるエネルギーコスト改善が主因。新聞用紙は競争環境変化による増販で数量・金額ともに前期超え。洋紙は価格改定浸透も需要減退で数量・金額ともに前期割れ。板紙・段ボールは輸出増加で売上高が前期を上回った。減損損失は紙・板紙事業で170百万円(前期6百万円)にとどまった。

主要プロダクト

product
新聞用紙

新聞の発行部数・頁数の減少に伴い需要減退が続くが、競争環境の変化に伴う増販により2026年3月期は販売数量・売上高ともに前期を上回った。

product
洋紙(印刷用紙)

価格改定の浸透により販売単価は上昇したものの、デジタル化の加速によりチラシ・パンフレット用途を中心とした需要減退が継続しており、販売数量・売上高ともに前期を下回った。

product
包装用紙・機能材

紙袋有料化等により需要減退が進む中、EC市場向け配送用包装製品や環境配慮型製品の需要は堅調に推移。一方、中国向け輸出販売は減少し、販売数量は前期を下回り、売上高は前期並みとなった。

product
板紙・段ボール

物価高の進行による買い控え等、個人消費が低調に推移しており国内段ボール需要は力強さを欠く状況が続いているが、中国及び東南アジア向け輸出販売が増加したことから、販売数量は前期並みとなり、売上高は前期を上回った。

product
パルプ

紙・板紙製品の製造原料として使用されるほか、外部販売も行う。古紙や薬品等の原材料価格が高止まりする中、石炭価格のメリットやいわき大王製紙のボイラー再稼働によるエネルギーコスト改善が収益に寄与した。

成長ドライバー

  • 競争環境変化に伴う新聞用紙の増販(販売数量・売上高ともに前期超え)
  • EC市場向け配送用包装製品・環境配慮型製品の需要拡大(脱プラ・減プラトレンド)
  • 洋紙・包装用紙における価格改定の浸透による販売単価の上昇
  • 中国・東南アジア向け板紙・段ボール輸出販売の増加
  • いわき大王製紙のボイラー再稼働によるエネルギーコスト改善
  • CNF複合樹脂等の新素材事業への展開
  • 北越コーポレーションとの戦略的業務提携によるコスト構造改革

リスク

  • 新聞用紙・印刷用紙等グラフィック用紙の構造的需要縮小(デジタル化・ネット広告定着化)
  • 原燃料価格(古紙・薬品等)の高止まりによる製造コスト上昇圧力
  • 国内段ボール需要の低迷継続(物価高による個人消費低調)
  • 中国向け包装用紙輸出販売の減少
  • 修繕費・労務費等の製造固定費上昇および物流費高騰
  • 少子化・人口減少による国内紙需要の長期的縮小
  • 中東情勢等を背景とした原燃料価格・資材価格の高騰リスク

最終更新: 2026年6月25日