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フリービット株式会社

3843東証プライム情報通信業

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フリービット株式会社3843

事業内容

フリービット株式会社は2000年設立のインターネット関連サービス企業。「Being The NET Frontier!」を企業理念に掲げ、ISP・MVNO向け通信インフラ支援(5Gインフラ支援事業)、集合住宅向けインターネット・モバイル・不動産・web3(5G生活様式支援事業)、インターネットマーケティング・アドテク・クリエイター支援(企業・クリエイター5G DX支援事業)の3セグメントを展開する。

2025年4月期の連結売上高は55,073百万円。東京証券取引所プライム市場上場。

ソフトバンクとの資本業務提携およびギガプライズの完全子会社化(議決権)を通じ、「通信生まれのweb3実装企業」へのカテゴリーチェンジを推進している。

ビジネスモデル

収益の柱は3セグメント。①5Gインフラ支援事業(売上高10,568百万円)はMVNE・ISP向け事業支援サービスによるB2Bストック収益。

②5G生活様式支援事業(売上高26,308百万円)は集合住宅向けインターネット接続(提供戸数1,342,366戸)を中心とした月額課金型の個人向けサービス。③企業・クリエイター5G DX支援事業(売上高20,699百万円)はアフィリエイト・アドテク・クリエイタープラットフォームによる広告・手数料収益。

ストック型の通信サービスが収益基盤を安定させ、マーケティング事業が変動収益を補完する構造。

企業の強み

ギガプライズを通じた集合住宅向けインターネットサービス「5G Homestyle」の提供戸数は2025年4月期末時点で1,342,366戸(前期末比132,844戸増)。新築・既存物件双方で拡大を継続しており、月額課金型の安定したストック収益基盤を形成している。

ISP・MVNO向け事業支援(MVNE)サービスを長年提供し、2025年4月期の5Gインフラ支援事業売上高は10,568百万円(前期比6.4%増)。NTTドコモとの卸5G・Xi・FOMAサービス契約、NTT東西との相互接続協定など、主要通信キャリアとの長期契約を保有し、インフラ基盤の安定性を確保している。

2025年4月、ソフトバンクへの第三者割当(1,600,000株、調達額2,042百万円)が完了。web3/AI社会実装、IoT・無人デバイス向け回線開発、集合住宅市場での協業、モバイル回線セット割引など6項目の業務提携を締結。契約期間は5年(自動延長条項付き)。

エンヴァリスの着眼点

2026年4月期第3四半期累計(9ヶ月)の売上高46,188百万円は通期予想60,000百万円の77.0%、営業利益5,110百万円は通期予想6,100百万円の83.8%に達しており、進捗率は概ね良好。会社側も「業績が概ね想定通り推移している」として通期予想を据え置いており、達成確度は相応に高いと判断される。

親会社株主帰属純利益は前年同期比30.7%増の3,303百万円と大幅増益で、1株当たり四半期純利益も151.53円(前年同期125.78円)に改善した。

企業・クリエイター5G DX支援事業は売上高が前年同期比17.4%増と最高成長率を記録した一方、アフィリエイト事業拡販コストや海外事業基盤構築への先行投資によりセグメント利益は619百万円(前年同期比36.5%減)と大幅減益。セグメント利益率は約3.4%に低下し、高利益率の5G生活様式支援事業(同14.4%)・5Gインフラ支援事業(同16.6%)との格差が拡大している。

先行投資の回収時期と収益化の見通しが今後の注目点となる。

2027年4月期の目標は売上高63,000〜70,000百万円・営業利益8,000百万円であるが、2026年4月期通期予想は売上高60,000百万円・営業利益6,100百万円にとどまる。最終年度に向けて売上高で5〜17%、営業利益で31%超の追加成長が求められる。

web3・AI領域の社会実装や「StandAlone」プラットフォームの収益化が計画通りに進まない場合、目標達成は困難となるリスクがある。外部環境として国内IT市場の生成AI投資拡大やDX加速は追い風だが、通商政策の不確実性や物価上昇継続は事業コストに影響しうる。

成長戦略

ソフトバンク提携・ギガプライズ完全子会社化を梃子にweb3・AI実装企業へ転換し2027年4月期に売上高63,000〜70,000百万円・営業利益8,000百万円を目指す

2025〜2027年4月期の3ヶ年計画で売上高の年平均成長率7〜10%を目標とし、2026年4月期は前年比8.9%増(60,000百万円)を計画。第3四半期累計で13.9%増収と計画を上回るペースで推移しており、2年目の目標達成確度は高い。

共同調達・共同セールス・共同技術/サービス開発体制を通じたコスト削減と販売力強化を推進。5Gインフラ支援事業でMVNE規模拡大(前年同期比12.7%増収・39.0%増益)として一定のシナジーが数値に表れている。

集合住宅向けインターネットサービスの提供戸数を前期末134.2万戸から143.3万戸へ拡大(9.0万戸増)。グループ一体での経営体制構築により、5G生活様式支援事業のセグメント利益は前年同期比13.3%増と安定成長を継続。

完全web3実装型基盤技術「Portfolia」を活用した非中央集権型プラットフォームの創出、非中央集権型ID(DID)・医療データ管理・クリエイター支援など多様なユースケースの社会実装を推進。現時点では先行投資段階であり、収益貢献は限定的。

アフィリエイト事業の取引規模拡大と海外事業基盤構築を推進。売上高は前年同期比17.4%増と高成長を実現したが、拡販コスト・先行投資によりセグメント利益は前年同期比36.5%減と大幅減益。クリエイタープラットフォーム「StandAlone」の収益化が今後の課題。

最終更新: 2026年7月17日