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アドソル日進株式会社

3837東証プライム情報通信業

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事業内容

アドソル日進株式会社は1976年創立の独立系システム開発企業。電力・ガス・交通・公共・防災等の社会インフラ領域と、モビリティ・医療・決済等の先進インダストリー領域を主要事業とし、コンサルティングから設計・開発・保守までのワンストップソリューションを提供する。

主要顧客は三菱電機(株)(売上高比20.2%)、東京ガスiネット(株)(同11.1%)等の社会インフラ関連企業・大手メーカー。国内5拠点にベトナム3拠点を加えたグローバル分散開発体制を構築し、米国サンノゼにR&Dセンターも保有する。

ビジネスモデル

顧客のITシステムライフサイクル全体(新設・更新時のコンサルティング、システム構築、稼働後の保守運用)に対応するワンストップ型SIビジネスを基軸とする。国内外アライアンスパートナーとの共創による提案力強化と、ベトナム・ダナンのオフショア開発活用によるコスト競争力を組み合わせ、単価アップ・高収益案件の増加により売上総利益率29.0%(2026年3月期)を実現している。

企業の強み

1976年の創立以来、電力・交通・公共向けシステム開発で実績を積み上げ、三菱電機(株)向け売上高3,462百万円(構成比20.2%)、東京ガスiネット(株)向け1,909百万円(同11.1%)と主要顧客との安定的な取引関係を維持。社会インフラ事業の受注残高は2,426百万円(前期比14.2%増)と積み上がっており、収益の安定性を支えている。

デバイス制御(センシング・OS)からネットワーク・大規模インフラ・クラウドまでフルスタックで対応できる技術体系を保有。2026年3月末時点で累計25件の特許を取得しており、ISO9001・ISO27001・ISO14001等の認証も取得済み。

ベトナム・ダナンのオフショア・アジャイル開発体制を体系化した新サービス「+Global」を2026年2月に提供開始するなど、技術資産の商品化も進んでいる。

売上高は2022年3月期12,248百万円から2026年3月期17,151百万円へ5期連続増収。営業利益は同期間1,088百万円から2,145百万円へ拡大し、2026年3月期は前期比25.4%増の過去最高を達成。

売上総利益率も29.0%(前期比+1.2ポイント)に改善し、中期経営計画3か年で売上高・営業利益・受注高の3期連続過去最高を達成している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の社会インフラ事業は売上高11,183百万円(前期比14.9%増)と全社成長を牽引。電力領域のDX・モダナイゼーション大型案件継続、交通・運輸(同54.0%増)・公共(同31.5%増)の急拡大が顕著。

外部環境として生成AI活用本格化・システム老朽化更新需要が追い風となっているが、2027年3月期計画(売上高18,200百万円、営業利益率13.2%)の達成には、大型案件の継続受注と単価維持が引き続き鍵となる。

先進インダストリー事業は2026年3月期売上高5,968百万円(前期比4.1%増)と社会インフラ事業に比べ成長が鈍化。製造(同9.7%減)・エンタープライズ(同7.3%減)が減収となる一方、サービス(同15.2%増)が下支え。

2025年10月開始の「+AIdea」(AIコンサルティング)や「AgileLeap」のハイブリッドアジャイル開発メニュー追加が新規需要を取り込めるか、次期以降の動向が注目点。

三菱電機・東京ガスiネットの2社で売上高の約32%を占める顧客集中構造は引き続きリスク要因。また、積極的な自己株取得(2026年3月期1,201百万円支出)により自己資本比率は65.6%(前期比4.2ポイント低下)、純資産は6,947百万円(同127百万円減少)となった。

ROE向上と財務健全性のバランスについて、新・中期経営計画(2027年3月期初年度)での資本政策の方向性を確認する必要がある。

成長戦略

次世代エネルギー・AI・グローバル開発・新中計で4期連続最高業績を目指す

電力領域のDX・モダナイゼーション大型案件継続に加え、次世代スマートメーター・送配電設備刷新・再エネ関連システムへ複数取り組む。九州地区ではQsol(九州電力グループ)とのパートナーシップ締結により電力ビジネスを強化。

2026年3月期売上高11,183百万円(前期比14.9%増)と計画を上回る成長を実現。

2025年10月にAIコンサルティング&エンジニアリングサービス「+AIdea」を提供開始。AgileLeapにはハイブリッドアジャイル開発メニューを追加(2025年6月)。

生成AI活用を前提としたデータマネジメント・AIエンジニアリングへの顧客引き合いが増加しており、先進インダストリー事業の成長加速を狙う。

ベトナム・ダナンでのオフショア・アジャイル開発の実績・ノウハウを体系化した新サービス「+Global」を2026年2月から提供開始。社会インフラ関連企業プロジェクトへの採用・導入が進んでおり、開発キャパシティ拡大とコスト競争力強化を両立する。

2027年3月期を初年度とする新・中期経営計画を策定し、2026年5月20日に公表予定。ROE22%(2029年3月期目標)達成に向けた取り組みを継続。2026年3月期ROEは22.2%に到達し、目標水準を前倒しで達成した。4期連続最高売上・最高利益・最高利益率の更新を目指す。

フューチャーアーティザン(フューチャーグループ)とのサステナビリティ・GX支援「SF-IoT」構想(2025年7月)、アジア航測とのスマートシティ統合プラットフォーム向けパートナーシップ(2026年3月)を締結。ソリューション事業は2026年3月期売上高1,198百万円(前期比0.9%減)と苦戦したが、次期向け複数受注を獲得済み。

最終更新: 2026年7月19日