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株式会社朝日ネット

3834東証プライム情報通信業

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株式会社朝日ネット3834

ISP事業(単一セグメント)

個人・法人向けISP事業を単一セグメントで展開する通信・教育支援企業

期間今期前期増減率
売上高13,517百万円(2026年3月期)13,078百万円(2025年3月期)
営業利益1,791百万円(2026年3月期)2,345百万円(2025年3月期)
経常利益1,821百万円(2026年3月期)2,364百万円(2025年3月期)
当期純利益1,293百万円(2026年3月期)1,752百万円(2025年3月期)
売上高営業利益率13.3%(2026年3月期)17.9%(2025年3月期)
FTTH接続サービス契約数514千ID(2026年3月末)498千ID(2025年3月末)
manaba契約ID数761千ID(2026年3月末)768千ID(2025年3月末)
manaba全学導入校数86校(2026年3月末)88校(2025年3月末)
v6コネクト提携事業者数10社(2026年3月末)10社(2025年3月末)
1株当たり当期純利益49.65円(2026年3月期)64.99円(2025年3月期)
配当性向50.4%(2026年3月期)37.7%(2025年3月期)
自己資本比率90.3%(2026年3月末)88.5%(2025年3月末)

事業詳細

株式会社朝日ネットはISP事業の単一セグメントで運営。個人・法人向けにFTTH・モバイル等のインターネット接続サービス(ISP「ASAHIネット」)、他電気通信事業者へのIPv6接続卸提供(VNE「v6コネクト」)、クラウド型教育支援サービス(「manaba」)を提供。自社でバックボーン回線・ネットワーク設備を運用するVNE事業者でもある点が競合との差別化要因。2026年3月期売上高は13,517百万円、営業利益は1,791百万円。

直近の概況

増収も費用増加により営業利益が前期比23.6%減と大幅減益、来期は微増益を予想

2026年3月期は売上高13,517百万円(前期比3.4%増)と増収を確保したが、FTTH契約数増加に伴う回線仕入増、基幹システム更改による減価償却費・業務委託費増加、プロモーション費用増加が重なり、営業利益は1,791百万円(前期比23.6%減)と大幅減益。ADSL接続サービスは2026年1月31日に終了。2026年4月に代表取締役社長執行役員が交代し新経営体制へ移行。2027年3月期は売上高14,000百万円(前期比3.6%増)、営業利益1,800百万円(同0.5%増)と微増益を予想。設備投資は2,500百万円を計画。一部FTTH接続サービスの料金体系見直しを2027年2月に実施予定。

主要プロダクト

service
ASAHIネット(ISP)

FTTH(光接続)・モバイル(LTE/WiMAX)・ADSL(2026年1月終了)の接続サービスを提供。2026年3月末FTTH契約数514千ID(前期比3.2%増)、モバイル46千ID。NTT東西と協業する「マンション全戸加入プラン」や光コラボレーションモデル「AsahiNet 光」を展開。RBB TODAYブロードバンドアワード2025にてプロバイダ部門(総合)12年連続最優秀受賞。2026年3月期売上高9,786百万円(前期比2.2%増)。

service
v6コネクト(VNE)

NTT東西が提供するフレッツ光を使ったIPoE方式によるIPv6インターネット接続をVNO事業者(電気通信事業者)に卸提供。基本料および利用トラフィックに応じた従量課金を売上計上。2026年3月末提携事業者数10社(前期比変動なし)。提携事業者の回線数増加と1回線あたりトラフィック増加が増収を牽引。2026年3月期売上高2,415百万円(前期比11.8%増)。

platform
manaba

大学・短期大学向けのLMS・ポートフォリオサービス。教育の質保証や大学IR(Institutional Research)を実現する機能開発を推進。2025年3月期から2年間を重点期間とした大規模開発を継続中で、第3弾機能を2026年3月末にリリース。2026年3月末契約ID数761千ID(前期比0.9%減)、全学導入校数86校(前期比2.3%減)。2026年3月期売上高560百万円(前期比2.9%減)。

service
接続付加価値サービス(その他)

メールサービス、セキュリティサービス、その他関連サービスで構成。2026年3月期売上高754百万円(前期比0.9%減)。

成長ドライバー

  • FTTH接続サービスの契約数増加:「フレッツ 光クロス」提供エリア拡大およびマンション全戸加入プランの需要増により、2026年3月末FTTH契約数は514千IDと増加継続
  • VNE「v6コネクト」のトラフィック増加:提携事業者の回線数増加と1回線あたりトラフィック増加(インターネット独占配信スポーツ中継等)が従量課金収入を押し上げ、2026年3月期売上高2,415百万円(前期比11.8%増)
  • 光コラボレーションモデル「AsahiNet 光」の強化:高単価かつ低解約率を特長とするストックビジネスとして個人・法人向け施策を拡充
  • 法人向けIoT/M2M需要の拡大:固定IPアドレスオプションを活用したIoT/M2M用途の法人LTE契約が継続的に増加
  • manaba大規模開発による競争力強化:2025年3月期から2年間の重点開発期間中に約50の新機能をリリース、教育の質保証・大学IR機能を拡充し既存顧客維持と新規受注拡大を目指す
  • 次世代高速通信サービスへの対応:NTT東日本が提供開始した上り下り最大概ね25Gbpsの「フレッツ 光25G」への対応を開始し、超高速通信ラインナップを拡充

リスク

  • 費用増圧力の継続:基幹システム更改に伴う減価償却費・業務委託費の増加が2027年3月期も継続見込みであり、2026年3月期の売上原価は9,407百万円(前期比8.9%増)と大幅増加
  • manaba契約数・導入校数の減少傾向:全学導入校数は2026年3月末86校(前期比2校減)、契約ID数761千ID(同7千ID減)と縮小傾向が継続。LMS市場のコモディティ化・二極化が進行
  • 通信トラフィック増加に伴う設備投資負担:2026年3月期の無形固定資産取得支出1,851百万円・有形固定資産取得支出888百万円と大幅増加、2027年3月期も設備投資2,500百万円を計画
  • 法人顧客の退会リスク:2026年3月末にかけて法人顧客の退会数が一時的に増加し、FTTH契約数の増加を押し下げる要因となった
  • VNEトラフィック収益の変動リスク:v6コネクトの売上はVNO事業者の利用トラフィックに連動する従量課金モデルであり、トラフィック動向や提携事業者の事業戦略に依存
  • 現金及び現金同等物の減少:2026年3月末の現金及び現金同等物は2,474百万円と前期末(4,161百万円)から1,686百万円減少し、投資活動の拡大が手元流動性を圧迫

最終更新: 2026年6月19日