事業内容
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、2004年設立の旧株式会社アクロディアを前身とし、2022年に現商号へ変更。2023年に純粋持株会社体制へ移行し、M&Aを成長の主軸に据えた多角化経営を推進している。
現在はソリューション(IoT・プラットフォーム)、飲食関連(渋谷肉横丁商標権管理・サブリース)、教育関連(求職者向けITスクール)、エンタテインメント(小室哲哉氏を核とした音楽事業・カプセルトイ)、ライフスタイル(タンニングマシン・化粧品・ブライダル)の5事業セグメントを展開。連結子会社7社で構成され、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
ビジネスモデル
売却を前提としない長期伴走型M&Aで事業承継ニーズを持つ企業を取得し、PMI(買収後統合)とバリューアップにより企業価値を向上させる。各セグメントはストック型収益(商標権管理料・サブリース・ソフトウェアライセンス)と案件型収益(コンサート出演・受託開発・カプセルトイ販売)を組み合わせ、ポートフォリオ全体でリスク分散を図る。
重要経営指標はEBITDAであり、中期目標としてEBITDA 10億円の達成を掲げている。
企業の強み
2025年8月期のエンタテインメント事業売上高は996百万円(前期比286.8%増)、セグメント利益166百万円(前期比113.7%増)。小室哲哉氏のプロデュース案件・コンサート出演に加え、2024年9月に子会社化した株式会社ドリームプラネットのカプセルトイ事業が通期寄与し、グループ全体の売上高1,751百万円の約57%を担う最大セグメントに成長した。
2025年8月期の売上高は1,751百万円と前期比134.3%増を達成。ドリームプラネット・サンライズジャパンの子会社化が主因。
一方、産業廃棄物処理事業(宇部整環リサイクルセンター)とグアムのビンゴシステム事業からは2025年3月31日付で撤退を完了し、不採算事業の整理による収益構造の健全化を実行した。
2025年8月期末の自己資本比率は62.2%(前期末48.8%から改善)、現金及び預金残高は1,246百万円。新株予約権行使による株式発行収入888百万円が主因で純資産合計は1,577百万円に増加。有利子負債残高は335百万円にとどまり、M&A投資余力を確保している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年4月期(8カ月変則決算)の売上高は2,332百万円で、前期(12カ月)の1,752百万円から名目上33.2%増を達成。M&Aによる新規連結効果が主因で、特にライフスタイル事業(1,266百万円)が全体を牽引した。
一方、営業損失は502百万円(前期73百万円)、純損失は902百万円(前期69百万円)と赤字幅が大幅拡大。M&A取得関連費用の一過性計上と貸倒引当金繰入額343百万円が主な悪化要因。
調整後EBITDAは27百万円の黒字を確保しており、事業実力ベースでは改善傾向にある。過去5期の推移(2021期〜2025期)を通じてGAAP営業損失が継続しており、2027年4月期に初の営業黒字転換(予想165百万円)を計画している。
成長戦略
長期伴走型M&AとAI活用バリューアップで調整後EBITDA10億円・売上高100億円を目指す
2026年4月期に4社(スティルアン・グッドマン・飯山土建・コーウェル)を子会社化し、グループ売上高を急拡大。売却を前提としない長期保有を原則とする「M&A第三の道」を掲げ、後継者不足の地方優良企業を対象に案件獲得を継続推進。2027年4月期は4社の通期寄与で売上高6,259百万円を計画。
2026年5月26日公表の中期経営方針において、2028年4月期(3年目)に売上高10,000百万円・営業利益280百万円・調整後EBITDA1,000百万円を計画。M&A戦略本部・AIバリューアップ本部を新設し、成長加速のための新体制を構築。
AIバリューアップ本部を新設し、取得子会社へのAI技術導入によるオペレーション効率化と付加価値向上を推進。グッドマンのAI常時自動監視型漏水探索機等、既存事業へのAI活用も進める。
スティルアン(ブライダル・グランピング)が2027年4月期から通期寄与し、グループ最大収益セグメントとして安定収益を確保。自社所有不動産施設を活用した一体型サービスモデルにより、景気変動に対する耐性を持つ収益基盤を構築する。
当期末近くに取得した飯山土建(土木・舗装工事)とコーウェル(LED照明企画・販売・レンタル)は2026年4月期の業績寄与が限定的であり、2027年4月期以降に本格的な売上・利益貢献が見込まれる。建設事業・照明器具関連事業という新セグメントの立ち上げにより、ポートフォリオの多様化を図る。
最終更新: 2026年7月17日

