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株式会社大和コンピューター

3816東証スタンダード情報通信業

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株式会社大和コンピューター3816

事業内容

株式会社大和コンピューターは1977年創業の独立系ITサービス企業(東証スタンダード上場)。主力の「ソフトウェア開発関連事業」では製造・流通・サービス分野を中心に受託開発・保守・CMMIコンサルティングを提供し、売上高の約75%を占める。

「サービスインテグレーション事業」ではSaaS型ソフトウェアサービスやNFCを活用したマーケティングサービスを展開。さらに子会社を通じてスマート農業(i-農業®)やシステム販売も手掛け、IT×農業という独自の事業ポートフォリオを構築している。

SCSK㈱・㈱大塚商会を主要取引先とし、2025年7月期の連結売上高は3,204百万円。

ビジネスモデル

収益の中核は顧客企業からの受託開発・保守案件(ソフトウェア開発関連事業:売上高2,397百万円)であり、SCSK㈱(売上比31.1%)・㈱大塚商会(同20.0%)との継続的な取引が安定収益を支える。これに加え、SaaS型サービス(売上高580百万円)によるストック型収益が利益の質を高める構造。

外注費削減による原価低減と販管費の効率化により、売上高が前期比2.6%減の局面でも営業利益は前期比1.2%増の571百万円を確保した。

企業の強み

米国カーネギーメロン大学発のソフトウェア開発プロセスモデルCMMIにおいて、2019年にV2.0、2024年5月にV3.0で成熟度レベル5(最高位)を達成。業界最高水準の開発プロセス品質を第三者機関が認定しており、高付加価値案件の受注競争力の根拠となっている。

2025年7月末時点で現金及び現金同等物3,750百万円に対し有利子負債はわずか44百万円。自己資本比率は86.0%(前期83.3%)と5期連続で80%超を維持。インタレスト・カバレッジ・レシオは2,300.6倍に達し、財務リスクは極めて低い。

2025年7月期は売上高3,204百万円(前期比2.6%減)と減収となったが、外注費削減による原価低減と販管費の効率化(前期比2.7%減)により営業利益571百万円(前期比1.2%増)、親会社株主帰属当期純利益417百万円(前期比22.0%増)を達成。採算性重視の経営姿勢が数値に表れている。

エンヴァリスの着眼点

2026年7月期第3四半期累計の営業利益は170百万円(前年同期比61.4%減)と大幅に落ち込んだ。通期予想252百万円に対し進捗率は67.5%にとどまり、第4四半期単独で82百万円の営業利益が必要な計算。

売上総利益率が前年同期の33.5%から23.9%へ急低下しており、コスト構造の変化が利益回復の重荷となっている。

2026年7月期第3四半期累計の売上高は2,386百万円(前年同期比0.4%減)と概ね計画水準。一方、売上原価は1,817百万円(前年同期比14.0%増)と急増し、売上総利益は569百万円(同29.1%減)に落ち込んだ。

支援型案件比率の高まりと人員増強・外注費増加が主因であり、DCX2030の投資フェーズが続く限り利益率の回復には時間を要する可能性がある。

自己資本比率86.1%、1株当たり純資産1,403.65円と財務基盤は盤石。年間配当予想19.00円(前期と同水準)を維持しており株主還元姿勢は継続している。

ただし、DCX2030に基づく戦略的投資が利益を大幅に圧迫する中、投資効果が売上・利益に反映される時間軸の見極めが中長期投資判断の核心となる。外部環境として、物価上昇・金融市場変動・資源価格高止まりによる先行き不透明感も注視が必要。

成長戦略

DCX2030を軸にAI・クラウド・人材投資で第二創業期の変革を推進

受託開発を核に、支援型案件の積み上げによる将来の大型受託案件獲得を図る。プロジェクトマネージャー人員増強とAI活用による生産性向上を推進。

第3四半期累計売上高は1,810百万円(前年同期比1.2%増)と堅調に推移しているが、支援型案件比率の高まりにより営業利益は179百万円(同49.2%減)と大幅減益。

サービスインテグレーション事業においてSaaS型サービスの機能向上・サーバー等インフラ強化・マーケティング投資を推進。NFCを活用したマーケティングサービスによる新規顧客獲得とAI機能の自社サービスへの積極導入を図る。

第3四半期累計売上高は441百万円(前年同期比3.6%増)と増収も、体制強化コストにより営業利益は24百万円(同74.4%減)と大幅減益。

その他セグメントにおいてスマート農業分野のサービス強化を推進。第3四半期累計では売上高135百万円(前年同期比26.3%減)、営業損失34百万円と先行投資フェーズが継続。農業関連の生産・販売活動の継続とシステム販売需要の取り込みを並行して進める。

最終更新: 2026年7月17日