事業内容
イメージ情報開発株式会社は1975年創業の東証グロース上場の独立系ITサービス企業。特定メーカーやパッケージソフトに依存せず、顧客のビジネス戦略に沿った柔軟なシステム実現を特徴とする。
ITソリューションセグメントではIT戦略支援・システム設計構築・運用保守・商品販売を展開し、BPO・サービスセグメントでは決済処理・会員管理等の業務受託を提供する。主要顧客は沖電気工業(売上高の15.2%)・株式会社アイオス(同10.3%)等の企業のほか、地域商店街・商工会議所等にも長期にわたりサービスを継続提供している。
2026年3月期末時点のグループ構成は親会社と子会社1社(イメージ情報システム株式会社)の2社体制。
ビジネスモデル
顧客企業のIT戦略立案から始まり、システム設計・構築、運用・保守、さらにBPO(業務アウトソーシング)・決済代行まで一気通貫で提供することで、顧客の継続的な依存関係を構築する。売上高の83.9%をITソリューション、16.1%をBPO・サービスが占め、運用保守・業務受託等のストック型収益が収益基盤を支える構造。
IT関連機器・ソフトウェアの商品販売も手掛ける。
企業の強み
1975年創業で50年超の業歴を持ち、沖電気工業(2026年3月期売上高111,663千円、構成比15.2%)・株式会社アイオス(同75,392千円、同10.3%)等の主要顧客と複数年にわたる継続取引を維持。保守を含む既存事業は安定的に継続しており、同程度の受注を毎期獲得できる顧客基盤を有する。
特定メーカーやパッケージソフトに依存しない独立系SIerとして、顧客のビジネス戦略に沿った柔軟なシステム実現を特徴とする。金融・製造・サービス業・商店街・商工会議所等、幅広い業種・業態への対応実績を長期にわたり蓄積しており、特定業種への過度な依存を回避した事業ポートフォリオを構築している。
2026年1月にサイブリッジ合同会社を割当先とする第三者割当増資(発行価格461円/株、1,301,500株)を実施し、約600,000千円の資本増強を完了。2026年3月期末の自己資本比率は63.0%(前期末46.2%)に改善し、現金及び預金残高は820,358千円に増加。
M&A推進のための財務的な余力を確保した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期の売上高は731百万円(前期比13.2%増)と増収を確保したが、これは連結子会社3社の年間売上取り込みによる嵩上げ効果が主因であり、当期末に同3社を売却済みのため実態的な成長力は限定的。営業損失は175百万円(前期70百万円)と赤字幅が拡大し、売上高営業利益率はマイナス24.0%に悪化した。
純損失は259百万円(前期36百万円)と急拡大。外部要因として円安長期化・エネルギー価格高騰が原材料・運営コストに影響する一方、AI投資拡大を背景としたIT需要の増加は市場環境として追い風となっている。
財務活動CF651百万円(増資による収入600百万円)により期末現金は820百万円を確保した。
成長戦略
サイブリッジ連携のもとM&Aで規模拡大し2027年3月末までに上場維持基準適合を目指す
2026年1月に資本業務提携および第三者割当増資(約600百万円)を実施。サイブリッジグループとの連携強化により、M&A推進・事業構造改革・ガバナンス整備を加速させる。調達資金は事業投資・M&A資金として活用予定。
2027年3月期にM&Aを計画しており、買収先の事業規模によっては連結業績が大きく変動する可能性があるとして業績予想を非開示としている。2026年3月期は1社子会社化・3社売却を実施し、グループ構成を見直した。
2026年5月14日の取締役会で完全子会社イメージ情報システムの吸収合併(簡易合併・略式合併)を決議。2026年7月1日を効力発生日とし、管理コスト削減と事業運営の一体化による収益性改善を図る。
管理部門組織の見直し・事業構造改善引当金の計上(5百万円)等を通じてコスト削減を推進。子会社3社の連結除外により不採算事業を整理し、経営資源をコア事業に集中させる方針。ただし2026年3月期時点では営業赤字が拡大しており、改善効果は未達。
最終更新: 2026年7月19日

