事業内容
キーウェアソリューションズは1965年設立の独立系ITサービス企業で、当社・子会社7社・関連会社1社で構成される。主力の「システム開発事業」では社会インフラ・通信キャリア・大手鉄道輸送会社向けの収入・料金管理システムや監視・制御システム等の受託開発を手掛け、医療ソリューションパッケージ(MEDLASシリーズ等)も保有する。
「SI事業」ではSAP・Biz∫・IFS等のERPパッケージを活用した基幹システム刷新を提供。「その他事業」ではサポートサービス・コンサルティング・農業ICT等の新規領域を展開する。
JR東日本情報システム・兼松エレクトロニクス・キヤノンMJとの資本業務提携3社および岩手銀行との連携を通じ、全国規模の顧客基盤を持つ。
ビジネスモデル
売上高22,724百万円のうち、システム開発事業が13,439百万円(59%)、SI事業が6,815百万円(30%)を占める。受注制作ソフトウェア開発は進捗度基準で収益認識し、サポートサービスは期間按分で安定収益を確保する。
自社パッケージ(MEDLASシリーズ・Biz∫テンプレート等)のカスタマイズ販売により付加価値を高め、インフラ・セキュリティを含む一貫ソリューション提案で高付加価値案件の獲得を図る。
企業の強み
設立以来60年にわたり、通信キャリア・大手鉄道輸送会社の収入・料金管理システムや全国規模の社会インフラ監視・制御システムを開発してきた実績を持つ。医療ソリューションパッケージ(MEDLASシリーズ・NAPROS)等の自社製品も保有し、複雑な顧客固有業務のシステム化に対応できる専門性は競合が短期間で模倣困難な参入障壁となっている。
2021年にJR東日本情報システム・兼松エレクトロニクス・キヤノンマーケティングジャパンと資本業務提携を締結し、連携を推進。2025年9月には岩手銀行とも提携し東北地域の営業基盤を強化した。
これら提携先との協業により、単独では獲得困難な案件へのアクセスや技術・販売チャネルの拡大が実現されており、受注高21,846百万円の維持・拡大に寄与している。
2026年3月期末時点でコミットメントライン・当座貸越契約の極度額3,300百万円に対し借入金残高はゼロであり、実質無借金経営を維持している。純資産残高は8,004百万円(前期比434百万円増)、営業キャッシュフローは1,987百万円の増加と財務基盤は堅固。
自己資金による事業運営が可能な財務体力は、景気変動局面でも安定した事業継続を支える。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期18,428百万円から2026年3月期22,724百万円へ5期連続増収。営業利益は同期間551百万円から1,130百万円へ倍増し、営業利益率は5.0%(前期4.4%)と改善基調。
一方、当期純利益は前期1,032百万円から802百万円へ22.3%減。前期に計上した関係会社株式売却益・持分法投資利益等の一過性利益(合計約500百万円)の剥落が主因であり、本業ベースの収益力は向上している。
外部環境として情報サービス産業の売上高は47ヵ月連続前年超えと底堅く、企業のDX投資需要が追い風として継続している。営業CFは前期の333百万円流出から1,987百万円の流入へ大幅改善し、期末現金残高は3,365百万円(前期比80.6%増)と財務基盤が強化された。
成長戦略
Vision2026の3方針(基盤事業質的転換・プライムビジネス拡大・新領域チャレンジ)で2027年3月期売上高24,000百万円を目指す
プロダクトやクラウドサービスの活用拡大、請負案件の拡大、不採算案件の抑制を推進。資本業務提携3社との連携強化により案件獲得力を高め、業務効率化・生産性向上でコスト競争力を強化。2026年3月期は営業利益率5.0%を達成し改善基調が継続。
SAP・Biz∫・IFS等ERPパッケージを活用した基幹システム刷新提案、インフラ・セキュリティを含む一貫ソリューション提案を推進。ホテル業務効率化ソリューションの提供開始、Biz∫自社開発テンプレート新バージョン開発を進行中。
岩手銀行との資本業務提携(2025年9月締結)で東北地域の営業基盤を拡大。
2026年1月にキーウェアメディカル株式会社を設立し医療ヘルスケア領域の専門子会社化を実現(2026年4月事業開始)。農業ICT(合同会社継への出資によるキュウリ次世代型生産事業参画)、ブロックチェーン活用サイバーレジリエンスサービス「デジタルシェルター」の導入提案を推進。
最終更新: 2026年7月19日

