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株式会社システムリサーチ

3771東証プライム情報通信業

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株式会社システムリサーチ3771

事業内容

株式会社システムリサーチは1981年創業の独立系総合情報サービス企業。SIサービス業務(請負型システム構築)とソフトウエア開発業務(準委任・派遣型常駐開発)を両輪とし、製造業・流通業・サービス業など幅広い業種の基幹システム開発・保守を手掛ける。

主要顧客はトヨタシステムズ(売上高の19.4%)を筆頭とする自動車関連製造業。加えてソフトウエアプロダクト、商品販売、クラウドSaaS(デジクエリ・AIアシスタントパスビー等)も展開。

名古屋本社を拠点に東京・大阪支社を構え、東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場に上場。連結子会社1社(株式会社ソエル)を含むグループで事業を運営する。

ビジネスモデル

収益の中核はソフトウエア開発業務(売上高16,603百万円)における準委任・派遣型の常駐開発で、既存顧客からのリピートオーダーによるストックビジネスが安定基盤を形成する。SIサービス業務(10,890百万円)では請負型の一括受注によりプライムベンダー(エンドユーザー直接受注)化を推進し、利益率向上を図る。

PRM(プロジェクト・リスク・マネジメント)活動で低採算案件を排除し、営業利益率の継続的改善を実現している。

企業の強み

準委任・派遣型の常駐開発を主体とするソフトウエア開発業務は前年同期比16.5%増の16,603百万円を達成。既存顧客からの継続受注(ストックビジネス)を安定確保しており、期末受注残高は6,710百万円(前年同期比81.1%増)と大幅に積み上がり、将来売上の可視性が高い。

PRM(プロジェクト・リスク・マネジメント)活動の徹底により赤字・低採算プロジェクトを縮小。2026年3月期の営業利益は3,470百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益率は11.9%に達し、売上高成長率(12.1%増)を上回る利益成長を実現している。

ROEは20.6%(前年度19.6%)と高水準を維持。

特定コンピュータメーカーの系列に属さない独立系企業として、ISO9001認証(2002年取得)・ISMS認証(2004年取得)のもと、メインフレームからクラウドまで多様なプラットフォームに対応。FA制御・WMS/WCS・POSシステム等の専門的技術領域を保有し、顧客の業種・業態を問わず上流から下流工程まで一貫対応できる技術基盤を有する。

エンヴァリスの着眼点

期末受注残高6,710百万円(前年同期比81.1%増)は、2027年3月期通期売上高予想32,276百万円(前年同期比10.9%増)の達成を裏付ける先行指標として評価できる。ソフトウエア開発業務の受注残高が3,642百万円(前年同期比117.4%増)と特に強く、主力事業の成長継続が見込まれる。

一方、第2四半期累計の営業利益予想が1,419百万円(前年同期比6.5%減)と下期偏重の構造には注意が必要。

主要顧客㈱トヨタシステムズへの売上依存度は前期17.8%から当期19.4%(5,661百万円)へ上昇しており、顧客集中リスクが高まっている。自動車産業のIT投資動向や同社の発注方針変化が業績に直結するため、関東・関西での新規顧客獲得進捗が分散化の観点から重要な評価ポイントとなる。

外部要因として、自動車産業のEV化・モダナイゼーション需要が当面の追い風となっているが、業界構造変化には注視が必要。

会社自身が「AXの進展は今後、既存のIT事業の付加価値構造に大きな変化を及ぼす可能性がある」と言及しており、生成AI・Agentic AIの普及が中長期的に人月型ビジネスモデルの収益性に影響を与えるリスクがある。一方で短期的には、DX・AX推進やレガシーシステム刷新需要が旺盛であり、2026年3月期の業績はこれらの追い風を享受した。

AI活用による自社の生産性向上と新サービス創出への対応力が中長期の競争力を左右する。

成長戦略

プライムベンダー化・DX/AX事業拡大・新規顧客獲得で売上高1,000億円を目指す

既存顧客からの継続受注を安定確保しつつ、受注残高3,642百万円(前年同期比117.4%増)を背景に高成長を維持。2026期は前年同期比16.5%増の16,603百万円を達成しており、主力事業として収益を牽引している。

PRM(プロジェクト・リスク・マネジメント)活動によるプロジェクトリスク管理の徹底と高収益案件へのシフトにより、売上高営業利益率を2025期11.5%から2026期11.9%へ改善。2027期も引き続き利益率向上を追求する方針。

生成AI・Agentic AIを活用した業務効率化・生産性向上ニーズの拡大に対応し、DXおよびAX(AIトランスフォーメーション)推進・レガシーシステム刷新需要を取り込む。SIサービス業務の受注高は11,904百万円(前年同期比19.3%増)と堅調。

トヨタシステムズへの依存度(19.4%)低減を目的に、関東・関西エリアでの新規顧客開拓を推進。商品販売の受注高が922百万円(前年同期比95.3%増)と大型IT設備販売案件を獲得するなど、顧客基盤の拡大に取り組んでいる。

プライムベンダー化・DX/AX事業拡大・新規顧客獲得を柱に、売上高1,000億円(100,000百万円)を長期目標として掲げる。2026期売上高29,083百万円は目標の約29%水準であり、中長期的な成長継続が求められる。

最終更新: 2026年7月19日