事業内容
テクマトリックスは1984年設立、東証プライム上場のITソリューション企業。情報基盤事業(サイバーセキュリティ製品・サービス)、アプリケーション・サービス事業(CRM・ソフトウェア品質保証・教育向けSaaS)、医療システム事業(クラウドPACS「NOBORI」・AI・PHR)の三事業を展開する。
主要顧客は大手企業・通信キャリア・医療機関・公共機関と幅広く、北米最先端製品の目利き力と自社開発ソフトウェアの業務ノウハウを組み合わせたワンストップサービスが特徴。連結子会社12社を含むグループで売上収益71,734百万円(2026年3月期)を達成し、過去最高を更新した。
ビジネスモデル
北米を中心とした最先端IT製品の販売代理権を取得し、導入・保守・運用監視までのフルラインサービスを提供することで継続収益を確保する。並行して自社開発のSaaS製品(FastHelp、NOBORI、ツムギノ等)をサブスクリプション型で提供し、ストック型収益を積み上げる。
情報基盤事業のストック比率は87.9%に達しており、受注残高105,431百万円が将来売上の可視性を高めている。
企業の強み
情報基盤事業のストック比率は2026年3月期に87.9%(2024年3月期82.3%から上昇)に達し、同セグメントの受注残高は78,880百万円(前期比+18.9%)に積み上がっている。サブスクリプション型クラウドセキュリティ製品の更新受注が着実に積み重なり、売上収益・営業利益ともに過去最高を更新した。
RSA(1996年)、F5(2000年)、Palo Alto Networks(2009年)、Proofpoint、Tanium、Tenable、Arctic Wolf等、北米最先端セキュリティベンダー30社超と長期販売代理店契約を締結。1年毎の自動更新が多く、長年の実績に基づく関係強化が参入障壁を形成している。
PSP株式会社が提供する医療情報クラウドサービス「NOBORI」は新規契約施設数が継続増加し、医療システム事業の受注残高は19,425百万円(前期比+23.6%)に達した。ストック比率は61.0%(2024年3月期49.9%)へ上昇し、オンプレミスからクラウドへのシフトが着実に進展している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
当第1四半期は売上収益18,885百万円(+19.0%)、営業利益1,606百万円(+26.4%)、親会社所有者帰属四半期利益1,060百万円(+24.3%)と全項目で前年同期を上回り、成長率は前年同期(+15.3%)から加速した。情報基盤事業のクラウド型セキュリティ需要拡大に加え、アプリ事業の黒字転換、医療システム事業の増収増益が寄与。
通期予想(売上81,800百万円、営業利益8,200百万円)は5月8日発表から変更なく、中計最終年度目標に向けた進捗は概ね順調と評価できる。
成長戦略
ストック型収益積み上げ・ASEAN展開・医療DX深化で中計最終年度売上収益81,800百万円を目指す
クラウド型セキュリティ製品・医療クラウドPACS・SaaS製品のサブスクリプション化を推進し、全社ストック比率84.6%を維持・向上。更新受注の着実な積み上げで収益の安定性を高める。
Firmus社が大型案件を獲得し受注高が前年同期を上回り、サブスクリプション型ビジネスのストック収益が積み上がった。ASEAN地域でのセキュリティ需要取り込みを継続。
2026年4月にメドメイン株式会社を連結子会社化し、病理診断支援AIとクラウド型PACSを融合したデジタル病理診断プラットフォームの開発・事業化を推進。
上限2,300,000株・32億円の自己株式取得を決議し、取得後は全株消却予定。中長期的な成長投資とのバランスを取りながら資本効率と株主還元の拡充を図る。
最終更新: 2026年8月2日

