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株式会社ケイブ

3760・東証スタンダード・情報通信業

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株式会社ケイブ3760

事業内容

当社グループは1994年に東京で設立されたゲームソフト受託開発会社を起点とし、2004年に大阪証券取引所ヘラクレスに上場、現在は東証スタンダード市場に上場する独立系ゲーム会社である。子会社7社・関連会社4社を含む計12社体制で、売上の約92%を占めるゲーム事業と動画配信関連事業の2事業を展開している。

ゲーム事業では自社IP「ゴシックは魔法乙女」「東方幻想エクリプス」「キングダム乱-天下統一への道-」に加え、連結子会社でらゲーが運営する「モンスターストライク」関連タイトルを保有し、Apple・Google経由でスマートフォン向けに配信している。動画配信関連事業では子会社サクセスプラスがライブ配信・YouTubeクリエイター向けの受託・ライセンス事業を展開し、海外市場開拓も進めている。

ビジネスモデル

主収益源はスマートフォンゲームのアプリ内課金であり、Apple・Google等のプラットフォームを通じて配信し、利用料金回収代行手数料(当期1,009百万円)を支払う構造となっている。主要販売先はMIXI(当期売上高の54.3%)で、連結子会社でらゲーが運営する人気IP「モンスターストライク」関連事業との連携が収益の柱である。

動画配信関連事業では子会社サクセスプラスが受託事業を中心に安定収益を確保しつつ、ライセンス事業を通じた海外マーケットへの展開も進めている。

企業の強み

「ゴシックは魔法乙女」が11周年、「東方幻想エクリプス」が2.5周年、「キングダム乱-天下統一への道-」が8周年を迎えるなど、長期運営タイトルを複数保有。周年記念イベントやコラボ施策を通じてユーザーエンゲージメントを維持し、安定的な既存ユーザー収益基盤を構築している。

連結子会社でらゲーが手掛ける「モンスターストライク」関連事業が主要顧客MIXIとの取引を通じて当期売上高の54.3%を占め、人気IPとのコラボイベントにより収益基盤の柱となっている。長期にわたる取引関係が収益の安定化に寄与している。

不採算子会社capableの株式譲渡、製作委員会の解散、ソフトウエア減損2,657百万円の一括計上を当期に実施し、リスクを先送りせず事業ポートフォリオを再構築。資産の大幅圧縮により、今後の追加的な減損リスクが限定的な状態を作り出している。

エンヴァリスの着眼点

当第1四半期は営業利益555百万円(前年同期は営業損失565百万円)、経常利益908百万円(前年同期は経常損失393百万円)、親会社株主帰属四半期純利益659百万円(前年同期は純損失285百万円)と大幅な改善を見せた。通期予想(営業利益1,450百万円、純利益1,200百万円)に対する進捗率は良好だが、経常利益には保険解約返戻金284百万円など一過性収益が含まれる点に留意が必要。

ゲーム事業の黒字転換はでらゲーのモンスターストライクによる安定収益に大きく支えられており、同IPとのライセンス契約や外部IP保有者との関係継続が収益の持続性を左右する最大の不確実性として残る。

リファインプロジェクト第一弾として2026年8月27日に「新約・怒首領蜂大復活」をSteamでリリースし、最大10人対戦モードを搭載してグローバル展開を開始した。通期売上予想は前期比△12.5%の減収を見込んでおり、既存タイトル縮小を新規IP・海外展開でどこまで補えるかが今後の焦点となる。

成長戦略

ポートフォリオ再構築後、でらゲー安定収益軸にリファインIP・海外展開・AI効率化で利益体質回復

過去の人気シューティングタイトルを磨き直す取り組みの第一弾として「新約・怒首領蜂大復活」をSteamで世界展開し、オンライン対戦モード追加などで新たな付加価値を創出。

Steamを通じたグローバル配信や動画配信関連事業のライセンス事業参入により、海外ユーザー・海外マーケットからの収益獲得を目指す。

AIの活用による業務効率化を既存タイトル運営に組み込み、キャラクター制作の外注費・社内工数最適化と合わせて収益性向上を図る。

既存タイトルの収益基盤安定化と並行し、新規IPの創出・獲得に取組むことで中長期的な収益源の多様化を図る。

最終更新: 2026年10月14日