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ADRバイオメディカルホールディングス株式会社

3750・東証スタンダード・情報通信業

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ADRバイオメディカルホールディングス株式会社3750

事業内容

株式会社ADR120Sは、東京証券取引所スタンダード市場上場の再生医療専業グループ(連結子会社8社)。中核子会社ADRセラピューティクス㈱が、医療機器「セルーション遠心分離器」および高度管理医療機器クラスⅢ「セルセラピーキット」を国内医療機関へ販売する。

患者自身の皮下脂肪から脂肪組織由来再生細胞(ADRCs)を数時間で採取・移植する特許技術を保有し、培養不要・拒絶反応回避という差別化を実現。男性腹圧性尿失禁治療では2022年2月に厚生労働省製造販売承認を取得済みで、保険収載申請を推進中。

従来のリアルアセット事業は2025年5月の最後の不動産譲渡をもって清算を完了し、現在はメディカル事業に経営資源を集中している。

ビジネスモデル

ADRセラピューティクス㈱が医療機関に対してセルーション遠心分離器およびセルセラピーキットを販売することで機器・消耗品収益を得る。並行して、サイトリ・セルセラピー㈱・共生会・アニマルセラピー㈱が自由診療分野で細胞治療サービスを提供し、サービス収益を積み上げる。

主力製品は海外輸入から国産品へ移行中であり、コスト低減と安定調達を図りながら収益構造の改善を目指している。

企業の強み

セルーション遠心分離器は2012年に医療機器認可、セルセラピーキットは2018年に高度管理医療機器クラスⅢ認可を取得。男性腹圧性尿失禁治療では2022年2月に製造販売承認を取得しており、規制上の参入障壁が高い再生医療領域で先行した承認実績を有する。

患者自身の皮下脂肪からADRCsを数時間で採取し、細胞培養なしにその日のうちに治療を完結できる特許技術を保有。拒絶反応リスクを回避しつつ、脂肪組織に自然に存在する全幹細胞を人工操作なしで分離できる点が競合技術との差別化要因となっている。

セルセラピーキットは2026年2月より国産品の販売を開始済み。セルーション遠心分離器も製品開発完了済みで2026年8月の本格販売を予定しており、海外輸入依存から脱却した国内製造体制の構築が完了している。これにより安定的な調達・品質向上・コスト低減の実現が見込まれる。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月末の純資産22百万円から2026年6月末は△71百万円と債務超過に転落した。短期借入金250百万円の新規発生も財務逼迫を示唆する。

HGキャピタルによる4億円債権放棄と5億円コミットメントライン維持により資金繰りは一定程度手当てされたが、会社自身が継続企業の前提に関する重要な不確実性を認めている状況に変化はない。

1Q売上高は57百万円で通期予想750百万円の7.6%に留まるが、会社は国産遠心分離器の本格販売開始を2026年10月以降と位置付けており、下期偏重の計画であることを明言している。2026年5月公表の通期予想(営業利益30百万円)は修正なしで維持されており、下期の販売立ち上がりが計画達成の前提となる。

SUI治療の保険収載は患者アクセス拡大による市場拡大の鍵となるが、承認時期・条件は厚生労働省の審査プロセスに依存する外部要因であり、会社のコントロール外にある。収載が遅延した場合、自由診療中心の限定的な市場規模にとどまるリスクがある。

成長戦略

国産医療機器の本格販売とNeocella新事業で2027年3月期黒字転換を狙う

国内生産体制の構築が完了し量産体制への移行に伴う最終調整中。2026年10月以降に本格販売を開始し、2027年3月期の売上急拡大を牽引する計画。

2026年2月より国産品の販売を既に開始し、量産体制が整い安定的な調達・コスト低減を実現。

高濃度エクソソーム成分含有液事業として本格的な事業展開段階に入り、追加開発投資を伴わず製品供給・協力機関連携による売上創出を目指す。

厚生労働省承認済みのSUI治療について保険収載に向けた手続きを継続。実現すれば患者負担軽減により治療機会が拡大する見込み。

2026年3月27日付で4億円の債権放棄と5億円を上限とするコミットメントラインの維持による金融支援を受け入れ、財務体質改善と資金調達基盤を確保。

最終更新: 2026年8月14日