事業内容
株式会社インタートレードは1999年創業の金融ITシステム会社。証券ディーリングシステム・外国為替証拠金取引システム・暗号資産プラットフォームの開発・保守を中心とする「金融ソリューション事業」(売上構成比80.2%)を主力に、一般事業法人向けITサポート・経営管理ソリューションの「ビジネスソリューション事業」(同14.1%)、ハナビラタケ由来の健康食品・化粧品を扱う「ヘルスケア事業」(同5.7%)の3セグメントで構成される。
主要顧客は国内証券会社・FX業者・暗号資産交換業者等の金融機関。東京証券取引所スタンダード市場上場。
連結子会社2社(株式会社ビーエス・ジェイ、株式会社インタートレードヘルスケア)および持分法適用会社2社(株式会社デジタルアセットマーケッツ、株式会社AndGo)を擁する。
ビジネスモデル
主力の金融ソリューション事業では、証券・FX・暗号資産向けシステムの受託開発・ライセンス利用料・保守サポート契約を組み合わせた収益モデルを採用。ライセンス・サポート等の継続契約が安定収益基盤を形成する一方、受託開発案件が売上変動要因となる。
2025年9月期の受注残高は912百万円(金融ソリューション事業)を確保。ビジネスソリューション事業は経営管理プラットフォーム『GroupMAN@IT e2』の導入社数拡大による安定収益を志向。
ヘルスケア事業は健康食品・化粧品の直販モデル。
企業の強み
1999年創業以来、証券会社向けシステム開発に特化してきた専門性を持ち、2024年11月の東京証券取引所arrowhead4.0運用開始に伴う既存顧客からの受託案件を獲得。金融ソリューション事業の受注高は前期比113.9%の1,448百万円と増加し、受注残高912百万円を次期以降の売上として確保している。
2025年9月期末時点で自己資本比率72.6%、当座比率321.1%と短期・中期の財務安定性は高水準を維持。総資産1,481百万円のうち現金及び預金711百万円(構成比48.0%)を保有し、自己資金を基本とした資金調達方針のもと、借入依存度は低い。
2025年3月にFireblocks社とWEB3インフラ導入支援に関する戦略的パートナーシップを締結。同年4月にはAndGo株式25.5%を取得し持分法適用会社化することで、暗号資産向けソリューションおよび暗号分散技術を活用したサービスの共同開発体制を整備した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年9月期第3四半期累計の売上高は1,336百万円(前年同期比104.2%)、営業利益22百万円(前年同期△13百万円から黒字転換)、経常損失は△111百万円(前年同期△174百万円から縮小)、親会社株主純利益は104百万円(前年同期△117百万円から黒字転換)。通期予想(売上1,836百万円、営業利益30百万円)に対する進捗率は売上72.8%・営業利益76.6%と、直近数期の低迷から本業回復の兆しが見られる。
ただし通期経常損失予想△142百万円は3Q累計の△111百万円から更なる悪化を見込んでおり、下期での持分法関連損益の変動リスクが残る。
成長戦略
金融ソリューションのWEB3強化と各事業の安定受注確保による再成長転換
Fireblocks社との戦略的パートナーシップおよびAndGoのグループ化を通じ、暗号資産向けソリューション・暗号分散技術活用サービスの共同開発を推進。デジタルアセットマーケッツとの連携も含め高付加価値サービス展開を図る。
『GroupMAN@IT e2』のライセンス売上減少を常駐支援サービス増収と人件費削減で補い、セグメント損失を前年同期25百万円から12百万円に縮小。収益性改善が進行中。
機能性表示食品「エストロリッチ ピュア」を軸にフェムケア市場への訴求を強化するが、当第3四半期はセグメント損失が拡大(40百万円→46百万円)し、販売計画の遅延が課題として残る。
最終更新: 2026年8月7日

