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3723東証グロース情報通信業

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日本ファルコム株式会社3723

ゲーム開発・販売事業(日本ファルコム株式会社 単一セグメント)

RPGを中心とした自社開発ゲームの製品販売とライセンス許諾を両輪とする単一セグメント事業

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期中間期累計)1,535百万円604百万円(2025年9月期中間期)
営業利益(2026年9月期中間期累計)969百万円73百万円(2025年9月期中間期)
経常利益(2026年9月期中間期累計)993百万円90百万円(2025年9月期中間期)
中間純利益(2026年9月期中間期累計)689百万円44百万円(2025年9月期中間期)
売上総利益率(2026年9月期中間期)97.0%92.1%(2025年9月期中間期)
営業利益率(2026年9月期中間期)63.1%12.2%(2025年9月期中間期)
自己資本比率(2026年9月期中間期末)93.3%94.6%(2025年9月期末)
現金及び預金(2026年9月期中間期末)10,722百万円10,350百万円(2025年9月期末)
1株当たり中間純利益(2026年9月期中間期)68.82円4.31円(2025年9月期中間期)
売上高(2026年9月期通期予想)3,600百万円2,612百万円(2025年9月期通期実績)
営業利益(2026年9月期通期予想)2,200百万円1,340百万円(2025年9月期通期実績)
ライセンス部門売上高(2026年9月期中間期)1,419百万円481百万円(2025年9月期中間期推計)
製品部門売上高(2026年9月期中間期)116百万円123百万円(2025年9月期中間期推計)

事業詳細

日本ファルコムはゲームソフトの企画・制作・開発・販売を主たる業務とし、製品部門(自社ゲームソフト・音楽CDの販売)とライセンス部門(国内外へのライセンス許諾・ロイヤリティ収入)の二部門で事業を展開する。「軌跡」「イース」シリーズを中核IPとし、Nintendo Switch 2・PS5・Steamなどマルチプラットフォームで全世界展開を推進。2026年9月期中間期はライセンス部門が売上高の約92%を占め、「空の軌跡 the 1st」のワールドワイド販売好調により大幅増収増益を達成した。

直近の概況

「空の軌跡 the 1st」の世界販売好調でライセンス部門が急拡大、中間期売上高は前年同期比153.9%増

2026年9月期中間期(2025年10月~2026年3月)は、「空の軌跡 the 1st」のNintendo Switch 2/PS5/Steam向け国内外同時展開が牽引し、ライセンス部門売上高が1,419百万円(前年同期比194.8%増)と急拡大。売上高1,535百万円、営業利益969百万円、中間純利益689百万円を計上し、いずれも前回公表値を上回った。通期業績予想を上方修正し、売上高3,600百万円(前期比37.7%増)、営業利益2,200百万円(同64.0%増)に引き上げた。一方、自己株式412,500株(608百万円)を取得し株主還元も実施。下期は「亰都ザナドゥ -桜花幻舞-」(2026年7月予定)および「空の軌跡 the 2nd」(2026年9月全世界同時発売予定)の寄与が見込まれる。

主要プロダクト

product
軌跡シリーズ(製品部門)

「空の軌跡 the 1st」をNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam向けに販売。2026年9月発売予定の「空の軌跡 the 2nd」も全世界同時発売を予定。製品部門の2026年9月期中間期売上高は116百万円(前年同期比5.5%減)。

product
イースシリーズ(製品部門)

2026年2月にPlayStation 5向け「イースX -Proud NORDICS-」を発売。海外版も同時期にNintendo Switch 2/PlayStation 5/Steam向けに展開。旧タイトルの英語版ダウンロード販売も継続中。

service
ライセンス事業(ライセンス部門)

「空の軌跡 the 1st」海外版、「英雄伝説 界の軌跡」英語版、「イースX -Proud NORDICS-」英語版など複数タイトルの海外展開を推進。2026年9月期中間期のライセンス部門売上高は1,419百万円(前年同期比194.8%増)と急拡大し、売上高全体の約92%を占める。

product
音楽アルバム(製品部門)

2025年12月に「空の軌跡 the 1st オリジナルサウンドトラック」、2026年3月に「Falcom アクースティックス3」を発売。製品部門の収益を補完する安定的な収益源。

product
亰都ザナドゥ -桜花幻舞-(開発中)

2026年7月発売予定の新作RPG。下期の売上寄与が見込まれる。

成長ドライバー

  • 「空の軌跡 the 1st」のワールドワイド販売継続好調によるライセンス部門の急拡大(中間期ライセンス売上高1,419百万円、前年同期比194.8%増)
  • 「空の軌跡 the 2nd」の2026年9月全世界同時発売(Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam)による下期売上寄与
  • 「亰都ザナドゥ -桜花幻舞-」の2026年7月発売による新規IP展開と下期売上への貢献
  • Nintendo Switch 2登場を契機とした家庭用ゲーム市場の盛り上がりとマルチプラットフォーム展開の加速
  • 北米・欧州・アジア向け翻訳版タイトルの継続的な展開による海外ライセンス収入の拡大
  • 「軌跡」「イース」シリーズの旧タイトル移植・英語版ダウンロード販売による安定的なロングテール収益
  • 売上原価率が極めて低い(中間期3.0%)高利益率構造により、売上増が営業利益に直結しやすい収益モデル

リスク

  • 売上高の下期偏重構造:通期予想3,600百万円に対し中間期累計1,535百万円(約42.6%)であり、下期タイトル(「亰都ザナドゥ -桜花幻舞-」「空の軌跡 the 2nd」)の発売遅延・販売不振が通期業績に直結するリスク
  • 「空の軌跡 the 2nd」の販売規模が「the 1st」を下回った場合、ライセンス部門の急拡大トレンドが継続しない可能性
  • ライセンス部門が売上の約92%を占める収益構造のため、主要ライセンス先との契約動向・販売実績に業績が大きく左右される
  • 為替変動リスク:海外ライセンス収入が売上の相当部分を占めるため、円高進行時に収益が圧迫される(中間期為替差益は13百万円)
  • 自己株式取得(608百万円)と配当支払(205百万円)により純資産が前期末比1.1%減少しており、今後の資本政策次第では財務余力が低下する可能性
  • ゲーム市場の競争激化と大手パブリッシャーとの競合による優良コンテンツ獲得・ライセンス交渉力への影響
  • 小規模開発体制(非連結・単一セグメント)のため、複数タイトルの同時開発・品質維持に係る人的リソースの制約

最終更新: 2025年12月19日