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株式会社セレス

3696・東証プライム・情報通信業

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株式会社セレス3696

事業内容

株式会社セレスは2005年設立のインターネットマーケティング企業。日本最大級のポイントサイト「モッピー」(2025年12月末アクティブ会員648万人)を中核に、自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」、化粧品・健康食品のD2C事業、フリーランス向けAIファクタリング「labol(ラボル)」、暗号資産販売所「CoinTrade」、持分法関連会社ビットバンクを通じた暗号資産交換業など多角的な事業を展開する。

主要顧客はポイントサイト利用者(一般消費者)、広告主企業、フリーランス事業者、暗号資産投資家。東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

モッピーは広告主から受け取る広告料の一部を会員にポイントとして還元するアフィリエイト広告モデルが主収益源。AD.TRACKとの連携で広告主と直接取引し利益率を改善。

同メディア力を活用してD2C商品を販売する垂直統合型モデルも展開。フィナンシャルサービス事業では請求書買取手数料(ファクタリング)、暗号資産販売所の売買スプレッド・ステーキング・レンディング手数料、投資育成事業からの投資リターンを収益源とする。

企業の強み

2025年12月末時点のモッピーアクティブ会員数は648万人(前年同期比13.4%増)、アプリ累計ダウンロード数679万件(同20.9%増)。初の大規模認知施策が奏功し会員増加ペースが加速。さらに「Point Income」事業譲受により国内ポイントメディア市場シェアを拡大した。

2025年12月期のモバイルサービス事業売上高は27,990百万円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益は4,895百万円(同11.4%増)、セグメント利益率17.5%。AD.TRACKとの連携強化による利益率改善が寄与し、売上成長を上回る利益成長を実現している。

2025年12月期末の現金及び現金同等物残高は13,114百万円。取引銀行11行と総額9,450百万円の当座貸越・貸出コミットメント契約を締結し、借入実行残高は4,738百万円。自己資金・借入・社債発行を組み合わせた安定的な資金基盤を有する。

エンヴァリスの着眼点

売上高18,764百万円(+18.4%)、営業利益2,302百万円(+57.5%)と本業の収益力は明確に向上。一方、親会社株主に帰属する中間純利益は1,115百万円(前年同期比28.1%減)となったが、これは前年同期に関係会社株式売却益2,266百万円という一時的要因があったための反動であり、実質的な事業収益性はむしろ改善している。

SQUIZ株式取得に伴いのれんが2,998百万円増加し、総のれんは4,980百万円まで拡大。総資産39,865百万円に対し自己資本比率は33.4%(前期末35.5%)まで低下した。

後発事象として三菱UFJ銀行からの2,000百万円借入には純資産維持・営業損益維持・のれん上限等の財務上の特約が付されており、今後の統合コストとシナジー実現、財務健全性の維持が投資家の注目点となる。

セグメント損失は443百万円(前年同期595百万円の損失)と縮小し、ラボルの新規ユーザー拡大による増収(売上高+126.0%)が寄与。一方、連結子会社マーキュリーは暗号資産価格下落により自己保有暗号資産の評価損を計上し、持分法適用会社ビットバンクも投資損失を計上しており、外部要因として暗号資産市況の変動が業績にダイレクトに影響する構造は変わっていない。

成長戦略

モッピー起点の垂直統合深化・ブロックチェーン領域確立・M&Aによる非連続成長で2030年売上高60,000百万円を目指す

会員数696万人(+15.2%)まで拡大し、AD.TRACKとの連携推進による利益率改善が継続。ポイントインカムの横展開も進み、国内ポイントメディア市場での地位を強化している。

オンライン診療「Oops」を提供するSQUIZを2026年第2四半期に子会社化し、D2C事業に新規収益源を獲得。のれん2,998百万円を計上し、シナジー創出とPMIの進捗が今後の焦点。

オンラインファクタリング「labol」の新規ユーザー拡大により大幅増収、セグメント損失は縮小傾向。一方でブロックチェーン関連事業は暗号資産市況の影響を受けやすく、黒字化時期は不透明。

最終更新: 2026年8月13日