株式会社クロス・マーケティンググループ logo

株式会社クロス・マーケティンググループ

3675東証スタンダード情報通信業

株式会社クロス・マーケティンググループ logo
株式会社クロス・マーケティンググループ3675

事業内容

株式会社クロス・マーケティンググループは、デジタルマーケティング事業・データマーケティング事業・インサイト事業の3セグメントを展開する総合マーケティングソリューション企業。国内外31社の連結子会社・3社の関連会社を擁し、1,410万人規模のアンケートモニターパネルを基盤としたオンライン・オフラインのマーケティングリサーチ、DX関連ITソリューション、インフルエンサーマーケティング、消費者インサイト分析など多様なサービスを提供。

主要顧客は一般事業会社・広告代理店・コンサルティング会社等で、国内外85ヶ国での調査実施能力を持つ。

ビジネスモデル

関連会社㈱リサーチパネルが管理する1,410万人のモニターデータベースを活用したネットリサーチを収益の核とし、集計・分析・インサイト提供まで付加価値を積み上げる。デジタルマーケティング事業では販促メディア運営・ITシステム受託開発・人材供給等を展開。

M&Aを積極活用してサービスラインを拡充し、グループシナジーによる顧客への一気通貫提案で収益を拡大する構造。

企業の強み

㈱リサーチパネルが管理する1,410万人(提携パネル含む)の国内最大規模アンケートモニターを保有。約20カテゴリー・最大2,500項目の詳細プロフィールで特別モニターを分類管理し、最短24時間納品を実現。競合との差別化要因となる参入障壁を形成している。

2025年6月期のデータマーケティング事業のセグメント利益率は30.1%(売上高9,914百万円、セグメント利益2,987百万円)と高水準。国内オンラインリサーチの底堅い需要に加え、Kadenceグループ北米拠点の需要回復が重なり、前年同期比34.4%の大幅増益を達成した。

2003年の設立以来、㈱エクスクリエ・㈱REECH・㈱トキオ・ゲッツ・㈱クリエイティブリソースインスティチュート・Coum㈱など多数のM&Aを実行。2025年6月期のデジタルマーケティング事業売上高は前年同期比17.4%増の12,521百万円と、M&A効果を含む成長を継続している。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期第3四半期累計は売上高23,596百万円(前年同期比5.9%増)と増収を維持したが、営業利益は2,118百万円(同10.6%減)と大幅に減少した。売上総利益はほぼ横ばい(8,766百万円)であるにもかかわらず、販売費及び一般管理費が6,648百万円(前年同期比4.0%増)に増加したことが主因。

リサーチ・インサイト事業のセグメント利益が2,930百万円(同11.2%減)と落ち込んでおり、コスト管理と利益率回復が当面の焦点となる。

通期業績予想は売上高32,000百万円(前期比10.7%増)、営業利益2,800百万円(同11.0%増)で変更なし。第3四半期累計の営業利益進捗率は75.6%にとどまり、通期達成には第4四半期単独で682百万円の営業利益が必要となる計算。

季節要因を考慮しても第4四半期への利益集中度が高く、達成確度の見極めが重要。

2026年4月14日に完全子会社化したDIGITALIO社(ECナビ・PeX運営)およびリサーチパネル社は、第4四半期(2026年4月〜6月)から連結業績に寄与する。取得対価合計1,500百万円、関連借入3,000百万円(5年・無担保)を実行しており、のれん計上額・財務負担・シナジー効果の実現時期が今後の業績・財務指標に与える影響を精査する必要がある。

成長戦略

「Unite&Generate」でM&A・グループシナジーを推進し2030年6月期売上高500億円を目指す

インフルエンサーマーケティング・IPプロモーション(前年同期比13.4%増)、マーケティングHR(同19.2%増)、SI・DXコンサルティング(同12.7%増)の各区分が牽引し、第3四半期累計外部顧客売上高は10,783百万円(同14.3%増)を達成。DX・AI投資需要の旺盛な継続が追い風。

2026年4月14日にDIGITALIO社(ECナビ・PeX運営、デジタルプロモーション・DX支援)およびリサーチパネル社(アンケートサイト運営)を完全子会社化。取得対価合計1,500百万円。

ソーシャル&デジタルプロモーション分野の強化とパネルネットワーク拡充によるシナジーを第4四半期以降に取り込む。

従来の「データマーケティング事業」と「インサイト事業」を統合し「リサーチ・インサイト事業」として再編。消費者インサイト発掘・データ分析など高付加価値領域を深化させ、デジタルマーケティング事業とのシナジーによるワンストップ提供を強化する。海外事業の立て直しも課題。

中期経営方針「Unite&Generate」のもと、M&A積極推進とグループシナジーにより年率約15%成長を目指す。2026年6月期通期予想売上高32,000百万円は前期比10.7%増であり、目標達成には一段の成長加速が必要。

最終更新: 2026年7月17日