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公共分野

地方公共団体向けITソリューションを提供する主力セグメント

期間今期前期増減率
売上高22,529百万円14,195百万円
セグメント利益(営業利益)5,765百万円2,113百万円
売上高前期比+58.7%
セグメント利益前期比+172.8%
減価償却費1,533百万円836百万円
セグメント資産11,774百万円9,963百万円
受注高22,785百万円
受注残高12,892百万円

事業詳細

主に地方公共団体及び関連する諸団体向けに、パッケージシステムの開発・販売、運用支援、機器販売及び情報処理等の各種サービスを提供する。主力製品は総合行政情報システム「Reams」で、長野県・新潟県を中心とした全国の地方公共団体を顧客とする。2026年3月期は連結売上高の約80.5%を占める中核セグメント。

直近の概況

Reams標準準拠移行168団体完了で売上・利益が大幅伸展、次期は反動減を見込む

2026年3月期は国が定めた標準仕様準拠「Reams」への移行を当初期限内(2026年3月)に168団体すべて完了したことが売上・利益に大きく寄与し、売上高22,529百万円(前年同期比58.7%増)、セグメント利益5,765百万円(同172.8%増)を達成。各種法制度改正対応、戸籍総合システム62団体導入、機器リプレイス需要も貢献。一方、2027年3月期は移行完了に伴うリプレイス案件減少により受注高・売上高の減少が見込まれる。政府は移行未完了システムを「特定移行支援システム」として2030年度末まで期限延長する方針を打ち出しており、新規顧客獲得の機会として対応を進める。

主要プロダクト

platform
総合行政情報システム「Reams」

住民記録・税務・介護保険等30種類超の業務に対応する自社開発パッケージ。2026年3月期に予定していた168団体すべての標準仕様準拠版への移行を完了。次期プロダクトの研究開発を継続実施中。

product
戸籍総合システム

2026年3月期に62団体への導入を完了。

service
情報処理・データセンターサービス

自治体業務データの処理・保管を担うサービス。2026年3月期の情報処理・通信サービス売上高は2,813百万円(前年同期比23.5%増)。

service
自治体DX推進ソリューション

行政事務のアウトソーシング推進・拡大を含む自治体の業務効率化支援。観光ソリューション(めぐるデジタルスタンプラリー、VR・AR・NFT活用)も展開し、5団体に提供。

service
機器リプレイスサービス

2026年3月期は財務会計システムのリプレイスを25団体、住民基本台帳ネットワークシステム機器のリプレイスを36団体に実施。システム機器販売等の売上高は5,645百万円(前年同期比78.6%増)。

成長ドライバー

  • 特定移行支援システム対象団体(2030年度末期限延長)への「Reams」新規顧客開拓
  • 各種法制度改正(子ども・子育て支援金制度、定額減税、介護保険料見直し等)への継続的対応需要
  • 住民基本台帳ネットワークシステム・財務会計システム等の機器更改サイクル需要
  • 「自治体窓口DX」(書かない窓口・住民向け情報アプリ等)の展開拡大
  • 複数団体による行政事務アウトソーシングの推進・拡大
  • 政府「デジタル社会の実現に向けた重点計画」推進による行政DX投資の継続拡大
  • 観光ソリューション(VR・AR・NFT・デジタルスタンプラリー)の新規団体展開
  • EBPMを活用した移住・定住データ可視化・分析サービスの提供

リスク

  • 2026年3月期の標準準拠システム移行完了後の反動減リスク(2027年3月期は売上高・営業利益の大幅減少を予想)
  • 地方公共団体の財政状況悪化による投資抑制リスク
  • 国主導のガバメントクラウド推進による自社データセンター事業への影響
  • 長野県・新潟県への地理的集中による地域依存リスク
  • システム開発における工数超過・品質問題リスク
  • DX人材の確保難・採用競争激化による開発体制への影響
  • 特定移行支援システム対象団体の新規獲得競争激化リスク

最終更新: 2026年6月25日