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3640東証スタンダード情報通信業

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市場

公共分野への高依存

2026年3月期における公共分野の売上比率は80.5%と極めて高く、地方公共団体向けシステムが収益の根幹を担っている。地方公共団体間での情報システム共同利用や国主導の業務プロセス・システム標準化の進展により、当社グループの受注機会や収益水準が大幅に低下するリスクがある。対応として公共分野で得た経営資源を産業分野へシフトし新規顧客開拓を進めているが、依存度の高さは構造的な脆弱性として残存する。

財務

大株主による影響リスク

信越放送株式会社が議決権の39.3%(間接保有含む)、TOPPANエッジ株式会社(現TOPPAN株式会社)が15.9%を保有しており、両社合計で過半数に近い議決権を持つ。両社との間には役員兼任・取引関係が存在し、2026年3月期の信越放送との取引金額は126,818千円、TOPPANエッジとの原材料仕入・外注合計は694,170千円に上る。事業戦略・人事・資本政策への制約は現時点でないとされるが、大株主として方針決定に影響を与える可能性は否定できない。

テクノロジー

システム開発の不採算リスク

受託ソフトウェア開発において、開発工数の増加や業務遅延により当初見込みを大幅に超えるコストが発生するリスクがある。品質・生産性向上を担当する専門部署を設置して対応しているが、プロジェクト管理の失敗は直接的な利益圧迫要因となる。不採算案件の発生は経営成績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性がある。

テクノロジー

情報漏洩リスク

情報処理・システム開発業務において顧客の個人情報・機密情報を大量に取り扱っており、漏洩が発生した場合は損害賠償請求や企業信用の失墜につながる。ISMSおよびプライバシーマーク認定を取得し防止策を講じているが、サイバー攻撃や内部不正等のリスクは完全には排除できない。情報サービス企業としての信頼性が根幹であるため、インシデント発生時の事業継続への影響は甚大となり得る。

テクノロジー

システム障害リスク

免震構造を備えた自社データセンターを運用しているが、地震・火災等の自然災害、ハード・通信障害、コンピューターウィルス等による予測不可能なシステム障害が発生するリスクがある。障害発生時はサービス提供に重大な支障が生じ、損害賠償請求や顧客信頼の喪失につながる。システム運用・管理サービスを主力とする事業特性上、障害の影響範囲は広範に及ぶ可能性がある。

テクノロジー

人材確保・育成リスク

情報サービス業界における人材獲得競争の激化により、業務に必要な知識・経験を持つ技術者の確保が困難になるリスクがある。優秀な人材の通年採用と計画的育成を推進しているが、確保できない場合や社内人材が流出した場合は事業展開に制約が生じる。後継者育成についても同様に、候補人材の流出や育成の遅れが経営の継続性に影響を及ぼす可能性がある。

市場

価格競争激化による収益低下

顧客の費用対効果要求の高まりや海外情報サービス企業の参入により、情報サービス産業全体で価格競争が激化している。当社グループは業種・業態を絞り込んだ付加価値サービスの提供と生産性向上で対応しているが、発注単価の想定以上の低下が続いた場合は利益率が低下する。特に公共分野への依存度が高い収益構造においては、単価下落の影響が業績全体に波及しやすい。

財務

物価高騰による収益性悪化

電気料金・IT関連機器・外部委託費・人件費・各種資材等の調達コストが物価上昇・エネルギー価格高騰・為替変動の影響で上昇している。生産性向上や調達方法の見直し、顧客への価格転嫁を進めているが、コスト増加分を適切に転嫁できない場合や想定を超えるコスト負担が発生した場合は収益性が悪化する。データセンター運営や機器販売を含む事業構造上、エネルギー・機器コストの影響を受けやすい。

テクノロジー

情報技術革新への対応遅れ

DX・AI(生成AI含む)・IoT・RPA等のデジタル新技術の進展が急速であり、対応が遅れた場合は競争力の低下につながるリスクがある。当社グループは新技術の調査・研究・評価を継続的に実施しているが、技術変化のスピードが速く、既存サービスの陳腐化や顧客ニーズへの対応遅延が生じる可能性がある。特に公共分野の標準化動向とデジタル技術革新が重なる局面では、事業モデルの転換を迫られるリスクがある。

市場

全国展開の計画未達リスク

山梨県・首都圏・中京圏等を重点地域とした全国展開を成長戦略として掲げているが、営業力強化や提携ビジネスパートナーの拡大が計画どおりに進まない場合、受注確保が未達となるリスクがある。長野・新潟地域外での知名度・実績が限定的であり、既存の地域密着型ビジネスモデルとは異なる営業・運営体制の構築が必要となる。計画未達の場合は成長投資に見合う収益が得られず、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年7月19日