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アツギ株式会社

3529・東証スタンダード・繊維製品

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アツギ株式会社3529

繊維事業

レッグウェア・インナーウェアの製造販売を担うアツギの中核事業

期間今期前期増減率
売上高(繊維事業)4,068百万円3,974百万円↑
営業損失(繊維事業)△730百万円△638百万円↓
レッグウェア売上高2,154百万円1,928百万円↑
インナーウェア売上高1,914百万円2,045百万円↓

事業詳細

アツギ株式会社及び連結子会社が、レッグウェア(ストッキング・タイツ等)及びインナーウェアの製造・仕入・販売を行う。破れに強いストッキング「スゴスト」やレッグ着圧シリーズ「スルッと着圧」、一般医療機器としてむくみ改善効果を有する段階着圧ソックス等の高付加価値商品開発に注力。開発型OEM販売や直営店販売の強化を進める一方、一般卸し・既存販路は苦戦が継続している。生産拠点は国内及び中国(煙台)に展開。

直近の概況

売上増収も採算悪化、レッグウェア好調・インナー苦戦

当第1四半期の繊維事業売上高は4,068百万円(前年同四半期比2.4%増)。レッグウェアは開発型OEM販売の堅調と季節商材の初回納品時期前倒しにより11.7%増となったが、インナーウェアは直営店販売が堅調な一方、既存販路の苦戦継続により6.4%減。全社的に円安基調による調達コストの高止まり、原燃料価格・物流費・人件費の上昇が続き、営業損失は730百万円(前年同四半期638百万円の損失)へ拡大した。

主要プロダクト

product
レッグウェア

「スゴスト」「スルッと着圧」等の付加価値商品を展開。一般卸し販路は苦戦したが、開発型OEMの販売が堅調に推移し、季節商材の初回納品時期前倒しの影響も加わり、当第1四半期売上高は2,154百万円(前年同四半期比11.7%増)となった。

product
インナーウェア

直営店での販売が堅調に推移した一方、既存販路の苦戦が継続し、当第1四半期売上高は1,914百万円(前年同四半期比6.4%減)となった。

platform
D2C(自社オンラインショップ・ECモール)

国内卸売販売に加え、自社オンラインショップ・ECモールを通じたD2C販売を重点施策として推進している。

成長ドライバー

  • 開発型OEM(相手先ブランド製造)販売の拡大:レッグウェア分野で堅調
  • 直営店でのインナーウェア販売強化
  • 破れに強いストッキング「スゴスト」等、機能性を有する高付加価値商品の投入による単価改善
  • 一般医療機器としてのむくみ改善効果を有する段階着圧ソックス等、メディカル用途への参入
  • ヘルスケア商品の拡大による高付加価値化
  • 中国自社工場(煙台)における自動化設備投資による原価低減(進行中)
  • アセアンでの供給体制強化によるコスト削減

リスク

  • 円安基調の継続による調達コストの高止まり
  • 原燃料価格・物流費・人件費の持続的上昇による製造原価の上昇
  • 消費者の生活防衛意識・節約志向の高まりによる販売数量の伸び悩み
  • 一般卸し販路・既存販路の苦戦継続によるインナーウェア売上減少
  • 収益構造の改革を含む抜本的な見直しに着手中であり、業績への影響が不確定(2027年3月期業績予想は未定)
  • 継続企業の前提に関する重要事象等の存在(営業損益の黒字化に至っていない状況)

不動産事業

保有資産の賃貸・販売を行うグループ唯一の黒字セグメント

期間今期前期増減率
売上高186百万円177百万円↑
営業利益138百万円135百万円↑
営業利益率74.2%76.3%↓

事業詳細

アツギ株式会社が運営する不動産セグメント。分譲土地の購入・販売および土地・建物の賃貸事業を主な事業内容とする。繊維事業が継続的に営業損失を計上する中、当セグメントはグループ全体の収益を下支えする唯一の黒字セグメントとして機能している。2027年3月期第1四半期は保有資産の有効活用を進め、概ね計画どおりに推移し、増収増益となった。

直近の概況

2027年3月期第1四半期は増収増益、計画どおりに推移

当第1四半期連結累計期間の売上高は186百万円(前年同四半期比5.2%増)、営業利益は138百万円(前年同四半期比2.0%増)となった。保有資産の有効活用を進め、概ね計画どおりに推移したことが増収増益の要因。繊維事業が730百万円の営業損失を計上する中、グループの収益を下支えする唯一の黒字セグメントとしての役割を継続している。

主要プロダクト

service
土地・建物賃貸

神奈川県海老名市所有土地の賃貸など、保有資産の有効活用を通じた賃貸収入がセグメントの主軸となっている。

product
分譲土地の購入・販売

保有資産の一部を分譲土地として購入・販売する事業を継続的に実施している。

成長ドライバー

  • 2024年10月開始の神奈川県海老名市所有土地の賃貸による収益の安定的な寄与
  • 保有資産の有効活用促進方針のもとでの賃貸物件拡充
  • グループの収益構造改革において政策保有株式等の資産売却を進める方針のもと、不動産資産の活用が一層重視される可能性

リスク

  • 保有不動産の稼働率低下や賃料下落による収益減少リスク
  • 不動産市況の悪化による資産価値の毀損リスク
  • 繊維事業の損失拡大に伴うグループ全体の財務悪化が不動産事業の投資余力を制約するリスク
  • 金利上昇による保有コストの増加リスク
  • 収益構造の抜本的な見直しに伴う資産活用戦略の方向性が不透明となるリスク

その他

介護・太陽光発電等を手掛ける小規模多角化セグメント

期間今期前期増減率
売上高(四半期)143百万円159百万円↓
営業利益(四半期)20百万円20百万円—

事業詳細

「その他」セグメントは、認知症高齢者向け介護施設(グループホーム)の運営および介護用品の仕入・販売、ならびに太陽光発電による売電の3事業で構成される。繊維・不動産の報告セグメントに含まれない事業を集約しており、2027年3月期第1四半期の売上高は143百万円と小規模だが、営業利益20百万円を確保し安定した収益基盤となっている。

直近の概況

太陽光発電は堅調、介護用品販売は苦戦し売上減少

2027年3月期第1四半期の売上高は143百万円(前年同四半期比9.6%減)、営業利益は20百万円(前年同四半期比2.5%増)となった。太陽光発電事業の売電は堅調に推移し、グループホームも安定的に推移したが、介護用品の販売が苦戦したことで売上高は前年同四半期を下回った一方、利益はわずかに増加した。

主要プロダクト

service
グループホーム運営

認知症高齢者向け介護施設であるグループホームを運営。当第1四半期は安定的に推移し、セグメントの安定収益源となっている。

product
介護用品の仕入・販売

介護用品の仕入・販売を行うが、当第1四半期は消費者の節約志向等の影響もあり苦戦した。

service
太陽光発電による売電

太陽光発電事業における売電は当第1四半期も堅調に推移し、安定的な収益に寄与している。

成長ドライバー

  • グループホーム運営の安定推移による収益の確保
  • 太陽光発電による売電収入の安定的な確保
  • 介護用品販売の需要回復による収益貢献余地

リスク

  • 太陽光発電の売電収入が天候・日照条件に左右されるリスク、および発電設備のメンテナンス費用増加による収益圧迫リスク
  • 介護用品販売における競合激化・消費者の節約志向による需要縮小リスク(当第1四半期も販売苦戦)
  • セグメント規模が小さく(四半期売上高143百万円)、グループ全体業績への貢献度が限定的

最終更新: 2026年8月2日