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アツギ株式会社

3529東証スタンダード繊維製品

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財務

継続企業の前提に係る重要事象

2018年以降のインバウンド特需の激減、新型コロナウイルス感染症流行を契機とした働き方・服装トレンドの変化によりレッグウェア需要が減少傾向にある。円安進行・原材料費上昇・物流費高止まり・人件費上昇により製造原価が上昇し、価格調整を実施したものの営業損益の黒字化水準には至っておらず、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。対応策として高付加価値商品の拡大、中国工場の自動化投資、アセアンでの供給体制強化、政策保有株式等の売却によるキャッシュ・フロー改善を進めており、現時点では重要な不確実性は認められないと判断している。

市場

市況・需要変動リスク

当社グループの中核である繊維事業はファッション・トレンドの変化による需要減少、天候不順による季節商品の売上減少、デフレによる低価格商品の増加、海外からの低価格商品の輸入増等の市況リスクにさらされている。特にレッグウェア需要はコロナ禍以降の服装トレンド変化により構造的な減少傾向にあり、業績及び将来の計画に影響を与える可能性がある。高付加価値商品の拡大やヘルスケア・メディカル用途への参入により需要の多様化を図っている。

財務

為替レート変動リスク

当社グループは生産拠点を海外にシフトしており、外国通貨建て取引が存在するため、為替変動が取引・投資活動等の損益に影響を与える可能性がある。円安の進行は原材料費・製造原価の上昇要因となっており、既に業績悪化の一因となっている。ヘッジ取引によりリスク低減を図っているが、予測を超えた為替変動が業績及び財務状況に影響を与える可能性がある。

テクノロジー

中国集中の海外事業リスク

当社グループは主要生産拠点を中国に移管しており、中国政府による規制強化、人材確保の困難さ、人民元の通貨切上げ等のリスクが存在する。これらのリスクが顕在化した場合、中国での事業活動に支障を生じ、業績及び将来の計画に影響を与える可能性がある。リスク分散策としてアセアンでの供給体制強化を進めている。

市場

原油価格変動リスク

原油価格の乱高下に伴い、主力商品である靴下の主要原材料であるナイロン糸及び電力・重油等の購入価格が上昇し、業績及び将来の計画に影響を与える可能性がある。原材料費の上昇は既に製造原価上昇の一因となっており、収益性悪化に直結している。中国工場の自動化投資による生産効率化でコスト低減を図っている。

財務

固定資産の減損リスク

当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化により事業の収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失が発生し業績に影響を及ぼす可能性がある。継続的な営業損失の計上により収益性が低下している現状において、減損リスクは相対的に高まっている。政策保有株式等の資産売却を進めることでキャッシュ・フロー改善を図っている。

財務

貸倒リスク

販売先の状況及び過去の貸倒実績発生率による見積りに基づき貸倒引当金を計上しているが、販売先の財政状態の悪化やその他予期せざる理由により、貸倒引当金の積み増しが必要となる可能性がある。市況悪化局面では取引先の財務状況も悪化しやすく、貸倒リスクが顕在化した場合は業績及び財政状態に悪影響を与える。

法規制

製造物責任・知的財産リスク

製品の欠陥に起因する大規模な製品回収や損害賠償が発生し保険による補填ができない事態が生じた場合、または知的財産に係る紛争で当社グループに不利な判断がなされた場合、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性がある。繊維・アパレル業界では素材・デザインに関する知的財産紛争も発生しうるため、継続的な管理体制の整備が求められる。

テクノロジー

災害・感染症等による操業リスク

本社及び生産・物流拠点において災害、停電またはその他の操業中断事象が発生した場合、事業及び経営成績に著しい影響を及ぼす可能性がある。感染症の影響が長期化した場合には減産や操業停止など、グループ全体の事業運営及び業績に影響が及ぶ可能性がある。生産拠点が中国に集中していることから、現地での自然災害や政治的混乱が発生した場合のリスクは特に大きい。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年7月19日