デジタルグリッド株式会社350A
電力PF事業
DGPを通じた再エネ以外の電力取引プラットフォーム事業で、グループ売上の約85%を占める中核セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(2026年7月期第3四半期累計) | 4,357百万円 | 4,236百万円(2025年7月期第3四半期累計) | ↑ |
| セグメント利益(2026年7月期第3四半期累計) | 2,859百万円 | 2,887百万円(2025年7月期第3四半期累計) | ↓ |
| セグメント営業利益率(2026年7月期第3四半期累計) | 65.6% | 68.1%(2025年7月期第3四半期累計) | ↓ |
| DGP手数料収益(2026年7月期第3四半期累計) | 2,898百万円 | 3,393百万円(2025年7月期第3四半期累計) | ↓ |
| 外部顧客への売上高(2026年7月期第3四半期累計) | 3,041百万円 | 3,488百万円(2025年7月期第3四半期累計) | ↓ |
| その他収益(一般送配電事業者との電力精算等)(2026年7月期第3四半期累計) | 1,316百万円 | 748百万円(2025年7月期第3四半期累計) | ↑ |
事業詳細
デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)上で再エネ以外の電源を対象とする電力取引事業。需要家は初期費用・専門知識・小売電気事業者ライセンス不要でDGPを通じて発電家と直接取引が可能。当社グループは市場変動リスクを負わず、取引量に応じたDGP手数料を収益源とする。競争優位性は割安な手数料、契約形態の柔軟性、コスト構造の透明性の高い開示にある。パートナー連携拡大やカスタマーサクセス施策強化、オーダーメイド方式による価格高騰リスク抑制型電力提案など事業拡大施策を継続している。
直近の概況
売上高は前年同期比2.9%増も、セグメント利益は1.0%減と利益率が低下
2026年7月期第3四半期累計(2025年8月〜2026年4月)のセグメント売上高は4,357百万円(前年同期比2.9%増)となった一方、セグメント利益は2,859百万円(前年同期比1.0%減)と微減。DGP手数料収益が前年同期の3,393百万円から2,898百万円へ減少した一方、一般送配電事業者との電力精算等に係るその他収益が748百万円から1,316百万円へ大幅増加し、売上高全体を下支えした。パートナー連携拡大やカスタマーサクセス施策強化、オーダーメイド方式による価格高騰リスク抑制型電力提案を継続している。通期業績予想の上方修正(売上高6,595百万円、営業利益2,836百万円)の主要因の一つとして電力PF事業の収益計上が当初予算を上回ったことが挙げられている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- GX政策推進による企業の脱炭素経営・電力コスト管理ニーズの高まり
- JEPX価格ボラティリティ増大に伴う需要家の市場連動型調達受容の拡大
- パートナー企業(代理店)との連携拡大による顧客獲得コストの抑制と商談機会の増加
- AI需給管理システムの内製化による割安な手数料と高い価格競争力の維持
- インサイドセールスチーム立ち上げ・カスタマーサクセス施策強化による顧客生涯価値の向上
- 先物取引活用など調達オプション多様化によるヘッジニーズへの対応と継続率向上
リスク
- 競争環境の激化によるDGP手数料の1取引当たり単価下落(DGP手数料収益が前年同期比で減少傾向)
- 電力単年契約が基本のため年1回の契約見直しによる解約リスク
- JEPX市場価格の高騰時における需要家の電力調達コスト増加と顧客離れリスク
- 一般送配電事業者との電力精算(インバランス)が多額に発生した場合の経営成績への影響(当期は精算益が大幅増加し収益を押し上げているが変動性が高い)
- AI需給予測精度の限界に起因するインバランスリスク(ペナルティ性単価での精算)
- コアエンジニア・電力専門人材の退職・採用難による事業継続リスク
最終更新: 2025年10月30日

