事業内容
香陵住販株式会社は1981年創業、茨城県水戸市に本社を置く地域密着型の総合不動産会社。茨城県内18店舗、千葉県・東京都各1店舗の計20店舗を展開し、子会社ジャストサービス株式会社と合わせた2社グループで事業を運営する。
不動産の売買・賃貸仲介・販売を担う「不動産流通事業」と、賃貸管理・コインパーキング・太陽光売電を担う「不動産管理事業」の2セグメントを柱とし、投資家向け自社企画賃貸不動産「レーガベーネ」シリーズの企画・販売・管理受託を通じた一気通貫モデルを強みとする。2018年に東京証券取引所JASDAQに上場。
ビジネスモデル
自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズを用地取得・建設・入居者募集・投資家への販売まで一貫して手掛け、販売後は管理業務を受託することで賃貸管理戸数(2025年9月期末24,481戸)を継続的に積み上げる。フロー収益(不動産売上高6,818百万円)とストック収益(管理事業収益1,545百万円・賃貸事業収益587百万円)を組み合わせ、収益の安定性と成長性を両立する構造を持つ。
企業の強み
自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズは2025年9月期に12棟(142戸)を販売し、建築中18棟(203戸)のパイプラインを確保。販売後の管理受託により賃貸管理戸数が前期末24,481戸まで積み上がり、安定的なストック収益基盤を形成している。
売上高は2021年9月期7,799百万円から2025年9月期11,533百万円へ5期連続増収。ROEは17.7%(2025年9月期実績)と自社目標10%以上を大幅に上回り、自己資本比率34.7%と財務健全性を維持しながら高い資本効率を実現している。
茨城県内18店舗を中心に計20店舗を展開し、地域に根ざした営業活動を通じて商品開発用地の情報収集・仲介件数拡大・管理物件の入居率向上を実現。1981年創業以来40年超の地域密着営業が物件情報ネットワークの競争優位を支えている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2021期〜2025期の5期連続増収(7,799百万円→11,533百万円)から継続し、2026年9月期中間期も売上高7,772百万円(前年同期比+11.1%)と増収基調を維持。しかし営業利益721百万円(同△4.3%)、中間純利益682百万円(同△14.3%)と利益面では減益に転じた。
販管費が1,725百万円(同+13.5%)に膨張したことに加え、外部要因として資材価格高騰・住宅着工減少(2026年2月前年比△4.9%)が業界全体の収益環境を悪化させている。通期予想(売上高12,300百万円、営業利益1,203百万円)は据え置きであり、下期での挽回が前提となっている。
成長戦略
KORYO2027目標(売上高13,000百万円以上)に向けレーガベーネ拡大・ファンド・建設請負を推進。
自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズを中心に、千葉県柏市等エリアを拡大しながら物件供給を継続。2026年9月期中間期に9物件を販売し、売上高の10%超を占める「レーガベーネ柏の葉Ⅰ」の売却も2026年2月に完了。販売後の管理受託により賃貸管理戸数24,984戸を積み上げ中。
匿名組合スキームを活用した不動産ファンドの商品開発を推進。当中間期に匿名組合出資者からの払込収入330百万円を受け入れており、資金調達と商品開発を連動させる体制を構築中。収益源の多様化と資産回転率の向上を目指す。
賃貸不動産の建築請負工事の受注活動に注力し、新たな収益柱の構築を目指す。中期経営計画「KORYO2027」の重点施策として位置付けられており、管理事業との連携による一気通貫サービスの強化を図る。
コインパーキング運営台数1,587台を維持しつつ稼働率の向上を図る。当中間期は稼働率が計画を上回り、前年実績を大きく上回る結果を達成。駐車場台数9,792台の管理基盤を活用した収益最大化を継続する。
最終更新: 2026年7月17日

