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株式会社フェイスネットワーク

3489東証スタンダード不動産業

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事業内容

株式会社フェイスネットワークは、東京都世田谷区・目黒区・渋谷区(城南3区)を主要エリアとして、投資用新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズ及び高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズを自社企画・開発・販売する不動産会社である。主要顧客は富裕層個人・一般事業法人等の不動産オーナーで、金融機関・大手不動産仲介会社経由のプル型販売を採用する。

連結子会社㈱岩本組が建築工事を担い、賃貸仲介ブランド「3区miraie」による入居者募集から物件管理(PM)まで一貫して手掛ける。2026年3月期の連結売上高は32,917百万円、営業利益は5,632百万円と過去最高を更新した。

ビジネスモデル

土地仕入・企画・設計・施工・賃貸募集・販売・物件管理の全工程を自社グループで完結させるワンストップサービスにより、中間コストを削減しながら物件価値を最大化する。主収益源は竣工物件の一棟売り(不動産商品)と建築請負(建築商品)であり、販売後は不動産マネジメント事業でPM手数料を継続的に獲得する。

資金調達は金融機関借入を主軸とし、土地仕入・建築資金を賄う。

企業の強み

城南3区において300棟を超える物件開発実績を有し、地域内不動産業者から一定の知名度を獲得している。これにより有力な土地情報が集まりやすい環境を構築しており、自社設計部門によるボリュームプランを活用したスピーディーな意思決定が仕入競争力に直結している。

土地仕入から設計・施工・賃貸募集・販売・物件管理まで全工程を自社グループで管理することで、中間コストの削減と開発期間の短縮を実現している。賃貸募集・管理部門からの入居者の声を設計にフィードバックする仕組みにより、入居率維持に寄与する物件品質を継続的に確保している。

テレアポや訪問外交を行わず、大手不動産仲介会社・信託銀行・金融機関・既存顧客からの紹介・仲介によるプル型販売を採用している。2026年3月期は不動産商品22件・建築商品4件等を販売し、売上高10%超増・営業利益24.6%増を達成。

当期は売上高10%以上を占める単一顧客が存在せず、顧客分散が進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2027年3月期第1四半期は売上高4,735百万円(前年同期比60.2%増)、営業利益252百万円(前年同期は46百万円の損失)と大幅な増収増益・黒字転換を達成した。ただし会社は「主要事業である不動産投資支援事業の物件竣工時期による業績への影響が大きく、当連結会計年度においては第4四半期に竣工引渡しが集中する予定」としており、通期業績予想(売上高37,000百万円、営業利益6,300百万円)は前回公表から据え置かれている。

Q1の好調は季節要因を割り引いて評価する必要がある。

総資産は前期末比3,422百万円増加し38,009百万円となったが、これは主に販売用不動産(+3,870百万円)・仕掛販売用不動産(+1,856百万円)の積み増しによるもので、資金は借入金(短期・長期合計で+6,142百万円)で調達している。この結果、自己資本比率は前期末35.8%から29.4%へ6.4ポイント低下しており、在庫評価損リスクや財務制限条項抵触リスクの観点から今後の在庫回転・借入水準の推移を注視する必要がある。

決算発表と同日、将来のM&Aにおける株式対価活用及び資本効率向上を目的に、自己株式160,000株・取得価額100百万円を上限とする取得を決議した(取得期間2026年8月17日〜11月13日)。あわせて2027年3月期の期末配当予想は45.00円(前期42.50円)へ増配を計画しており、業績拡大局面での株主還元と資本政策の機動性確保を両立させる姿勢が確認できる。

成長戦略

NEXT VISION 2029のもと物件大型化・新ブランド展開・富裕層獲得で持続成長を目指す

入居者体験価値の向上を通じた新たな暮らし方の提案により商品力を強化し、都心部レジデンス投資への底堅い需要を取り込む。

城南3区を中心とした新築一棟RCマンションの企画開発を継続し、当第1四半期は不動産商品3件・建築商品1件を販売した。

将来のM&Aにおける株式対価活用や機動的な資本政策遂行を目的に、上限160,000株・100百万円の自己株式取得を2026年8月〜11月に実施決定。

最終更新: 2026年8月14日