事業内容
株式会社グッドコムアセットは、自社ブランドGENOVIAシリーズの投資用新築マンションを東京23区を中心とした1都3県および関西エリアで企画・開発・販売し、販売後の賃貸管理・建物管理まで一貫して手掛ける。主要顧客は国内外の法人投資家(ホールセール)および個人投資家(リテールセールス)。
2025年10月期は39棟・1,692戸を販売。2025年6月には戸建・再販事業を展開する株式会社Livenup Groupを連結子会社化し、総合不動産業への進化を加速している。
東京証券取引所プライム市場および福岡証券取引所本則市場に重複上場。
ビジネスモデル
手付金のみで仕入契約を締結する専有物件方式により先行資金を抑制しつつ物件を確保し、法人向けホールセール(私募ファンドへの複数棟一括販売含む)と個人向けリテールセールスの複数チャネルで販売する。販売後は子会社グッドコムが賃貸・建物管理を担い、ルームバンクインシュアが家賃債務保証を提供することで、累積管理戸数に連動したストック収益を積み上げる構造。
ファンド販売後もアセットマネジメント収入を獲得できる点が特徴。
企業の強み
仕入初期段階で手付金のみを拠出して仕入契約を締結する専有物件方式を主力とし、多額の先行資金なしに物件仕入を加速できる。2025年10月期は34棟・2,105戸を仕入れ、2026年10月期Q1だけで8棟・550戸を追加仕入れするなど、資金効率の高さが仕入加速を支えている。
連結子会社グッドコムが担うリアルエステートマネジメントセグメントは、2025年10月期において月末入居率9割超を毎月達成。売上高2,414百万円・セグメント利益率34.1%の高収益ストック事業を形成しており、GENOVIAシリーズの累積販売戸数増加に伴い管理戸数が継続的に積み上がる構造となっている。
2024年開始の不動産ファンド事業では2025年10月期に第3号・第4号ファンドを組成し、私募ファンド2案件・総額約270億円相当を販売。首都圏レジ3合同会社向け11,170百万円・首都圏レジ4合同会社向け15,794百万円が当期売上の49.4%を占め、大口一括販売による資金回転率最大化を実現している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2024年10月期に59,754百万円のピークを記録後、2025年10月期は54,582百万円・営業利益2,935百万円と大幅減益となった。しかし2026年10月期中間期(2025年11月〜2026年4月)は売上高29,390百万円(前年同期比53.2%増)・営業利益2,573百万円(同61.0%増)と急回復した。
主因はホールセールの法人向け販売拡大(12棟・658戸)とLivenup Groupの新規連結貢献である。外部要因として賃料上昇を背景とした不動産投資家の旺盛な投資意欲が追い風として作用している一方、金利上昇による支払利息の増加(前年同期比366百万円→152百万円から倍増)が経常利益の伸びを営業利益対比で抑制している。
通期予想(売上高79,281百万円、営業利益7,729百万円)は前期比それぞれ45.4%増・170.0%増と高い目標を掲げており、下期の販売実行が鍵となる。
成長戦略
ファンド事業拡大・M&A・仕入加速の3軸で2030年10月期売上高6,000億円を目指す
2026年10月期中間期に15棟・1,252戸の仕入を実行し、連結決算日後の仕入契約残高は総額75,804百万円に達する。手付金専有物件方式による仕入加速が売上高53%増の主要ドライバーとなっており、下期以降の販売原資が積み上がっている。
特別目的会社を活用した不動産流動化スキームによるホールセール販売が中間期売上高の約68%を占める。前連結会計年度に第3号・第4号ファンドを組成しており、私募ファンドへの複数棟一括販売チャネルの拡充が売上高拡大を牽引している。
Livenup Groupが2026年10月期中間期に売上高4,182百万円・セグメント利益275百万円を計上し、グループ第3の収益柱として機能し始めた。当中間期には三喜商事株式会社を連結子会社化し、負ののれん発生益59百万円を計上。
戸建・再販・賃貸管理の複合事業モデルによる顧客層・物件タイプの多様化が進んでいる。
建物管理・賃貸管理戸数の堅調な増加と月末入居率9割超の維持により、2026年10月期中間期のセグメント利益は528百万円(前年同期比79.9%増)と高成長を継続。GENOVIAシリーズの累積販売戸数増加に伴い管理戸数が自動的に積み上がる構造であり、フロー収益の変動を補完する安定収益源として機能している。
最終更新: 2026年7月17日

