株式会社菊池製作所3444
金属製品加工事業
試作・金型から量産・ロボットまで一括一貫体制で提供する単一セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 6,093百万円 | 5,456百万円 | ↑ |
| 売上総利益(通期) | 1,216百万円 | 1,001百万円 | ↑ |
| 売上総利益率(通期) | 20.0% | 18.4% | ↑ |
| 営業損失(通期) | △248百万円 | △520百万円 | ↑ |
| 経常損失(通期) | △113百万円 | △450百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | 103百万円 | 43百万円 | ↑ |
| 自己資本比率 | 65.4% | 59.2% | ↑ |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 505百万円 | △663百万円 | ↑ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 2,274百万円 | 2,212百万円 | ↑ |
| 1株当たり純資産 | 496.69円 | 420.05円 | ↑ |
事業詳細
精密電子機器メーカー・自動車部品メーカー等を主要顧客とし、金型設計・製作、板金加工、機械加工、成形加工、プレス加工等の多様な技術を駆使して試作製品・量産製品・金型・ロボット等を製造する。設計から量産製造までを自社内で完結する「一括一貫体制」を強みとし、顧客の市場投入迅速化に貢献する。国内拠点に加え、韓国・香港・中国(東莞)に海外連結子会社を持ち、ロボット分野ではスタートアップへの包括事業化支援も展開する。
直近の概況
売上高11.7%増・営業損失が大幅縮小し、営業CFも黒字転換
2026年4月期通期の売上高は6,093百万円(前期比11.7%増)、売上総利益は1,216百万円(同21.5%増)。販管費削減(1,522百万円→1,464百万円)も寄与し、営業損失は248百万円と前期の520百万円から大幅縮小。助成金収入253百万円等の営業外収益334百万円を計上した一方、持分法投資損失109百万円等の営業外費用200百万円を計上し、経常損失は113百万円。特別利益293百万円(投資有価証券売却益138百万円、持分変動利益75百万円等)計上により親会社株主帰属純利益は103百万円を確保。財務面では財務制限条項付きタームローンを2025年6月末に全額返済済み。投資有価証券の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が759百万円増加し、純資産は6,267百万円(前期比16.0%増)に拡大。時価ベースの自己資本比率は200.7%に上昇した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 精密電子機器メーカー・半導体製造装置向け研究開発・生産の緩やかな回復傾向の継続
- ホビー関連受注の安定化および半導体製造装置等の新規分野開拓の進展
- 助成金収入・公的資金による研究開発費の効率化(当期通期で253百万円の助成金収入を営業外収益に計上)
- 製造部門の稼働率向上・組織統合・購買ネットワーク強化によるコスト削減と売上総利益率の改善(当期20.0%)
- スタートアップとのクロスセル・包括事業化支援による受託開発・受託製造の拡大と収益機会拡大
- 財務制限条項付きタームローンの2025年6月末全額完済による財務健全化と資金繰り懸念の解消
- 2027年4月期通期で営業利益177百万円・経常利益227百万円の黒字転換を予想
リスク
- ロボット・装置関連製品においてスタートアップの量産フェーズ移行が限定的で売上計画未達リスクが継続
- 引き続き営業損失が発生しており継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が存在(ただし重要な不確実性は認められないと判断)
- 公的補助金・助成金の金額確定手続きに時間を要し、入金遅延が業績に影響するリスク
- 米国通商政策・地政学リスク(ウクライナ情勢・中東情勢)による主要顧客の開発・生産意欲および原材料調達への影響
- 精密電子機器分野における競争激化・単価下落傾向の継続
- 為替変動・株価変動による投資有価証券評価および営業外損益への影響(持分法投資損失が当期109百万円に拡大)
- 2027年4月期第2四半期累計で売上高2,576百万円(前年同期比△4.8%)・営業損失536百万円と上期は大幅赤字を予想しており、下期への業績偏重リスク
最終更新: 2025年7月23日

