トーカロ株式会社3433
溶射加工(単体)
トーカロ本体が手掛ける溶射加工の中核セグメント。連結売上高の約70%を占める。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 40,709百万円 | 39,213百万円 | ↑ |
| セグメント利益(経常利益) | 8,802百万円 | 8,868百万円 | ↓ |
| 売上高経常利益率 | 21.6% | 22.6% | ↓ |
| 設備投資額(有形・無形固定資産増加額) | 6,808百万円 | 2,712百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 2,230百万円 | 2,073百万円 | ↑ |
| 受注高 | 43,775百万円 | 40,205百万円 | ↑ |
| 受注残高 | 11,081百万円 | 8,015百万円 | ↑ |
事業詳細
トーカロ株式会社本体が行う溶射加工事業。半導体・FPD製造装置用部品、発電用ガスタービン・各種軸受類などの産業機械用部品、鉄鋼用ロール・製紙用ロール・化学プラント部品などの設備部品等を対象に、プラズマや燃焼炎を熱源として金属・セラミックス・サーメット等を吹き付け皮膜を形成する表面改質加工を提供する。生成AI・データセンター需要を背景に半導体分野が牽引し、産業機械分野も好調に推移した。
直近の概況
半導体向け好調で増収も、設備投資拡大に伴う減価償却費増加で利益率は小幅低下
2026年3月期の溶射加工(単体)は、生成AI・データセンター普及を背景とした半導体分野向け加工の旺盛な需要に加え、産業機械分野の輸送機器部品・発電設備向けも好調に推移し、売上高は40,709百万円(前期比+3.8%)と増収。一方、東京工場新棟立ち上げ等の積極的な設備投資(6,808百万円、前期比+151%)に伴う減価償却費増加や原材料・エネルギー価格高騰の影響でセグメント利益は8,802百万円(前期比△0.7%)と小幅減益。受注残高は11,081百万円(前期比+38.3%)と大幅積み上がりで先行き可視性は高い。次期(2027年3月期)の溶射加工(単体)予想売上高は46,291百万円(+13.7%)で、うち半導体・FPD向けは31,000百万円(+24.9%)を見込む。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 生成AI・データセンター投資拡大を背景とした半導体製造装置向け需要の継続的増加(受注残高8,575百万円、前期比+59.6%)
- 東京工場新棟立ち上げ等の積極的な設備投資(6,808百万円)による半導体・FPD分野の生産能力拡充
- 産業機械分野(輸送機器部品・発電設備向け)の堅調な受注継続
- 鉄鋼・エネルギー分野での新たな需要拡大と受注活動強化
- 受注残高の大幅積み上がり(11,081百万円、前期比+38.3%)による次期業績の先行き可視性の高さ
- 新規成膜プロセスの開発および新事業領域の開拓による新市場創出
リスク
- 半導体市場の在庫調整局面による一時的な需要変動リスク
- 東京工場新棟等の積極的設備投資に伴う減価償却費増加による利益率圧迫(2026年3月期に既に利益率が22.6%→21.6%へ低下)
- 米国追加関税を巡る不確実性・地政学リスクの高まりによる事業環境の不透明感
- 原材料・エネルギー価格高騰およびレアメタル・石油製品の調達リスク顕在化
- 石油化学分野・フィルム繊維分野等の一部市場での需要低迷継続リスク
- 半導体製造装置大手顧客への売上集中リスク(東京エレクトロングループ・アプライド・マテリアルズグループ等)
最終更新: 2026年7月6日

