事業内容
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、1999年にレストラン事業を開始し、2010年に持株会社体制へ移行した外食グループ。国内では商業施設・都心繁華街・専門業態の3軸で多様なブランドを展開し、海外はシンガポール・香港・米国に拠点を持つ。
CRカテゴリー(518店)、SFPカテゴリー(203店)、専門ブランドカテゴリー(325店)、海外カテゴリー(70店)の4カテゴリーで構成され、「しゃぶ菜」「磯丸水産」「えびそば一幻」「Il Fornaio」等の多彩なブランドを保有。2026年2月期の売上収益は165,449百万円に達し、連結子会社25社を擁する国内有数の外食コングロマリットである。
ビジネスモデル
各事業会社の独自性を尊重しながらグループとしての成長を目指す「グループ連邦経営」を基本モデルとする。本社が購買・経理・人事等のシェアードサービスを提供してコスト効率を高める一方、各事業会社は独立した経営判断でブランド運営を行う。
収益は直営店舗の飲食売上を主軸に、ゴルフ場・商業施設等の業務受託(コントラクト事業)も加わる。調整後EBITDAを主要KPIとし、2026年2月期は26,271百万円を計上。
M&Aによる新ブランド獲得と既存店の適正価格化が収益拡大の両輪となっている。
企業の強み
1999年の事業開始以来、SFPホールディングス、YUNARI、サンジェルマン、一幻フードカンパニー等、国内外で多数のM&Aを実行。2026年2月期末時点で連結子会社25社・1,116店舗を擁し、居酒屋・ベーカリー・ラーメン・洋食等の多業態を保有することで特定業態への依存リスクを分散している。
2025年2月期の営業活動によるキャッシュ・フローは25,991百万円(前期比11.6%増)。減価償却費15,487百万円を含む安定したキャッシュ創出力を持ち、設備投資・M&A・有利子負債返済を自己資金で賄える財務体力を有する。調整後自己資本比率も42.9%(前期41.1%)へ改善している。
JA全農連携等のコントラクト事業は当期累計23店舗の受託開始と拡大が続く。また、グループ内フランチャイズ出店をCR・SFP両カテゴリーで実施しており、初期投資を抑えながら店舗網を拡大できる仕組みを構築している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上収益は2022期78,324百万円から2026期165,449百万円へ5年で2倍超に拡大。2026期は営業利益が7,944百万円と前期(8,504百万円)から減少したが、2027年2月期第1四半期は売上収益43,277百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益3,378百万円(同10.8%増)と回復基調を示す。
外部要因として原材料価格の高止まりと人件費上昇がコスト構造を押し上げる一方、価格改定の浸透とインバウンド需要継続が客単価を支えている。調整後EBITDAは7,551百万円(前年同期7,420百万円)と増加したが、マージンは17.5%と前年同期17.8%から微低下。
通期調整後EBITDA予想は27,100百万円(前期比3.2%増)。
成長戦略
本質的価値の進化・シナジーM&A・海外拡大の3本柱で持続成長を目指す
既存店の来客数増加に向けたQSC向上と適正価格化を継続。好調業態への業態変更・改装を機動的に実施。居酒屋カテゴリーでは「磯丸水産」のアプリ集客強化と大衆酒場への業態変更を推進。2027年2月期第1四半期の既存店売上高前年比は102.8%と概ね堅調。
「日常」「定番」業態を中心にM&Aを継続実行。2027年2月期第1四半期に株式会社ロン(洋食業態「グリルRON」等、関西ドミナント強化)をグループイン。株式会社イノセンス(都内ラーメン専門店10店舗「らぁめん小池」等)の全株式取得を2026年7月14日に決定し、2026年9月グループイン予定。
北米を中心とした海外事業拡大が中期経営計画の重要な柱。米国ミネソタ州「Hazelwood Food + Drink」6店舗の事業譲受(Nova Restaurant Group LLC)を2026年7月1日に完了。
取得対価概算23.4百万USドル。既存の「イルフォルナイオ」「ワイルドフラワー」と合わせ北米事業基盤を拡充。
当社を存続会社、SFPホールディングスを消滅会社とする吸収合併を2026年7月1日付で完了。経営資源の最適配分・意思決定の迅速化・重複機能集約によるコスト効率化・多様なキャリアパス提供による人的資本活性化を推進。連結財務諸表への影響額は現時点で未確定。
最終更新: 2026年7月17日

