事業内容
ミタチ産業は1976年創業のエレクトロニクス専門商社で、当社および連結子会社9社(国内MEテック、海外M.A.TECHNOLOGY,INC.、香港・台湾・上海・深圳・タイ・インドネシア・マレーシアの現地法人等)で構成される。カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器、アミューズメント機器など幅広いエレクトロニクス製品分野を対象に、汎用IC・ダイオード・トランジスタ・システムLSI・メモリ等の半導体、抵抗器・コンデンサ・コネクタ等の電子部品の仕入販売、および電子機器組付装置の販売を行う。
セグメントは国内事業部門と海外事業部門の2区分であり、主要顧客はデンソーグループをはじめとする自動車部品メーカーである。
ビジネスモデル
国内外の半導体・電子部品メーカーから商品を仕入れ、自動車・産業機器・アミューズメント等の顧客に販売する商社機能を主軸とする。加えてM.A.TECHNOLOGY,INC.を中心に電子機器・ユニット製品の受託加工(EMS)を展開し、仕入販売とものづくり機能を組み合わせた収益構造を持つ。
売上高は顧客への商品出荷時点で計上され、売上総利益率は5.0%前後と商社特有の薄利多売型モデルである。
企業の強み
2026年5月期の販売実績のうちデンソーグループ向けが777億72百万円、全体の64.6%を占め前期比32.1%増となった。自動車部品メーカー向け半導体販売における長年の取引関係が売上拡大の中核となっている。
香港・台湾・中国(上海・深圳)・タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピンのアジア7拠点に加え米国拠点を保有し、フィリピンのM.A.TECHNOLOGY,INC.では受託加工(EMS)機能も併せ持つ。2025年7月にはインドに新規現地法人を設立し拠点網をさらに拡充した。
2026年5月期のROEは12.7%となり、中期経営計画2026の目標値10%以上を上回った。三菱UFJ銀行140億円、みずほ銀行60億円のコミットメントラインを含め取引銀行6行と総額301億14百万円の資金調達枠を確保し、財務制限条項も遵守している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2027年5月期第1四半期は売上高31,591百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益682百万円(同3.8%減)、経常利益778百万円(同7.0%増)、親会社株主純利益516百万円(同8.2%減)となった。通期業績予想は売上高115,000百万円(前期比4.4%減)、営業利益2,350百万円(同15.0%減)で変更なく、2026年5月期の大幅増収増益(売上高120,328百万円、営業利益2,763百万円)からの反動が見込まれている。
棚卸資産・短期借入金の削減が進み自己資本比率は45.9%に改善した一方、営業利益率はQ1で2.16%(前年同期2.56%)に低下し収益性は圧迫されている。
成長戦略
中期経営計画2026のもと基盤ビジネス強化・新規分野収益創出・経営基盤強化を推進
自動車部品メーカー向け半導体・電子部品販売やEMS受注の拡大を継続。当第1四半期は国内事業部門売上高が前年同期比13.7%増加し、自動車の電動化・電子制御進化に伴う需要を取り込んでいる。
工作機械関連や産業機器分野のEMS受注拡大を推進。海外事業部門は当第1四半期に売上高・利益ともに増加し、AI関連市場拡大やDX進展を背景とした受注増加期待がある。
棚卸資産・有利子負債の圧縮を進め、自己資本比率を向上。当第1四半期末で自己資本比率は43.7%から45.9%へ改善し、財務健全性強化の成果が表れている。
最終更新: 2026年10月2日

