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株式会社アールエイジ

3248東証スタンダード不動産業

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事業内容

株式会社アールエイジは、東京都および千葉県西部を主たる営業地域として、居住用賃貸マンション等の自社所有物件賃貸・サブリース・管理受託を行う「運営管理事業」と、賃貸事業用不動産の企画開発・販売を行う「開発販売事業」の2セグメントを展開する。1986年設立、2007年東証マザーズ上場(現スタンダード市場)。

近年は賃貸市場の二極化を見据え、都心部に特化した開発戦略を推進。2021年10月に株式会社BHAGコーポレーションが親会社となり、グループ体制のもとで安定的・持続的成長を目指している。

ビジネスモデル

運営管理事業では自社所有物件の賃貸収入、サブリース差益、管理受託フィーを積み上げるストック型収益を確保する。開発販売事業で企画・竣工した物件は、売却後もサブリースまたは管理受託物件として運営管理事業に流入し、管理ポートフォリオを継続拡大する循環構造を持つ。

賃貸仲介活動を通じて得たユーザーニーズを開発企画に反映させる点が独自の強みであり、売上高経常利益率の向上を経営上の重要指標として位置づけている。

企業の強み

賃貸仲介活動を通じてユーザーニーズ・賃料動向をリアルタイムで把握し、独自の企画開発力に反映させる仕組みを持つ。2025年10月期には東京都千代田区・新宿区・台東区・渋谷区等で開発用土地4区画・テナントビル・賃貸マンション2棟を取得・竣工し、都心部への集中投資を実行している。

運営管理事業は自社所有物件賃貸・サブリース・管理受託フィーで構成されるストック型収益モデルであり、2025年10月期売上高2,880百万円・セグメント利益589百万円(利益率20.4%)と、開発販売事業の変動に左右されず安定的に成長(前期比売上高+1.0%、利益+5.7%)している。

開発販売事業で竣工・販売した物件が、販売後もサブリースまたは管理受託物件として運営管理事業に継続流入する構造を持つ。2025年10月期末の運営管理事業セグメント資産は13,001百万円に達しており、有形固定資産の積極取得(同期1,715百万円)によりポートフォリオが継続拡充されている。

エンヴァリスの着眼点

2026年10月期中間期は売上高1,666百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益315百万円(同9.0%減)、経常利益257百万円(同6.3%減)、親会社株主帰属中間純利益171百万円(同1.6%減)と全利益項目で前年同期を下回った。主因は開発販売事業の売上高が260百万円(前年同期364百万円、同28.7%減)と大幅に減少したことによる。

一方、純利益の減少幅が1.6%にとどまったのは、前年同期に計上されていた貸倒引当金繰入額(24,927千円)が当期は発生しなかったことや、法人税等の減少(100,668千円→86,045千円)が寄与したためと読み取れる。

2026年10月期通期業績予想(売上高3,100百万円、営業利益469百万円、経常利益350百万円、当期純利益231百万円)は2025年12月15日発表値から変更なし。上期の進捗率は売上高53.8%、営業利益67.3%、経常利益73.6%、純利益74.2%と利益面での進捗が高い。

下期に開発販売事業の物件引渡しが集中する構造上、売上高の下期偏重は想定内だが、通期予想達成には下期に売上高1,434百万円・営業利益154百万円の計上が必要であり、開発販売事業の物件引渡し状況が鍵を握る。

2026年10月期中間期末の長期借入金(1年内返済予定含む)は9,999百万円(前期末9,686百万円)と増加が続いており、自己資本比率は30.9%(前期末31.1%)と微低下。支払利息は前年同期47,527千円から当期65,692千円へ38.2%増加しており、借入残高の増加と金利環境の変化が経常利益を圧迫している。

外部要因として金利上昇局面が続く場合、調達コストのさらなる上昇が経常利益率を下押しするリスクがある。一方、営業CFは547百万円(前年同期360百万円)と大幅に改善しており、自社所有物件の売却等による棚卸資産減少が資金創出に貢献した。

成長戦略

都心部特化の開発強化とストック型運営管理ポートフォリオの継続拡充

都心部にフォーカスした優良な賃貸事業用不動産の企画開発を継続的に推進。2026年10月期中間期において有形固定資産の取得に721,965千円を投下(前年同期1,134,767千円)し、建物及び構築物純額は6,155百万円(前期末5,654百万円)、土地は6,682百万円(前期末6,471百万円)へ拡大。

建設仮勘定408百万円が示す通り、次期以降の竣工・販売に向けた開発パイプラインが継続している。

開発販売事業で竣工・販売した物件を自社保有またはサブリース・管理受託として運営管理事業に継続的に取り込み、管理ポートフォリオを拡大する戦略を継続。品質向上・効率化を主眼にグループ一丸で取り組み、2026年10月期中間期のセグメント利益率21.7%を維持。

賃貸料収入(その他の収益)は1,153百万円と安定的に推移しており、ストック収益基盤の着実な積み上げが確認できる。

2026年10月期の年間配当予想は36.00円(第2四半期末15.00円、期末21.00円)と前期(36.00円)から変更なし。業績予想の修正なしと合わせ、株主還元方針の安定性を対外的に示している。

1株当たり中間純利益53.94円(前年同期54.82円)に対し、中間配当15.00円の配当性向は27.8%。

最終更新: 2026年7月17日