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株式会社ネクステージ

3186東証プライム小売業

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株式会社ネクステージ3186

事業内容

株式会社ネクステージは、中古車販売事業を主軸に、新車正規ディーラー事業、整備・車検、保険代理店、自動車買取・出張買取、カーコーティングを一体的に展開する総合自動車流通グループ。2025年11月期末時点で全国242拠点353店舗を展開し、国産中古車の総合店・SUV専門店「SUV LAND」・輸入車専門店「UNIVERSE」に加え、VOLVO・JAGUAR・LAND ROVER・BMW・AUDI・MINI・FERRARI・VOLKSWAGEN・BYDなど多ブランドの輸入車正規ディーラーを運営。

2025年4月には徳島県への出店により全都道府県への出店を達成。主要顧客は国内の個人自動車ユーザーで、販売から整備・買取・再購入までの生涯取引を通じた顧客囲い込みを事業の根幹に置く。

ビジネスモデル

車両販売時に整備・保険・カー用品を同時提供し、販売後も定期点検・車検・オイル交換等で顧客接点を維持。買取事業で直接仕入比率を高めオークション依存を低減することで仕入コストを抑制。

管理顧客(3年以内の取引ユーザー)の拡大が整備・保険等の附帯収益の安定的積み上げにつながる構造。新規出店による取引エリア拡大と既存店の収益性向上を両輪とし、商品回転日数の可視化・最適化で在庫効率を管理する。

企業の強み

2025年11月期末時点で242拠点353店舗を全国展開。2025年4月の徳島県への出店により全都道府県への出店を達成。2025年11月期は前期比11拠点11店舗増加し、販売台数は445,862台(前年同期比109.4%)を記録。東海北陸・関東甲信越が売上高の約58%を占める主力地域。

2025年11月期の売上高は652,072百万円(前年同期比18.0%増)、営業利益は19,597百万円(同51.4%増)、当期純利益は12,811百万円(同60.0%増)。2021期から2025期の4年間で売上高は291,263百万円から652,072百万円へ2.2倍超に拡大。

2024期に落ち込んだ収益性が2025期に大幅回復。

VOLVO・JAGUAR・LAND ROVER・BMW・AUDI・MINI・FERRARI・HARLEY-DAVIDSON・VOLKSWAGEN・BYD・MASERATIなど多数の輸入車ブランドの正規ディーラーを52拠点55店舗運営。2024年2月の株式会社エー・エル・シー子会社化、2025年1月の株式会社ONEモトーレン設立など事業譲受・子会社化による拠点獲得を継続。

エンヴァリスの着眼点

2026年11月期中間期の営業利益14,088百万円は通期予想27,600百万円の51.1%に相当し、進捗率は良好。ただし通期予想は前期比40.8%増と高い目標であり、下期(6月〜11月)に13,512百万円の営業利益確保が必要。

売上総利益率が前年同期の17.2%から16.1%へ低下している点や、デリバティブ評価損が363百万円(前年同期71百万円)に拡大している点は下期の収益変動要因として注視が必要。

2026年5月末の有利子負債(短期借入金9,607百万円+1年内返済予定長期借入金33,352百万円+長期借入金68,198百万円+社債5,000百万円)は合計116,157百万円に達し、前期末比18,364百万円増加。自己資本比率は33.1%(前期末34.9%)に低下。

財務活動CFは長期借入27,500百万円を主因に16,716百万円の流入超となっており、積極的な資金調達が続く。外部要因として金利上昇局面での支払利息増加リスクが顕在化しており、支払利息は485百万円(前年同期461百万円)と増加傾向にある。

当中間期は新規出店(総合店・SUVLAND・買取店計11店舗)を継続しつつ、販売台数は前年同期比16.0%増の255,542台を達成。一方、売上総利益率の低下(17.2%→16.1%)は新規出店コストや仕入環境の影響を示唆する。

市場環境として国内中古車登録台数は前年同期比100.2%と横ばいであり、業界全体の需要拡大は限定的。同社の成長は市場シェア拡大に依存しており、不採算店舗の管理と新規出店の収益化スピードが中長期の収益性評価の鍵となる。

成長戦略

地域一番店の実現・店舗収益性向上・人材育成・商品管理強化の4軸で生涯取引を拡大

当中間期に総合店5店舗・SUVLAND1店舗・買取店5店舗を新規オープンし、2026年5月末時点で248拠点364店舗を達成。関東甲信越・九州沖縄等の成長地域での出店を継続し、全国規模の販売網をさらに拡充する。

買取単独店(上田店・足立店)の新規出店や新規出店店舗への買取店併設を継続。直接仕入比率の向上により仕入コストを自社コントロール下に置き、粗利率改善と在庫回転の最適化を図る。

当中間期に株式会社ett・株式会社Shin・株式会社フィオレンテ・株式会社ismを新規設立し連結範囲に追加。輸入車正規ディーラー事業等の新領域への展開を通じ、収益源の多様化と顧客接点の拡大を目指す。

販売後の顧客を整備・車検・保険・買取の反復取引に誘導し、顧客生涯価値を最大化する。拠点数拡大に伴う管理顧客数の増加が附帯収益の自然増につながる構造であり、既存店の深耕が収益性改善の鍵。

最終更新: 2026年7月17日