非鉄金属事業
銅系非鉄金属のインゴット製造・販売とリサイクル原料加工・販売を2本柱とする主力事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(2026年8月期通期) | 106,031百万円 | 81,905百万円(2025年8月期通期) | ↑ |
| セグメント利益(2026年8月期通期) | 4,287百万円 | 14百万円(2025年8月期通期) | ↑ |
| インゴット販売数量増減率(2026年8月期通期) | 前期比△3.6% | - | ↓ |
| リサイクル原料販売数量増減率(2026年8月期通期) | 前期比△8.5% | - | ↓ |
| 銅期中平均円ベースCash価格増減率(2026年8月期通期) | 前期比+40.0% | - | ↑ |
事業詳細
銅を中心とした非鉄金属関連ビジネスとして、国内外から集荷したリサイクル原料を原材料に約50品種のインゴットを製造・販売するとともに、約150品種のリサイクル原料を選別・加工して電線メーカーや銅製錬メーカー等に販売する。造船メーカー・住宅設備メーカー等の国内顧客に加え、米国子会社CMX Metalsを通じた北米市場への展開も進める。グループ売上高の約99%を占める中核セグメント。
直近の概況
銅価格高騰と利鞘改善でセグメント利益が大幅改善、売上高は前期比29.5%増
2026年8月期通期の非鉄金属事業売上高は106,031百万円(前期比29.5%増)、セグメント利益は4,287百万円(前期は14百万円)と大幅増益となった。販売数量はインゴット3.6%減、リサイクル原料8.5%減と全体で前期比6.3%減少したが、ロンドン金属取引所銅期中平均円ベースCash価格が前期比40.0%高となったことに加え、米国子会社CMX Metals社の北米市場需要取り込みが功を奏し、減少した販売数量をカバーして増収増益を実現した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- データセンター建設急増・電力網増強需要・鉱山供給逼迫を背景とした銅国際価格の歴史的高騰(2026年8月期通期の期中平均円ベースCash価格は前期比40.0%高)による販売単価の押し上げ
- 円安進行(期中平均為替相場が前期比5.3%円安)による国内銅価格の一段の押し上げ効果
- 米国子会社CMX Metalsによる北米市場の旺盛なインゴット需要の取り込みと現地生産回帰の動き
- 電気自動車普及・AIインフラ拡大に伴う銅需要の趨勢的増加
- インゴットとリサイクル原料の同時取り扱いによる幅広い原料一括買い付け能力という競争優位
- 仕入れ先の拡大・取り扱い品目の見直しによる収益基盤の強化と利益率の向上
リスク
- 非鉄金属相場・為替相場の急激な変動による収益の不安定性
- 主要国の経済動向・地政学リスク・投機的売買動向による銅市況の変動
- リサイクル原料の販売数量減少傾向(2026年8月期通期は前期比8.5%減)の継続リスク
- 原材料価格高騰に伴う運転資金需要の増大と有利子負債の上昇(2026年8月期末の短期借入金は8,749百万円と前期末比1,049百万円増加)
- デリバティブ評価損の発生(2026年8月期通期で178百万円計上)など価格ヘッジに伴うコスト
- 米国の関税政策等による北米事業への影響リスク
美術工芸事業
貴金属製置物・仏像・仏具等の美術工芸品を製造販売する小規模高付加価値事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年8月期通期) | 813百万円 | 558百万円 | ↑ |
| セグメント利益(2026年8月期通期) | 152百万円 | 103百万円 | ↑ |
事業詳細
美術工芸事業は、貴金属製の置物や仏像・仏具を主な販売品目とし、高度な鋳造技術と精緻な仕上げによる付加価値の高い製品を製造販売する。精密鋳造技術による原型再現力と金工技術による仕上げ完成度を強みとし、キャラクター商品を用いた金製品の開発など企画型営業にも取り組む。EC取引も活用し販路拡大を図っており、グループ全体売上高に占めるシェアは小さいものの、安定的な利益貢献セグメントとして位置づけられている。
直近の概況
金製品の底堅い需要とキャラクター製品の好調により増収増益
2026年8月期通期の売上高は813百万円(前期比45.8%増)となり、セグメント利益も152百万円(前期103百万円)に拡大した。資産価値としての需要が根強い金製品の販売が年間を通じて底堅く推移したことに加え、新商品や人気キャラクターのライセンス製品の販売が好調に推移し、売上を大きく押し上げた。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 金製品・キャラクター製品等の資産価値需要の底堅い推移
- キャラクター製品の売上寄与による収益拡大
- 新商品開発の順調な進捗による売上増加
- EC取引活用による販路拡大
- 企画から製造引き渡しまでの一貫体制による付加価値創出
- 精密鋳造技術・金工技術を活かした高付加価値製品の提供
リスク
- グループ全体売上高に占めるシェアが極めて小さく、事業規模の拡大余地が限定的
- 貴金属価格の変動が製造コストおよび製品価格に影響を与えるリスク
- 受注生産と見込生産の明確な区分が困難であり、需要予測の精度に課題
- キャラクター商品等の企画型製品はライセンス・トレンド変化の影響を受けるリスク
最終更新: 2026年10月14日

