事業内容
株式会社クリエイトSDホールディングスは、神奈川県横浜市を本拠とし、関東・東海地方を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開するグループ持株会社である。中核子会社の株式会社クリエイトエス・ディーがドラッグストア事業(売上の約98%)を担い、医薬品・化粧品・食料品・日用雑貨品の販売と調剤を一体提供する。
介護領域では有料老人ホーム2施設・半日型デイサービス37施設を運営し、「生活・予防・医療・介護」の総合ヘルスケアサポートを標榜する。2025年5月期末時点でドラッグストア787店舗、調剤薬局455店舗(専門薬局38店舗+併設417店舗)を有し、売上高は457,093百万円に達する。
ビジネスモデル
郊外・住宅立地の小商圏フォーマットを基本とし、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策で日常的な来店頻度を確保する。調剤薬局を積極的に併設することで処方箋収益(2025年5月期:57,211百万円)を取り込み、物販と調剤の相乗効果でワンストップ利便性を高める。
設備投資は営業キャッシュ・フロー(23,625百万円)と自己資金で賄い、無借金に近い財務健全性を維持しながら毎期40〜50店舗の出店を継続する。
企業の強み
売上高は2021年5月期338,476百万円から2025年5月期457,093百万円へ5期で35%増加。営業利益も同期間に18,629百万円から22,625百万円へ拡大し、2025年5月期は前年同期比11.9%増を達成。当期純利益も14.6%増の15,685百万円と、増収・増益の継続性が際立つ。
2025年5月期に調剤薬局を37店舗開局し、累計455店舗体制を構築。調剤薬局売上は57,211百万円(前年同期比13.3%増)と全部門中最高の伸び率を記録。近隣医療機関との連携強化・各種加算算定強化により処方箋応需枚数・単価ともに堅調に推移している。
2025年5月期の営業活動によるキャッシュ・フローは23,625百万円を確保し、設備投資額21,908百万円を上回る。所要資金は全額自己資金で賄い、財務活動では配当金4,573百万円を支払いながらも純資産142,720百万円を維持。財務レバレッジに依存しない成長モデルを実現している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年5月期350,744百万円から2026年5月期497,128百万円へ5期で41.7%拡大。営業利益は同期間18,176百万円から23,970百万円へ31.9%増加。
2026年5月期は新規出店33店舗・調剤薬局28店舗開局に加え、サンエフ・八百半ホールディングスのM&A効果が売上成長を押し上げた。一方、給料及び手当の増加(前期比3,587百万円増)や減損損失1,538百万円(前期950百万円)が利益率の改善を抑制。
外部環境として継続的な物価上昇による個人消費の減速懸念があるものの、EDLP施策と調剤強化により既存店売上は前年超過を維持した。2027年5月期は売上高541,000百万円(8.8%増)・営業利益25,300百万円(5.5%増)を予想。
成長戦略
毎期30〜40店舗出店+M&A+調剤強化で2030年5月期売上高6,800億円を目指す
2026年5月期は33店舗を新規出店し期末811店舗体制を構築。スクラップ&ビルドを含む9店舗閉鎖と合わせ純増24店舗。中期計画「Next STAGE 2030」に基づき毎期継続的な出店を推進し、関東・東海エリアの高密度化と新エリアへの拡大を図る。
2026年5月期に28店舗を開局し期末490拠点体制(専門薬局48・併設442)を確立。各種加算の算定強化と医療機関連携により処方箋応需枚数・単価が堅調推移。調剤薬局売上高は前年同期比114.9%と高成長を記録しており、収益性向上の主要ドライバーとなっている。
2025年8月にサンエフ(調剤専門薬局9店舗)を子会社化・吸収合併、2025年10月に八百半ホールディングス(食品スーパー8店舗)を連結子会社化。スーパーマーケット事業売上高6,600百万円(前年比255.2%)と急拡大。M&Aを通じた店舗取得・エリア拡大・事業多角化を継続推進する方針。
2025年7月策定の中期経営計画に基づき、①成長戦略、②財務戦略、③サステナビリティ経営の推進の3本柱を着実に実行。地域社会のステークホルダーにとってなくてはならない存在として持続的な企業価値向上を図る。2027年5月期は売上高541,000百万円・営業利益25,300百万円を予想。
最終更新: 2026年7月17日

