ユニチカ株式会社3103
高分子事業
フィルム・樹脂製品を軸とする事業再生計画の中核セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 56,395百万円 | 55,393百万円 | ↑ |
| 営業利益 | 9,429百万円 | 6,000百万円 | ↑ |
| セグメント資産 | 67,932百万円 | 78,577百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 2,116百万円 | 3,204百万円 | ↓ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 2,862百万円 | 1,471百万円 | ↑ |
事業詳細
ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂の製造・販売を行う。食品包装・工業・電子材料向けフィルム事業と、自動車・電気電子部品向けエンジニアリングプラスチック・機能樹脂事業で構成。国内製造拠点に加え、P.T.EMBLEM ASIA(海外フィルム製造)、UNITIKA EUROPE GmbH等の海外販売子会社を擁する。事業再生計画において「将来性のある事業」と位置づけられ、収益力強化の中心的役割を担う。
直近の概況
電子材料需要の好調と価格改定・コストダウン効果で増収増益を達成
2026年3月期の高分子事業セグメントは売上高56,395百万円(前期比1.8%増)、営業利益9,429百万円(前期比57.1%増)と大幅増益を達成。フィルム事業では包装分野が市場停滞・海外品流入で微減となった一方、電子材料向け工業分野が好調を継続し、海外での販売戦略転換と生産性改善により収益が大きく改善。樹脂事業ではエンジニアリングプラスチックの電気電子・自動車部品向け販売が伸長し、関連会社も大きく貢献した。高付加価値・高機能製品の拡販と価格改定・コストダウン施策の効果が収益性向上に寄与した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 電子材料・半導体関連需要の継続的拡大(ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」の好調維持)
- 価格改定の効果による収益性改善(フィルム・樹脂各製品で実施)
- コストダウン施策による製造コスト低減(工場稼働率向上との相乗効果)
- 海外フィルム事業における販売戦略転換と生産性改善による収益大幅改善
- エンジニアリングプラスチックの電気電子・自動車部品向け販売伸長および関連会社の貢献拡大
- 事業再生計画における「将来性のある事業」としての経営資源集中(設備投資増加:2,862百万円)
リスク
- 海外市場での安価製品との価格競争(フィルム事業の包装分野における海外品流入)
- 自動車部品向けエンジニアリングプラスチックの需要変動リスク
- 原燃料価格の高止まりによる製造コスト上昇リスク(機能樹脂でポリエステル関連コストアップが発生)
- 為替変動リスク(海外子会社P.T.EMBLEM ASIA等の外貨建資産・収益に影響)
- 食品包装市場の停滞継続リスク(食料品価格上昇による包装需要の低迷)
- 地政学的リスクの長期化に伴う原材料価格・エネルギー価格の変動リスク
最終更新: 2026年6月25日

