事業内容
株式会社ブロンコビリーは1978年創業、愛知県を発祥とする郊外型ステーキ・ハンバーグ専門店チェーンを運営する。幹線道路沿いに駐車場完備の店舗を展開し、主に豪州産・米国産牛肉を使用したステーキ・ハンバーグとサラダバーを提供する。
2025年12月末時点でブロンコビリー146店舗、とんかつ業態14店舗、居酒屋業態1店舗のグループ合計161店舗を1都2府12県で展開。全店直営方式を採用し、東海・関東・関西・九州地区への拡大を継続している。
主要顧客層はファミリー層を中心とした郊外在住の一般消費者であり、インバウンド需要も取り込んでいる。
ビジネスモデル
全店舗を直営で運営し、フランチャイズ収入に依存しない売上高直結型の収益構造を持つ。自社ファクトリー(春日井・厚木)および子会社・松屋栄食品本舗の製造ラインを活用し、牛肉加工から野菜の毎日配送まで一貫した品質管理体制を構築。
食材の内製化により原価管理と商品品質の両立を図り、売上高経常利益率10.0%(2025年12月期)を実現している。運転資金・設備投資は全額自己資金で賄う財務健全性も特徴。
企業の強み
愛知県春日井市のファクトリーと神奈川県厚木市の関東ファクトリー、子会社・松屋栄食品本舗の製造ラインを活用。松屋栄食品本舗の当社店舗向け製造割合は6割超に達し、ステーキソース・ドレッシングの店頭販売化も実現。食材の内製化が品質安定と原価管理に貢献している。
2025年12月期末の自己資本比率は81.0%、現金及び現金同等物残高は8,862百万円。運転資金・設備投資を全額自己資金で賄い、有利子負債に依存しない財務構造を維持。営業キャッシュフローは3,366百万円を確保し、設備投資1,533百万円を大幅に上回るキャッシュ創出力を持つ。
売上高は2023年12月期23,377百万円→2024年12月期26,617百万円→2025年12月期30,219百万円と拡大。営業利益も同期間で1,644百万円→2,531百万円→2,930百万円と成長。
2025年12月期の売上高経常利益率は10.0%を達成し、外食業界の中でも高い収益性を維持している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期15,774百万円から2025期30,219百万円へ5期で約1.9倍に拡大。営業利益は2021期の赤字(△48百万円)から2025期2,930百万円へ回復・成長を遂げた。
2026年12月期第1四半期は売上高8,241百万円(前年同期比13.1%増)、営業利益1,031百万円(同93.5%増)、経常利益1,037百万円(同87.6%増)、親会社株主帰属四半期純利益693百万円(同85.9%増)と大幅な増益を記録。外部要因として外食需要の堅調推移・インバウンド需要拡大が追い風となる一方、自社の販促施策効果の持続が主因。
通期予想(売上高33,000百万円・営業利益3,000百万円)は据え置き。
成長戦略
直営出店の地域拡大・多業態育成・垂直統合強化による持続的成長
2026年第1四半期に福岡県(ゆめモール那珂川店)へ初出店し、147店舗体制へ拡大。関東・関西・九州地区への積極的な新規出店を継続し、商圏拡大による売上規模の拡大を図る。通期売上高予想33,000百万円(前期比9.2%増)の主要ドライバー。
子会社・株式会社レ・ヴァンが展開する「かつ雅」において、魅力ある商品ラインナップへの変更による客単価向上と改装等による集客効果を実施。2026年第1四半期においても収益改善・成長基盤の強化が進んでいることが確認されている。
グループ店舗向け製造ラインの拡張による商品品質向上と店舗数増加への対応に加え、外部販路拡大に向けた新たな設備投資を2026年第1四半期に実施。グループ内食材供給体制の強化と新たな収益源の開拓を同時に推進。
2026年4月10日に公表した朝日ミートの株式取得(子会社化)により、食材調達・製造体制のさらなる強化を図る。連結業績への影響は軽微と見込まれているが、業績見通しへの反映は現在精査中。統合効果の詳細は今後の開示を待つ必要がある。
最終更新: 2026年7月17日

