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株式会社ジェーソン

3080東証スタンダード小売業

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株式会社ジェーソン3080

事業内容

株式会社ジェーソンは、「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」を企業理念に掲げ、消耗頻度の高い生活必需商品の総合小売を主事業とする。1984年に埼玉県和光市で1号店を開店し、現在は千葉・東京・埼玉・茨城・栃木・群馬の1都5県に直営115店舗を展開する。

衣料服飾・インテリア、日用品・家庭用品、食料品、酒類を主要商品部門とし、食料品が売上高の約67%を占める。連結子会社として商品調達を担う株式会社スパイラル、PB飲料水製造を担う株式会社尚仁沢ビバレッジを有し、グループ3社体制で事業を展開。

東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ビジネスモデル

「エブリディ・ロープライス(EDLP)」と「ショートタイムショッピング」をコンセプトに、チラシ特売を原則実施せず恒常的な低価格を訴求する。自社開発の商品自動補充発注システム「JIOS」、自社物流センター2拠点、PB飲料製造工場(尚仁沢ビバレッジ)によりIT・物流・製造を内製化しコストを削減。

仕入先との長期関係を活かしたJV商品・スポット仕入で圧倒的低価格を実現し、居抜き物件主体のローコスト出店で固定費を抑制する。

企業の強み

商品自動補充発注システム「JIOS」、自社開発JPOSレジ、守谷・狭山日高の物流センター2拠点における配送の完全自社化、子会社尚仁沢ビバレッジによるPB飲料製造を内製化。2025年2月には新倉庫が竣工し物流体制をさらに強化。コスト削減と品質管理を同時に実現する垂直統合型の運営基盤を構築している。

栃木県の名水百選「尚仁沢湧水」を原料とするオリジナル商品「尚仁沢の天然水」および「はじける強炭酸水」は当初計画を上回る好調な販売を継続。子会社尚仁沢ビバレッジでは大幅な増産により製造原価の低減を実現し、2025年2月の新倉庫竣工で物流体制も改善。PB商品が全社業績を牽引する収益柱に成長している。

千葉・東京・埼玉・茨城・栃木・群馬の1都5県に直営115店舗を展開。2026年2月期末時点で純資産合計6,300百万円、自己資本比率は約58%と財務健全性が高く、設備投資は自己資金で賄われており財務上の課題はないと経営者が明示。営業キャッシュ・フローは589百万円の収入を確保している。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期第1四半期は売上高7,399百万円(前年同期比+7.7%)、営業利益153百万円(同+4.5%)、経常利益162百万円(同+6.0%)と増収増益を達成。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は85百万円(同▲3.6%)と減益。

固定資産除却損1,700千円の計上に加え、法人税等が前年同期64百万円から75百万円へ増加したことが純利益を圧迫。売上・営業利益の回復基調は評価できるが、最終利益の質には引き続き注視が必要。

サンモール子会社化による売上上乗せ効果が増収に貢献した一方、人件費・地代家賃・サンモール経費負担が販管費を前年同期の1,673百万円から1,806百万円へ押し上げた。通期業績予想は売上高29,000百万円(前期比+1.4%)、営業利益210百万円(同+4.5%)と据え置かれているが、第1四半期の営業利益進捗率は約73%にとどまり、下半期の費用コントロールが予想達成の焦点となる。

外部環境として物価高継続・消費者の節約志向強化が追い風となりうる一方、エネルギー・人件費コスト上昇は逆風。

2022年2月期の営業利益872百万円をピークに、2026年2月期は201百万円まで低下。2027年2月期第1四半期の営業利益率は約2.1%と依然低水準。

通期予想の営業利益210百万円は前期比+4.5%だが、2022年2月期比では約76%減の水準。JV商品仕入れ環境の好転・PB商品好調は確認されたが、販管費の構造的増加(出店・人件費・子会社経費)が利益率回復を制約しており、中期的な収益性改善シナリオの実現可能性を継続的に検証する必要がある。

成長戦略

PB商品強化・サンモールシナジー・スクラップ&ビルドによる収益回復と店舗網拡充

子会社尚仁沢ビバレッジの増産体制が定着し、安定収益を確保。2027年2月期第1四半期においても幅広い顧客層からの支持が継続し、連結業績に大きく寄与。引き続きオリジナル商品の取扱強化を推進。

当初計画通り管理体制の強化を推進しつつ、両社間での商品供給を実施。2027年2月期第1四半期においてサンモールの売上が連結に加算され増収に貢献。シナジー効果の創出を加速中。

不採算店舗の閉鎖と新規出店を組み合わせたスクラップ&ビルド方針を継続。2026年5月31日に1店舗を閉店し、直営店舗数は116店舗となった。収益性の高い店舗網への再編を継続推進。

JV(ジェーソン・バリュー)商品をはじめとした仕入れ環境が2027年2月期第1四半期においておおむね好転。独自の集荷努力による低価格調達力の回復が増収・増益に寄与しており、引き続き体制強化を図る。

最終更新: 2026年7月17日