中国生産依存リスク
輸入取引に占める中国からの輸入比率は93.4%と高く、中国の政治情勢・経済環境・人民元相場の変動が仕入コストや供給体制に直接影響する。靴については技術・資材調達面での中国優位性から代替生産地への移転が進んでおらず、リスク分散が限定的な状況にある。対応策として現地指導の本格再開や新規委託先開拓に取り組んでいるが、構造的な依存度の解消には至っていない。
為替変動リスク
オリジナル商品の輸入取引は米ドル建て決済であり、円安進行が仕入コストの上昇を通じて収益を圧迫する。2022年4月以降の急激な円安により実際に影響が生じており、向こう1年内の為替予約取引や社内基準レートの設定により安定化を図っているものの、急激な相場変動時には対応が追いつかない可能性がある。原価低減によるオリジナル商品の粗利益率維持およびタイムリーな為替取引を継続的に実施している。
金利上昇リスク
2026年3月期末時点の有利子負債残高は6,559百万円であり、連結総資産に占める比率は45.5%と高水準にある。近年の低金利環境から金利上昇局面に転じており、今後の出店・設備投資・借換えに伴う新規調達時に支払利息が増加するリスクがある。中期経営計画に有利子負債削減を掲げるとともに、長期固定金利による調達を基本方針として財務内容の改善に取り組んでいる。
商品在庫滞留・評価減リスク
靴・履物を中心にSKU数が多く、季節商品や端サイズの売れ残りが発生しやすい構造であり、販売予測を下回った場合に在庫の長期滞留や評価減が生じる。ビッグデータ分析システムによる販売予測精度の向上や単品管理による在庫の見える化、適時の売価変更を実施しているが、急激な販売減少時には社内規程に基づく評価減が経営成績に影響を及ぼす可能性がある。通信販売・店舗販売・卸販売の多彩な販売網を活用して在庫の適量水準維持に努めている。
顧客情報漏洩リスク
通信販売・店舗販売・卸販売の各事業において顧客情報を保有しており、外部漏洩や個人情報保護法違反が発生した場合、社会的信用の失墜や損害賠償責任が生じる可能性がある。プライバシーマーク取得・更新(認定番号:20000485(09))、個人情報保護委員会の設置、セキュリティ対策ソフト・ファイアウォールの導入・更新により対策を講じているが、新たなサイバー脅威への対応が継続的に求められる。
商品品質リスク
「よい商品をどこよりも安く」をモットーとするオリジナル商品において、予測しえない安全上の問題が発生した場合、販売停止・回収費用の発生に加え、ブランド信用の低下が経営成績に影響を及ぼす可能性がある。社長執行役員直轄の品質管理部を設置し、生産委託工場への技術指導・社内検品・外部検査機関による検査を実施しているが、海外委託生産の特性上、品質管理の徹底には継続的な取り組みが必要である。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

