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ホームポジション株式会社

2999東証スタンダード不動産業

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ホームポジション株式会社2999

事業内容

1989年創業、静岡県を地盤に東海・関東エリアで戸建分譲事業を展開する専業デベロッパー。2022年6月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場。

東海エリア(静岡県・愛知県)4拠点、関東エリア(神奈川県・埼玉県・東京都)6拠点の計10拠点体制で事業を運営する。企業理念「家がほしいすべての人のために。」を掲げ、用地取得からプランニング・デザインまでを自社で一貫して手掛け、周辺相場を意識した合理的な価格帯でデザイン性・品質・居住性に優れた一戸建て住宅を提供している。

2025年8月期の販売件数は461棟(東海251棟・関東210棟)、売上高は17,365百万円。

ビジネスモデル

用地取得・プランニング・デザインを自社で完結させ、建築は外部の協力業者に発注するアセットライト型の分業構造を採用。地元仲介業者ネットワークを通じた情報収集力と自社の目利き力・商品企画力を組み合わせることで、競合が敬遠しがちな形状・状態の土地も活用し、コストを抑えながらデザイン性の高い住宅を供給する。

収益は完成物件の引渡し時に売上計上される。売上高営業利益率を主要KPIとして管理している。

企業の強み

2020年より全社員参加の勉強会を開始し、2021年にデザイン戦略室を新設。「アイコニック」「ミニマル」「バランス」「奥行」「陰影」の5要素を軸に一棟一棟個性のある外観デザインを実現。設計・施工部門は男女比6:4の人員構成で、コストをほぼ変えずにデザイン性を向上させた。

各地域の地元仲介業者と密接な信頼関係を構築し、多方面から不動産情報を入手。土地情報の収集からプランニングまでを社内一貫で行うことでスピーディーな仕入判断を実現。競合他社がハードルの高い形状・状態の土地にも柔軟に対応でき、好条件の土地を適正価格で取得する仕入競争力を有する。

2024年9月にケイアイスター不動産と資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資を実施。増資により資本金・資本剰余金がそれぞれ1,000,020千円増加し、自己資本比率は前期末29.6%から39.9%へ改善。同社の設計・施工方針やグループ購買・品質管理ノウハウの活用が可能となった。

エンヴァリスの着眼点

2026年8月期第3四半期累計の売上高13,397百万円は通期予想19,000百万円の70.5%、営業利益646百万円は通期予想1,040百万円の62.1%の進捗。第4四半期(6〜8月)は例年繁忙期にあたり、仕掛販売用不動産10,504百万円の積み上がりを踏まえると、通期予想(2026年7月10日修正済み)の達成可能性は高い。

業績予想が修正されている点も、会社側の自信の表れとして評価できる。

当第3四半期累計の営業利益率は4.8%(前年同期2.8%)と大幅改善。ただし前年同期には株式交付費89百万円・移転補償金収入50百万円・減損損失47百万円等の一過性項目が混在しており、これらの剥落が利益率改善の一因。

外部要因として建材・資材価格の高止まりや金利上昇による支払利息増加(当期149百万円)が続く中、粗利率改善(売上総利益率:前年同期13.0%→当期15.3%)の持続性を継続注視する必要がある。

当第3四半期末の短期借入金は7,106百万円(前期末比1,595百万円増)、長期借入金は1,473百万円(同600百万円増)と有利子負債が急拡大。自己資本比率は35.1%(前期末39.9%)に低下。

仕掛販売用不動産の積み上げに伴う資金需要が背景だが、外部要因として金利上昇局面が続く中、支払利息(当期累計149百万円)の増加が経常利益を圧迫するリスクは引き続き注視が必要。在庫回転の加速が財務健全化の鍵となる。

成長戦略

関東シェア拡大・優良土地仕入強化・収益改善の三位一体で業績回復を加速

関東6拠点を軸に販売棟数の拡大とデザイン差別化によるシェア獲得を推進。東海エリアとの二軸体制で地域分散リスクを低減しながら成長を図る。

仲介業者ネットワークの拡充・新規開拓により資産価値の高い優良土地の仕入を積極化。当第3四半期末の仕掛販売用不動産は10,504百万円(前期末比39.3%増)に達し、次期売上への貢献が期待される。

販売活動の効率化と施工管理体制の改善により販売件数が前年同期を上回って推移。売上総利益率は前年同期13.0%から当期15.3%へ改善しており、収益構造の底上げが進んでいる。

最終更新: 2026年7月17日