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株式会社LAホールディングス

2986東証グロース不動産業

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事業内容

株式会社LAホールディングスは、2020年7月に株式会社ラ・アトレの単独株式移転により設立された持株会社。連結子会社5社・持分法適用関連会社1社を傘下に持ち、①DX新築不動産事業(収益不動産開発・新築分譲マンション)、②DX再生不動産事業(中古マンションのプレミアムリノベーション販売)、③DX不動産価値向上事業(土地価値向上・インベストメント)、④不動産賃貸事業(ヘルスケア施設等の安定収益)の4事業を展開する。

主要顧客は国内外の不動産投資家・法人・富裕層個人。東京証券取引所グロース市場のほか、福岡・名古屋・札幌の各証券取引所にも重複上場している。

ビジネスモデル

フロー型収益の柱は、都心好立地での収益不動産開発(商業ビル「A*G」・オフィスビル「THE EDGE」・高級賃貸レジデンス「THE DOORS」)と中古マンションのプレミアムリノベーション販売(1戸当たり平均357百万円)。土地仕入から商品企画・設計・建築・販売まで自社グループで完結させることで高い粗利率を確保する。

ストック型収益はヘルスケア施設等の賃貸事業が担い、安定的なインカムを提供する。金融機関からのコミットメントライン・長期借入を活用した積極的な仕入投資が成長を支える。

企業の強み

収益不動産開発では「A*G」「THE EDGE」「THE DOORS」等の独自ブランドを確立。DX再生不動産事業では1戸当たり平均販売価格357百万円(前年同期比31.3%増)を実現し、コモディティ化しない高付加価値商品で利益率を維持している。

2025年12月期に公募・第三者割当増資で7,461百万円を調達し純資産29,949百万円(前年同期比65.2%増)を達成。コミットメントライン等の極度額は前期21,724百万円から28,468百万円へ拡大し、自己資本比率29%・ROE26%と経営目標を上回る水準を維持している。

2025年12月期末の棚卸資産合計は65,386百万円。DX新築不動産事業37,083百万円(前年同期比43.6%増)、DX再生不動産事業15,211百万円(同50.5%増)、DX不動産価値向上事業13,092百万円(同14.5%増)と将来の売上計上余力が大幅に拡大している。

エンヴァリスの着眼点

2026年1Qは売上高8,103百万円(前年同期比2.8%減)、親会社株主帰属四半期純利益593百万円(同11.9%減)と表面上は減収減益だが、営業利益は1,246百万円(同6.1%増)と増益を確保。売上総利益率が21.7%→25.2%へ改善した点は、高付加価値商品へのミックスシフトが着実に進んでいることを示す。

一方、経常利益段階では支払利息が200百万円→309百万円へ急増しており、有利子負債拡大に伴う金融コスト上昇が利益圧迫要因として顕在化している点は注視が必要。

2026年1Qの売上高8,103百万円は通期予想61,000百万円に対する進捗率が約13.3%にとどまる。会社側はプロジェクト引渡し時期の偏在を理由に通期予想を据え置いているが、第2四半期以降に残り約52,897百万円の売上を計上する必要があり、引渡し計画の遅延リスクには引き続き注意が求められる。

棚卸資産70,852百万円の積み上がりは達成の裏付けとなるが、外部要因として不動産市況の急変や金利上昇による購入者の資金調達環境悪化が計画を狂わせるリスクがある。

DX不動産価値向上事業は2026年1Qに売上高2,298百万円(前年同期比33.7%減)と大幅減収ながら、セグメント利益641百万円(同104.4%増)と利益率が急改善した。インベストメント業務の販売完了が要因とされるが、売上規模の縮小と利益率の急上昇が同時発生しており、案件ミックスの変化による一時的な現象か、事業モデルの構造的転換かを見極める必要がある。

DX新築不動産事業のセグメント利益は393百万円(同43.0%減)と大幅減益であり、両事業の合計では前年同期を下回っている点も留意すべき。

成長戦略

高付加価値不動産の仕入強化・ブランド拡大・株式分割による投資家層拡充で持続的成長を追求

「プレミアム・リノベーション」「BILLION-RESIDENCE」等の高価格帯ブランドへの集中と収益不動産開発の高付加価値化を継続。2026年1Qで売上総利益率25.2%を達成しており、売上規模の拡大と利益率改善の両立を目指す。

2026年1Q末時点で70,852百万円の棚卸資産(仕掛販売用不動産43,061百万円含む)を確保済み。プロジェクト引渡し時点での収益認識モデルのもと、第2四半期以降に計画通りの引渡しを実行することで通期予想61,000百万円の達成を目指す。

2026年7月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施。投資単位引き下げによる個人投資家層の拡充と流動性向上を図る。同時に100株以上保有株主へのデジタルギフト500円分の株主優待制度を新設し、中長期保有株主の拡充を目指す。

2026年4月16日取締役会決議に基づき、取締役4名・執行役員2名・従業員2名を対象に11,700株(発行価額1株9,000円、発行総額105,300千円)の譲渡制限付株式を発行。株式分割に伴い制度上限も100,000株→300,000株へ調整し、企業価値向上インセンティブを維持。

2026年12月期は株式分割考慮前で年間配当522円(中間177円+期末345円)を予定し、2025年12月期338円から大幅増配。資本金・資本準備金の減少(計6,577百万円)によりその他資本剰余金を増加させ、配当原資の柔軟性を確保しつつ株主還元の充実を図る。

最終更新: 2026年7月17日