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株式会社ツクルバ

2978東証グロース不動産業

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株式会社ツクルバ2978

cowcamo(カウカモ)事業

中古・リノベーション住宅流通プラットフォームを運営する単一セグメント事業

期間今期前期増減率
売上高(第3四半期累計)7,902百万円(前年同期比36.6%増)5,783百万円(前年同期)
売上総利益(第3四半期累計)2,800百万円2,571百万円(前年同期)
売上総利益率(第3四半期累計)35.4%44.5%(前年同期)
営業利益(第3四半期累計)△39百万円149百万円(前年同期)
経常損失(第3四半期累計)△147百万円93百万円(前年同期)
親会社株主に帰属する四半期純損失(第3四半期累計)△84百万円0百万円(前年同期)
販売費及び一般管理費(第3四半期累計)2,839百万円2,422百万円(前年同期)
総資産7,580百万円6,141百万円(前期末)
自己資本比率25.8%29.1%(前期末)
販売用不動産(棚卸資産)3,294百万円1,642百万円(前期末)
通期売上高予想11,500百万円(前期比42.0%増)8,098百万円(前期実績)
通期営業利益予想130百万円(前期比△52.6%)274百万円(前期実績)

事業詳細

ITとデザインを融合した中古・リノベーション住宅流通プラットフォーム「cowcamo」を運営。オンラインメディアによる物件情報流通、自社エージェントによる売買仲介、リノベーションサービス、自社企画商品の開発・販売を主なサービスとして提供。主な収益源は売買仲介手数料および自社企画商品の販売収益。首都圏の中古マンション流通市場をターゲットとし、株式会社カウカモ工務店を連結子会社として施工機能を内製化している。

直近の概況

売上高は前年同期比36.6%増と高成長も、販管費増加により第3四半期累計で営業損失に転落

2026年7月期第3四半期累計(2025年8月〜2026年4月)の売上高は7,902百万円(前年同期比36.6%増)と高成長を維持。一方、マーケティング活動強化に伴う販売費及び一般管理費が2,839百万円(前年同期比17.2%増)に拡大し、売上総利益2,800百万円を上回ったため営業損失39百万円に転落。支払利息も60百万円(前年同期31百万円)に倍増し経常損失は147百万円。特別利益として新株予約権戻入益55百万円・受取補償金11百万円・受取保険金10百万円を計上。販売用不動産が前期末比1,652百万円増の3,294百万円に急増し、短期借入金・1年内返済予定長期借入金の増加で負債合計は5,539百万円に拡大。通期業績予想を修正し、売上高11,500百万円・営業利益130百万円を見込む。

主要プロダクト

platform
cowcamo(カウカモ)メディアサービス

会員向けに中古マンション・リノベーション物件の情報を提供するプラットフォーム。ユーザー蓄積→データ蓄積→物件供給増→さらなるユーザー増という自律的成長サイクルを形成する基盤。

service
エージェントサービス(売買仲介)

cowcamoプラットフォームを通じて獲得した顧客に対し、自社エージェントが売買仲介を行う。仲介手数料が主要収益源の一つ。

product
自社企画商品(リノベーション済物件の開発・販売)

中古マンションを仕入れ、リノベーションを施して販売する自社企画商品。取引あたり収益性の向上に寄与し、2025年7月期売上総利益646百万円(前期比112%増)を達成。棚卸資産(販売用不動産・仕掛販売用不動産)の積み上がりを伴う。

service
リノベーションサービス

株式会社カウカモ工務店の連結子会社化によりリノベーション施工機能を内製化。顧客の物件に対するリノベーション提案・施工を行う。

service
売主・事業者向け業務支援サービス

cowcamoプラットフォームを活用した売主・事業者向けの物件掲載・業務支援サービス。

成長ドライバー

  • 首都圏中古マンション成約件数の拡大(2026年2〜4月の3ヶ月間で前年同期比0.4%増)および成約㎡単価の上昇(2026年4月85.93万円、前年同月比5.9%増、72ヶ月連続前年同月超え)
  • 新築マンション価格の高止まりを背景とした中古マンション流通の中長期的拡大
  • リノベーションに対する顧客認知の高まりによる中古・リノベーション住宅セグメントの拡大
  • cowcamoプラットフォームを起点とした自律的成長サイクル(ユーザー蓄積→データ蓄積→物件供給増→さらなるユーザー増)
  • 自社企画商品の拡大による取引あたり収益性の向上
  • 株式会社カウカモ工務店の連結子会社化によるリノベーション施工機能の内製化
  • 第三者割当増資(2026年4月、新株式320,400株発行)による資本基盤の強化

リスク

  • 棚卸資産(販売用不動産3,294百万円・仕掛販売用不動産1,819百万円)の急増による運転資金需要の拡大と借入依存度の上昇
  • 販売費及び一般管理費の増加が売上総利益を上回り、第3四半期累計で営業損失39百万円に転落するなど収益性悪化リスク
  • 短期借入金2,452百万円・1年内返済予定長期借入金1,894百万円への依存度上昇(自己資本比率25.8%、前期末29.1%から低下)
  • 金利上昇局面における支払利息の増加(第3四半期累計60百万円、前年同期31百万円から倍増)
  • 急速な物価上昇による購買力低下・消費者心理悪化を通じた個人消費への影響
  • 元代表取締役に関するコンプライアンス上の疑義事案に伴うブランド・信頼性へのリスク(特別調査費用等10百万円を第3四半期累計に計上)
  • 競合他社による類似サービス参入リスク(不動産ポータル・仲介・リノベーション各領域からの統合型サービス展開)
  • 通期営業利益予想130百万円の達成には第4四半期単独で約169百万円の営業利益が必要であり、達成ハードルが高い

最終更新: 2025年10月29日