株式会社オカムラ食品工業2938
養殖事業
青森・デンマークでサーモンを養殖し国内外に販売する、グループ成長の中核川上事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(第3四半期累計) | 5,604百万円 | 5,261百万円 | ↑ |
| セグメント利益(第3四半期累計) | 539百万円 | 742百万円 | ↓ |
| 外部顧客への売上高(第3四半期累計) | 2,887百万円 | 2,860百万円 | ↑ |
| 公正価値評価損益(IAS第41号、売上原価への影響) | △307百万円 | 記載なし | ↓ |
| 公正価値評価損益を除いたセグメント損益 | 231百万円 | 記載なし | — |
事業詳細
青森県深浦町の日本サーモンファーム株式会社(国内)とデンマーク子会社Musholm A/S(海外)でサーモントラウトを養殖し、成魚・魚卵を国内外に販売する。国内では孵化から養殖まで一気通貫の生産体制を構築。デンマークでは魚卵採取を主目的とする。グループ内の国内加工事業・海外加工事業への原料供給も担う垂直統合型の川上事業。IFRSを採用する海外子会社を含むため、IAS第41号に基づく公正価値評価損益が損益に含まれる。
直近の概況
国内は販売単価上昇・コスト低下で改善も、海外の生育不良・単価低下でセグメント利益は前年同期比27.3%減
当第3四半期連結累計期間(2025年7月~2026年3月)において、国内養殖事業は販売単価の上昇と規模拡大によるコストメリットで製造原価が低下した一方、海外では海面養殖場における生育不良・相場影響による販売単価低下等により利益率が低下した。IAS第41号に基づく公正価値評価損益(売上原価△307百万円)を含むセグメント利益は539百万円(前年同期比72.7%)。地方自治体との養殖場適地開発協力強化や中間養殖場・新規バージ船の導入に向けた設備投資は順調に進捗している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 国内中間養殖場の新設・拡張投資(泊川中間養殖場着工等)による生産キャパシティ拡大(中期目標12,000トン)
- デンマーク子会社Musholm A/Sの先進技術移転による国内養殖効率の向上(屋外循環式高密度生産システム・給餌用バージ船導入)
- 魚卵(いくら)販売価格の上昇トレンド(北海道秋鮭不漁等による国内材料不足を背景とした相場上昇)
- 地方自治体との養殖場適地開発協力強化による新規養殖適地の確保
- グループ内垂直統合による安定的な原料供給と加工事業・卸売事業との連携強化
リスク
- ノルウェー産アトランティックサーモンの供給増による生鮮品の販売量・価格への競合圧力
- デンマークにおける環境規制強化・新規ライセンス未発行による海外養殖規模拡大の制約
- IAS第41号に基づく生物資産の公正価値評価(正味売却価額・生存率の見積り)による損益の変動リスク
- 海面養殖場における生育不良・天候不順・疾病等の自然リスクによる育成不振・生産量変動リスク
- 養殖設備投資に伴う借入金増加と金利上昇リスク
- 為替変動(デンマーク子会社の外貨建取引)による損益への影響
- 相場影響による販売単価低下リスク(海外養殖事業における価格変動)
最終更新: 2025年9月25日

