原材料の調達・価格変動リスク
白菜・胡瓜等の国産野菜を主原料とするため、猛暑・多雨・日照不足等の異常気象により生育不良が発生した場合、必要量の確保困難による販売機会損失や仕入価格高騰・歩留まり悪化による製造コスト増加が生じる。近年は地球温暖化の影響で異常気象の発生頻度・規模が拡大しており、仕入価格の高止まりが長期化した場合には利益率の長期低下や営業損失に陥る可能性がある。契約栽培・産地分散・製品構成調整等の対策を講じているが、コスト増加を完全に吸収できない場合は業績・財務状況に影響を及ぼす。
特定得意先への高い依存リスク
株式会社セブン&アイ・ホールディングスグループへの売上依存度は2025年2月期で26.6%(金額11,046百万円)と高水準であり、うちセブン-イレブン・ジャパン向けが6,637百万円(16.0%)、イトーヨーカ堂向けが2,521百万円(6.1%)を占める。当該取引先の経営施策や取引方針の変更が生じた場合、売上に直接的かつ大きな影響が及ぶ可能性がある。安定的な取引確保に努めているものの、単一グループへの集中リスクは構造的に継続している。
食品安全・風評リスク
JFS-B規格の活用やフードディフェンス等の取り組みにより食品安全確保に努めているが、原材料・製造工程における想定外の問題発生や、当社グループと直接関係のない社会全般の食の安全問題による風評被害が生じた場合、企業・ブランドイメージの低下を招く。消費者の購買意欲低下を通じて製品売上の減少につながり、業績・財務状況に影響を及ぼす可能性がある。食品メーカーとして最も根幹に関わるリスクであり、対応の遅れは取引先との関係にも波及しうる。
業績の季節変動リスク
主要製品の販売動向や原材料仕入価格の影響により、第1・第2四半期に利益が偏重する傾向がある。2025年2月期は第4四半期の営業損益が△32百万円と赤字となり、通期営業利益1,278百万円に対して第1・第2四半期合計で87.3%を占めた。下半期の需要低迷や原材料コスト上昇が重なった場合、通期業績が大幅に下振れするリスクがある。
設備投資計画の遅延・未達リスク
全国への製品供給体制強化のため新工場設立や既存工場の生産設備更新を実施しているが、設備投資が計画通りに進まない場合や想定規模の生産数量拡大が図れない場合、販売機会の損失が生じる。また、減価償却費の負担増加による利益率低下が業績・財務状況に影響を及ぼす可能性がある。固定費の増加が先行する構造上、需要の下振れ時には収益性が大きく悪化するリスクを内包している。
固定資産の減損リスク
多くの固定資産を保有しており、工場等の収益性や保有資産の市場価格が著しく低下し回収が見込めなくなった場合、減損損失の計上を余儀なくされる。設備投資の拡大に伴い固定資産残高が増加している中、事業環境の悪化や需要減少が重なると減損リスクが高まる。減損損失の計上は一時的に業績・財務状況に重大な影響を及ぼす可能性がある。
のれん減損リスク
企業買収に伴い発生したのれんを計上しており、事業価値やシナジー効果を反映したものと位置付けている。しかし、事業環境や競合状況の変化等により期待する成果が得られない場合、のれんの減損損失計上を余儀なくされ、業績・財務状況に影響を及ぼす可能性がある。買収後の統合プロセスや市場環境の変化が想定を下回った場合のリスクとして継続的に管理が必要である。
海外生産委託リスク
韓国等の海外企業に一部製品の生産委託を行っているが、不測の景気変動・政治的問題・食品安全問題・感染症流行等が発生した場合、委託先の生産停止や遅延による販売機会の損失、製造・物流コストの上昇による利益率低下が生じる可能性がある。信頼できる委託先の選定に努めているものの、地政学的リスクや感染症リスクは外部要因であり完全な制御が困難である。
法的規制強化・コンプライアンスリスク
食品衛生法・製造物責任法・廃棄物処理法・水質汚濁防止法・不正競争防止法等の多様な法令の適用を受けており、既存規制の強化や新規規制の導入により事業活動が制限される可能性や新たな設備投資等のコスト負担が生じる可能性がある。また、法令違反を含むコンプライアンス上の問題が発生した場合、対応費用の増加により利益率が低下し、業績・財務状況に影響を及ぼす。遵守体制の構築に取り組んでいるが、規制環境の変化への対応が継続的に求められる。
自然災害・感染症による事業継続リスク
日本全国に工場等の事業拠点を有しており、大規模地震・台風等の自然災害や新型コロナウイルス感染症等の感染症流行により、事業拠点または近隣の社会インフラが甚大な被害を受けた場合、仕入先からの調達遅延・停止、工場における生産遅延・停止、販売機会の損失等が生じる可能性がある。事業継続計画(BCP)を策定しているものの、想定を超える規模の災害発生時には業績・財務状況に重大な影響を及ぼすリスクがある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月23日

