原材料調達リスク
主力のスリミ製品の主原料であるスケソウダラのすり身等の水産資源について、漁獲規制強化や国際的な需要変化による供給減、原油需給逼迫に伴う包装資材価格上昇等により調達コストが増加する可能性がある。対策として子会社・紀文産業への調達機能集約や複数ルート確保、戦略的パートナーとの関係強化によりサプライチェーンの安定化を図っている。
気候変動リスク
年平均気温の上昇や気象災害の激甚化によりサプライチェーンの途絶や消費者購買行動の変化が生じる可能性があり、将来的な炭素税導入等の規制強化も事業コストに影響を及ぼす可能性がある。TCFD提言に基づく影響度分析と情報開示に取り組み、リスク低減・適応策を推進している。
食品安全性リスク
提供商品に品質問題が発生した場合、消費者への健康被害に加え社会的信用の失墜、商品回収・損害賠償費用の発生により業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。2025年9月に発生した自主回収事案を教訓に、HACCPに基づく衛生管理・食品安全マネジメントシステム認証取得・新商品開発プロセスにおける安全性評価の仕組み整備等、品質衛生管理体制のさらなる強化を図っている。
業績の季節変動リスク
主力のスリミ製品・惣菜は第3四半期(10月〜12月)に需要が集中し、2026年3月期では同四半期の売上高35,848百万円・営業利益3,070百万円に対し第2四半期は売上高23,989百万円・営業損失773百万円と季節格差が大きい。第1・第2四半期は外部環境変化の影響を受けやすく、春夏商品開発・海外販売拡大等で通年の事業拡大を推進している。
感染症発生リスク
新型コロナウイルスをはじめとする大規模感染症の世界的流行が発生した場合、社員感染による工場操業停止やサプライチェーンの停滞により売上低下と原価上昇が生じる可能性がある。衛生管理の徹底、リモート会議の推進、テレワーク・時差出勤等の効率的な事業運営体制を整備している。
自然災害リスク
千葉県・神奈川県・静岡県・岡山県・北海道に立地する主要製造拠点において大規模地震や想定超の水害が発生した場合、工場操業停止による売上減少、設備修復費用の発生、物流停滞等が生じる可能性がある。事業継続計画(BCP)を策定し、非常事態時の迅速な供給体制整備に努めている。
為替レート変動リスク
海外からの原材料調達および海外での製造・販売・輸出入取引を行っているため、予測を超える急激な為替変動が生じた場合に業績に影響を及ぼす可能性がある。円建て取引の活用や為替予約取引によりリスクをヘッジしている。
退職給付会計変動リスク
確定給付型を中心とした複数の退職給付制度を有しており、年金資産の運用状況や退職給付債務の変動により多額の退職給付費用発生や純資産額の減少が生じる可能性がある。定期的な資産運用方針・運用機関の見直しおよび数理計算上の前提条件の毎年度見直しにより影響の低減を図っている。
情報セキュリティリスク
高度化するサイバー攻撃によりシステムが停止・混乱した場合や、オンラインショップへの不正アクセスにより個人情報が外部漏洩した場合、事業停止・訴訟費用発生・社会的信用低下による販売悪化が生じる可能性がある。サイバー攻撃対策・従業員教育訓練の実施、個人情報管理規程・情報セキュリティガイドラインの制定・運用により対応している。
借入依存度リスク
2026年3月期の借入依存度(長期借入金・短期借入金・社債の総資産比)は31.1%であり、今後予期せず金利水準が上昇した場合には希望条件での資金調達が困難となり支払利息が増加する可能性がある。金利動向に応じた固定・変動金利の選択や金利スワップ等のデリバティブ活用、中計2026における財務体質強化の推進によりリスク低減を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

